(…バァン…バァン…)
「違う!」
「構えたら、相手の急所のみを狙う。」
「…はぃ!」
「いいか。」
「外に出たら、残弾は無限じゃない。」
「総残弾数を頭に叩き込め!」
「はぃ!」
「今使ってるP388は、総残弾数は6発だ。」
「一発一発で相手は6体も倒せるんだぞ!」
「今の撃ち方じゃ3体しか倒せん。」
「そんなんじゃ、残りの奴に食われちまうぞ!」
「はぃ!」
「もっかい!」
「スコープを覗いた瞬間に相手の弱点をマークし、撃ち抜く。」
「はぃ!」
(…バン!)
(…バン…バン…)
「…おはよう。」
「……おはよう。」
「ウィルス…」
「昨日は遅くまで?」
「あぁ。」
「たっぷり鍛え込まれたよ。」
「それは良かった。」
「…良かった?」
「えぇ。」
「だって、少しでも強くなったら、私を守れるでしょ?」
「…………」
「それに、ジョンの仇を打つんでしょ?」
「どうしてそれを?」
「ふふ。」
「寝言で言ってたわよ。」
「「ジョン…すまない…」って。」
「…………」
「おじさん、おはよう。」
「…おはようございます。」
「おぉ。」
「二人とも良く眠れたか?」
「はぃ!」
「それは良かった。」
「えっと…」
「???」
「おぉ!そうじゃった。」
「特訓するのに必死で忘れとったわぃ。」
「…………」
「ほれ。」
「頼まれとった「銃」と「弾丸」じゃ。」
「…ありがとうございます。」
「いいか。」
「M94の時は総残弾数は18発じゃったが、それは25発だ。」
「マガジンも前より大きく、銃本体も大きく射程も延ばしておる。」
「問題だった威力も、射速も、弾丸軌道も以前とは全然違う別もんだ。」
「間違えても、近距離では撃つなよ。」
「鼓膜が破けるぞぃ。」
「じゃ…近距離には?」
「…これを使うがよい。」
「!!!」
「これは?」
「お主が銃本体のグリップに着けておった「ショットグレネード」を近接用に改良したんじゃ。」
「…………」
「今までのショットグレネードだと、総残弾数は一発じゃったろ?」
「それを3発に改良し、尚且つマガジンは7発まで入るようにしつつ、リコイルを抑え、銃身をギリギリまで切り詰め、超近接でもすぐに構える様にしてある。」
「それに、給弾は自動式じゃ。」
「一回一回スライドをする必要性もない。」
「………すごい…」
「そうじゃろ?」
「ワシの手にかかれば、こんなのは朝飯前じゃ。」
「ガッハハハ。」
「…ウィルス……」
「あぁ…」
「おじさん…いや、親方!」
「なんじゃ?」
「…このご恩は必ず返します。」
「この銃で怪物を倒し、彼女も必ず守ってみせます。」
「本当にありがとうございます。」
「…ありがとう。」
「おじさん…」
「良いって事よ。」
「ガッハハハ…。」
「さぁ。行こう。」
「ジョンの仇…」
「えぇ。」
*今回は解説はなしになります。
(ほとんど作中にて執筆した為。)
尚、次話からは登場する怪物が増え、戦闘シーンもある為、解説が及ばない場合もありますが、ご了承頂けたら幸いです。
でわ。
次回
「第ニ章~吽猿の轟~」
で、お会いしましょう。