黒龍を討ち損ねたリンク(厄災)が、ダンまち世界に出現したようです。   作:さぬきのみやつこ

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約2300文字


(╹◡╹)つバクダン花

ロキの私室

「遠征が終わった後も、なんかいろいろやったったみたいやけど、リンクに振り回されたみたいやな?」

 

遠征あとの思いつき強化合宿から帰還した次の日、神ロキにステイタスの更新を願いでた。“超凡夫”それが神々が俺につけた二つ名だったっす。スキルもない、魔法もない、これだけは一流だと誇れる武芸もなければ、全てにおいて平凡な自分に付けられた名前

 

「まあ、リンクのことや意味はあったんやろ?・・・おめでとさんやラウル。」

 

それでもあの人は、自分のことを笑わなかった。

 

『え?スキルが出ない?いいじゃん!スキルがないってことは、好きな戦闘スタイルで戦えるってことだろ?・・・そりゃあ、あれば便利だろうけどさ、変なスキルがついても嫌じゃん!今のお前は“可能性の塊”なんだよ!』

 

その言葉に何度も救われた。状況に応じて武器を持ち帰る戦闘スタイルは、今の自分に目指すべきところを教えてもらった気がした。

 

「ランクアップや。おまけに魔法もついとるで、」

 

強化合宿は確かな意味があった。

あの人の言葉を信じてよかった。・・・今だけは、心からそう思う。

 

ラウル・ノールド(ヒューマン)

Lv.5

力:I0

耐久:I0

器用:I0

敏捷:I0

魔力:I0

 

発展アビリティ

狩人:G

対異常:F

逃走:G

収納:I

 

魔法

・【スクラビルド】

道に落ちている小石からモンスターのドロップアイテムまで、武具に対しての合成をその場で行える。

 

スキル

 

「発展アビリティは一つしかなかったからそれにしといたで。効果にかんしては、リンクも持っとる奴やし、本人から体験談でも聞きや。・・・1番驚いたのは魔法やな、これはリンクの一点物の魔法と思うとったからな・・・これに関してもリンクに聞くのが1番やと思うで!」

 

・・・なんか、訳の分からないのが増えたっす。

 

 

 

翌朝の中庭

 

「それでは、発展アビリティ“収納術”と魔法“スクラビルド”について講義と実演を始めていきます。」

 

「お願いするっす‼︎」

 

何事も経験と言うが、教えてくれる人がいるといないのでは大きな違いと思い、リンクさんに講師をお願いをした翌日のこと。朝イチで叩き起こされ、畑仕事を手伝わされてから講義は始まった。

 

「ここに、リンゴが999個ある。・・・入るだけバックパックに詰めろ。」

 

「・・・普通に10個ぐらいが限界じゃあないっすか?」

 

目の前に山積みにされたリンゴを見て、冷静にツッコミが出た。

 

「・・・潰すつもりで詰め込んでみろ。」

 

「やってみるっす・・・・・・・・・信じられないっすけど、99個入ったす。」

 

全部は入らなかったが、普通に入らないはずの量のリンゴが、バッグパックの中に消えてしまった。それをしたのが自分ということに信じられず、口をポカーンと開けていると次は別の種類の野菜や武器が山積みにされる。

 

「1種類ずつだ、詰め込んでみろ。」

 

明らかに入らない。そんな反論はさっきのリンゴで潰されていた。

 

「・・・全種類、99個ずつ入ったっす。」

 

物理的な法則などお構いなしの軌跡が起こり、ふと思い出す。

 

「リンクさん・・・普段持ち歩いてる大量の物資って、ポーチがマジックアイテムだからじゃなかったんっすね?」

 

「ああ、フィンは知っているが、ややこしいからマジックアイテムってことにしておいたんだ。・・・みんなには、内緒だぞ?特にアイズには。・・・遠征のたびにジャが丸くんを詰め込まれたら、堪らんからな。」

 

この後聞いた収納術法則では、現段階では同じ物は99個まで、違う物なら何種類でも詰め込める。出したいものはいつでも出せる。の説明にいろいろ疑問はあったけど、とりあえず詰めれば入るってことは勉強になったっす。

 

「さて、次は“スクラビルド”だな・・・といっても説明文どおりだ。」

 

「っすよね〜、剣とかそのまま使えばいいですし、使い道あるっす?これ、」

 

「ところがどっこい、これが意外と便利なんだよな〜・・・これ、両方持ってみろ。」

 

そう言って、リンクさんは目の前に同じ大剣を2本取り出した。

言われるがまま持つ、どちらも普通の大剣だ。

 

「今、持って剣の重さは2本分だよな?今度は1本だけ持って、もう1本の剣をスクラビルドしてみろ。」

 

魔法を使うと持っている大剣の先端に引き寄せられらように、もう一方の大剣がくっつくいた。そこであることに気づく。

 

「あれ?2本なのに1本の時の重さと変わんないっすね?」

 

「そう!重さが変わらずに武器のリーチが伸びた。他にも、槍に槍を付ければもっとリーチの差は広がるし、発動と解除のタイミングを使いこなせば、戦闘を自分のペースに持ってこれる。」

 

「そう聞くと便利っすね?他にはなんかあるっすか?」

 

「そうだなぁ・・・特殊効果のある矢を作ったり、盾に付ければ大きな板でも持ち運びが楽だったり割と色々できるな・・・ひとつ便利な技を教えておこう。」

 

「便利技っすか?」

 

ソーソー(╹◡╹)

バクダンハナアゲルカラ(╹◡╹)つバクダン花

タテニツケテミテ(`・ω・´)

 

「っす!“スクラビルド”っと・・・出来たっす。」

 

ハナヲシタニシテ(╹◡╹)

タテヲオモイキリフンヅケル‼︎(*⁰▿⁰*)

 

「こうっすか?・・・え?(カッ!ボンッ!)」

 

タカクトベル(≧∀≦)

 

「絵文字出てきたから絶対なんかやるとおもったっすぅーーーーーーーーーーー‼︎」

 

ゴメン、ワザパクラレテ(╹◡╹)

ジェラシーカンジテ( ・∇・)

ツイ( ̄^ ̄)

 

この後、リンクさんは団長に叱られたっす。

この人に師事を仰いだのは、やっぱり間違いだったかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

「進めども進めども終わりがありませんね。・・・‼︎またモンスターですか⁉︎・・・?襲ってこない?・・・ダンジョン?ゼノス?ガノンの支配から逃れた魔物、ということですか?・・・いえ、私はモンスターではなく・・・はい、“ミネル”と申します。

 

 

 




読んでくれてありがとうございます。
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