天と地の居木   作:木檜 煌人

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第8話

 

 

 

 

(…バァン…バァン…)

 

 

 

 

「違う!」

「構えたら、相手の急所のみを狙う。」

 

 

 

「…はぃ!」

 

 

 

「いいか。」

「外に出たら、残弾は無限じゃない。」

「総残弾数を頭に叩き込め!」

 

 

 

「はぃ!」

 

 

 

「今使ってるP388は、総残弾数は6発だ。」

「一発一発で相手は6体も倒せるんだぞ!」

「今の撃ち方じゃ3体しか倒せん。」

「そんなんじゃ、残りの奴に食われちまうぞ!」

 

 

 

「はぃ!」

 

 

 

「もっかい!」

「スコープを覗いた瞬間に相手の弱点をマークし、撃ち抜く。」

 

 

 

「はぃ!」

 

 

 

 

(…バン!)

(…バン…バン…)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…おはよう。」

 

 

 

「……おはよう。」

 

 

 

「ウィルス…」

「昨日は遅くまで?」

 

 

 

「あぁ。」

「たっぷり鍛え込まれたよ。」

 

 

 

「それは良かった。」

 

 

 

「…良かった?」

 

 

 

「えぇ。」

「だって、少しでも強くなったら、私を守れるでしょ?」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「それに、ジョンの仇を打つんでしょ?」

 

 

 

「どうしてそれを?」

 

 

 

「ふふ。」

「寝言で言ってたわよ。」

「「ジョン…すまない…」って。」

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おじさん、おはよう。」

 

 

 

 

「…おはようございます。」

 

 

 

「おぉ。」

「二人とも良く眠れたか?」

 

 

 

「はぃ!」

 

 

 

「それは良かった。」

 

 

 

「えっと…」

 

 

 

「???」

「おぉ!そうじゃった。」

「特訓するのに必死で忘れとったわぃ。」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「ほれ。」

「頼まれとった「銃」と「弾丸」じゃ。」

 

 

 

「…ありがとうございます。」

 

 

 

「いいか。」

「M94の時は総残弾数は18発じゃったが、それは25発だ。」

「マガジンも前より大きく、銃本体も大きく射程も延ばしておる。」

「問題だった威力も、射速も、弾丸軌道も以前とは全然違う別もんだ。」

「間違えても、近距離では撃つなよ。」

「鼓膜が破けるぞぃ。」

 

 

 

「じゃ…近距離には?」

 

 

 

「…これを使うがよい。」

 

 

 

「!!!」

「これは?」

 

 

 

「お主が銃本体のグリップに着けておった「ショットグレネード」を近接用に改良したんじゃ。」

 

 

 

「…………」

 

 

 

「今までのショットグレネードだと、総残弾数は一発じゃったろ?」

「それを3発に改良し、尚且つマガジンは7発まで入るようにしつつ、リコイルを抑え、銃身をギリギリまで切り詰め、超近接でもすぐに構える様にしてある。」

「それに、給弾は自動式じゃ。」

「一回一回スライドをする必要性もない。」

 

 

 

「………すごい…」

 

 

 

「そうじゃろ?」

「ワシの手にかかれば、こんなのは朝飯前じゃ。」

「ガッハハハ。」

 

 

 

「…ウィルス……」

 

 

 

「あぁ…」

 

 

 

「おじさん…いや、親方!」

 

 

 

「なんじゃ?」

 

 

 

「…このご恩は必ず返します。」

「この銃で怪物を倒し、彼女も必ず守ってみせます。」

「本当にありがとうございます。」

 

 

 

「…ありがとう。」

「おじさん…」

 

 

「良いって事よ。」

「ガッハハハ…。」

 

 

 

「さぁ。行こう。」

「ジョンの仇…」

 

 

 

「えぇ。」

 

 

 

 

 

 







*今回は解説はなしになります。
(ほとんど作中にて執筆した為。)

尚、次話からは登場する怪物が増え、戦闘シーンもある為、解説が及ばない場合もありますが、ご了承頂けたら幸いです。

でわ。
次回
「第ニ章~吽猿の轟~」
で、お会いしましょう。
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