百合エロゲー?の世界で偽狩人は生き延びる 作:レンガチェッカー
今のエルアラド聖王国には国を揺るがす火種がいくつかある。
一つ、外からやってくるケダモノ共。
二つ、ゼノバイド教団
三つ、国内の腐敗した貴族
四つ、聖王国の黒歴史
五つ、魔王
六つ、よくわからんその他
ケダモノ共は言わずもがな。
男は基本殺されるか運が良ければ女の淫魔に絞り殺される。女は凌辱され淫魔を増やす苗床にされる。
ゼノバイド教団、淫魔王なるものの復活を企む謎の集団。
主人公シグルドがもともと所属していた。
なんでも妹(こっちでは生きてる)の病を治すため手がかりを探す目的で加入したらしい。
自分には関係のない話だが。
幹部なんてやってるやつは一部冗談みたいな強さをしてる。
これからそんな奴らと刃を交えなくてはならないのだから憂鬱だ。
腐敗した貴族、こいつらもこいつらで厄介。
ゼノバイド教団と裏で取引したり利用されたりケダモノ共との戦いにこれでもかと邪魔をする。
身分の高さから無力化するのも困難、ため息ものだ。
聖王国の黒歴史、端的には魔女狩りをした過去がある。
文字通り罪のない者たちが犠牲になり禍根は未だ生きている。
魔王、なんかとてつもなく強いから敵対するとやばい。
国家クラスで討伐に出て一か八かレベルの化け物。
その他は今のところ考えない。
対してエルアラド聖王国の手札。
セシリィ
エルアラド聖王国の第一王女、エデンズリッター、まぁ強い、凌辱要因。
ノエイン
エルアラド聖騎士団団長、エデンズリッター(予定)、強い、凌辱要因、セシリィとキマシタワー関係。
ラーズグール
エルアラド聖騎士団元副団長、強い、あとなんかかっこいい。もういない。
エルアラド聖騎士団
最強の騎士団、強い、でもほとんどモブかつ相手が悪い。
エルアラド聖教
セシリィ含めて強い人はいるけど頼りになるかは別。
ミャーマーオ
スラム的なところにいるネコ耳、強さは微妙に強い、根はいいやつ、でもなるべく関わりたくない。
貴族
できるやつと残念なやつで振れ幅が大きすぎる。
その他騎士団
強いが……
一般兵
察し。
一般人
戦力ではない、人質としては活躍。
ざっとこんなところ。
何が悪いとかはない。
強いてであれば相手が悪い。
まずオークが雑魚枠で強すぎる。
数は黒光りの昆虫の如くいて人間よりも強靭で生命力も高い。
知能が若干低いくらいしか目立った弱点はない。
他にも吸血鬼とかオーガとかゼノバイド教団製の淫魔とか総じて人間が立ち向かうには困難な相手ばかり。
エルアラドの危機はすぐそこにある。
どこもかしこも(性欲に恐ろしく渇いた)獣ばかりだ。
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アスフォディル家の残った技術でなんとかそれらしい武器を製作することができた。
製作期間二ヶ月、戦闘方法確立までに三ヶ月、かかった費用は小さい家が立つレベル。
イルヴィナからは心配され病院を勧められることがあった。
資金は市場で精製した調味料売ったり発明したりで賄うことに成功、武器は既存の金属機器の型を転用することで外見を犠牲にして質を落とさず使用に耐えられる。
防具は鎧を装備したところでワンパンされるため回避に専念、重いものは着けない方針。
そうでもないと無理。
備えが整って来るのと引き換えに聖王国の事情は悪化する。
少数であるが淫魔が目撃されているとのこと。
王城付近でも召喚らしき方法で出現したと推測されて被害も出ているらしい。
状況は悪くなるがやることは一つ。
備えて狩りを全うするだけだから。
眼の前には既に完成した武器がある。
鉈の形状をした仕掛け武器。
使用テストも済ませいつでも使用可能な状態だ。
憂鬱な気分の中だとしても達成感を思い出し思わず笑みを浮かべる。
「……ふふふ」
『うふふふ…』
え?
「よくわかりませんがご主人さまが嬉しそうでイルヴィナちゃんも嬉しいです」
「ふぁっ!?」
見られてた。
自己陶酔は後ろから誰かに見られてないか確認、恐れ給え。