天と地の居木   作:木檜 煌人

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第6話

 

 

 

(ザッ…ザッ…ザッ……)

 

 

 

「…………」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「…ここじゃよ。」

「ちょいと待っておれよ…」

 

 

 

(…ギッ…ギシッ…ギイィィ…)

 

 

 

「…ほれ。」

「階段は狭いから一人ずつ気を付けて入れよ。」

 

 

 

(カッ…カッ…カッ…)

 

 

 

「…………」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「各々に好きなところに座ってくれ。」

 

 

 

「………」

「……ねぇ?」

 

 

 

「なんじゃ?」

 

 

 

「おじさんは「弾丸」ってのは作れる?」

 

 

 

「弾丸かぁ…」

「久しく作っておらんが、いったいなんに使うんじゃ?」

 

 

 

「ウィルスの銃の弾丸を強くしたくて…」

 

 

 

「今使ってる弾丸だと?」

 

 

 

「全然だめ。」

「今の弾丸だと、怪物に致命傷を与えることができなくて…」

 

 

 

「なるほどのぉ…」

 

 

 

「どれ…」

「今使ってる弾丸と銃をワシに見せてくないか?」

 

 

 

「はぃ……」

 

 

 

「ふむ。」

「M94かぁ…」

「…それに、見たこともない装備と装飾。」

「これ程のものをお主はどこで?」

 

 

 

「この銃は自分が住んでいる惑星では兵士皆持ってて、各々にカスタマイズをして愛用してます。」

「自分はこのM94に、速射性能と一撃のダメージ性能を合わせ、戦場での擬態性能も確保出来るようにカスタマイズを…」

 

 

 

「なるほどのぉ…」

「……弾丸の方は?」

 

 

 

「弾丸は、P388と共通で使用出来るように、火薬量を少なくし、消音効果を持たせつつ弾頭を長く鋭くしてます。」

「火薬量が少ないので、初発と射速がM94の通常弾丸と比べると劣りますが、弾頭が長く鋭いので対象に深くまで刺さり、致命傷を与えることが出来るかと思って…」

 

 

 

「う~ん…」

「つまりだな。弾丸の火薬量が少ないから近距離までしか飛ばず、尚且つ速度も遅い為に深くまで刺さらない…」

「深くまで刺さらないことのリカバリーとして弾頭の長さを長く鋭くして少しでも奥に…と言うことじゃな?」

 

 

 

「はぃ…」

 

 

 

「ふむ……」

 

 

 

「どう?おじさん。強くできそう?」

 

 

 

「…正直言って、今の弾丸だと、近距離で尚且つ鱗がない相手にしか効かないし、貫通させるのも到底無理じゃ。」

 

 

 

「じゃぁ…」

 

 

 

「う~ん…」

「…強く出来ないこともない。」

「じゃが、それには条件がある。」

 

 

 

「!…??」

 

 

「その条件とは?」

 

 

 

「一つ。銃本体を改良するからその間の武器が無くなる。」

「ニつ。改良するのはあくまで銃本体であり、弾丸は新しく作ることになる。」

「三つ。改良した銃と弾丸を扱えるかは、ウィルス本人次第。」

「四つ。近距離では使用できなくなる。」

「最後に、一晩楓をワシに貸し出すこと。」

「これらを受け入れることが出来るなら、ウィルスの要望は聞き入れてやる。」

 

 

 

「本当ですか?」

「けど、楓が居ないと…」

 

 

 

「ガッハハハ。」

「そぅ困った顔をするな。」

「取って食いやせんよ。」

「…そうじゃろ?楓。」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「…この前は下半身じゃたから、今日は上半身じゃな。」

 

 

 

「……変態じじぃ……」

 

 

 

「…………」

「では…お願いします。」

 

 

 

「よし。わかった。」

 

 

 

「後、出来上がるまでの間は…」

 

 

 

「おぉ。そうじゃった。」

「出来上がるまでの間は、この「店」と廊下で繋がっておる「訓練所」で腕を磨いておくと良いぞ。」

「銃や弾丸も気にせずどれでも使ってくれていいからのぉ。」

「ガハハハ…。」

 

 

 

「でわ。」

「ワシは早速仕事に取りかかるかのぉ。」

 

 

 

「楓…?」

 

 

 

「…いいのよ。」

「ウィルスが少しでもこの「球体」の怪物を倒したくれるなら、私の身体の一つやニつくらいは…」

 

 

 

「…すまない。」

 

 

 

「気にしないの。」

「それより、折角作ってもらうんだから、自分の物にしてちゃんと狩ってよね。」

「じゃないと、私の月乃があなたの四肢を切り落とすわよ。」

 

 

 

「あぁ…。」

 

 

 

「じゃ~また後でね。」

 

 

 

「あぁ。」

 

 

 

「それと、お風呂と寝室はここの下だから迷わないでね。」

 

 

 

「…あぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

(カァ~ン…カァ~ン…)

(ウイィィィィ~ン)

(カァ~ン…カァ~ン…)

 

 

 

「…………」

 

 

 

(カァ~ン…カァ~ン…)

(カァ~ン…カァ~ン…)

 

 

 

 

 







「弾丸」
M94で使用しているP388との共通品。
火薬が少ないのはP388にも使用するため。
リコイルを少なくし、連射速度、消音効果を図り、弾頭を長く鋭くしたため、対人間には効果抜群。
しかし、射速と貫通力が乏しくなった。

「M94」
元々のベースはM14アサルトカービン。
扱いやすく取り回しに優れ、色んなカスタムパーツが出ている。
その中でウイルス自身がカスタマイズを施したのがM94。
迷彩柄を施し、対近距離用にショットガン式グレネードランチャーを装備。
総弾数は18発。

「P388マテリアルライフル」
M94の弾丸を使用するが、多段式火薬を弾丸とは別に装填し、発砲時の威力、貫通力、射速等をリカバリー出来る超遠距離狙撃銃。
600メートル先の対象も容易く射ぬける精度。
しかし、取り回しが悪く、重量もあり、排莢に難がある。
スコープの倍率は6倍。
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