百合エロゲー?の世界で偽狩人は生き延びる 作:レンガチェッカー
オーガを倒し道中は兵士と戦うオークらをルシフェルは倒し戦火の中心へと進む。
兵士達と戦いながらエデンズリッターと対峙するなどオークには出来ず一方的に倒されていく。
『うんぎゃ!?』
『なゔぁ!?』
『ぎょえぇぇ!?』
淫魔を倒すために集まった兵士達と共に救出と戦闘を繰り広げるとやがて見つかる。
それは淫魔達の溜まり場と化した場。
一つのそれ程大きくない区画とはいえ既に手遅れとしか判断できなかった。
家屋は破壊されてめちゃめちゃだ
男は殺され女は犯されている。
発生箇所が国の外でないことから何者かの細工と思われる。
疑問について考えるのは今ではない。
淫魔らを倒してからである。
しかし、
『おっとテメェら近寄るなよ?女共がどうなってもいいのかな?グフフフ……』
オークの一体が下卑た笑みで脅しをかけてきたのだ。
犯しながら女の首に刃物当てるあたり挑発にも思えルシフェルは怒りと歯痒さが湧き上がる
兵士達も動揺し足が止まる。
『オレらがスッキリするまで眺めておくんだな!三日三晩ってところかぁ?』
『ガハハハ!!』
『グヒヒヒヒ!!』
溜まり場にはオークがほとんどを占めるが明らかに体躯の違う個体がいた。
『……お?』
ルシフェルを見た途端に嬲っていた女を放し兵士に向かってのっしのっしと歩く。
オーガだ。
『活きのいい女がいるなぁ……来い』
「……っ!」
『おいおい、こいつらヤっちまうぞ?いいのか〜?』
ルシフェルの優先順位は常に困っている他者である。
だからこそ止まってしまう。
相手がド外道だったとしても。
『ほらほらぁ!』
「あぐっ……あ……」
人質となった女の首を大きな親指と人差し指で絞める。
一歩を踏み出して行く。
「天使様!」
兵士達は止めようとする。
事態が悪化することを理解しているから。
ルシフェルはオーガに近づく。
一歩、また一歩と。
『そうだ。お前も可愛がってやるからよぐへへへ』
嬉々とした表情で迎えようとするオーガ、大きな腕がルシフェルへ届かんとするときだった。
_カッ、と輝く。
光っているというにはあまりにも眩しい閃光。
夜目を急に照らす光、目がくらみ本能が全力で抗おうとするほどの強烈なものである。
『ぐぉぉ……!!』
「うぐっ!?」
人質を取っていたことを忘れるほどに抗えない。
光は区別なく誰だろうと怯ませ動きの枷と化す。
事前に輝くことを知るもの以外。
もう閃光が止んでしまっても目を隠すことをやめないくらいの効果はあった。
『カハッ!?カッ……』
化け物達の中から光とは関係のない音、断末魔が徐々に聞こえてき出す。
『オァ……』
何体もオークが最後の声をあげて絶命していくが人も淫魔もそれがわからない。
早く気づけたのはルシフェルとオーガ。
オークの何体かがやられ人質がいないのだ。
探せばすぐに見つかる。
兵士達の背後へ血まみれの人間がせっせと担いだり手を引いたりをして運んでいた。
遅れて兵士と残ったオーク達の視界が復活する。
『目をくらませるなんざ卑怯だろ!!』
『女共がいねぇ!汚い手を使いやがって!』
「……はぁ」
ルシフェルはオーク、オーガの言葉に呆れる。
しかし思考を戻し兵士達へ指示をした。
「貴方達は捕まっていた方達を近くの教会に案内してください」
「かしこまりました天使様」
兵士の何人かが人質達を避難させるために動く。
「あとの皆さんは念のため街の捜索をお願いします!私は
「「「はい!!」」」
敬礼をして残りの兵士は被害者、潜む淫魔を探しに行動する。
『お前らぁ!人間共を蹴散らすぞ!!』
オーク達が正気に戻ったことを確認して攻撃を開始。
「貴方様は国をお守りされているという天使様でしたか。早速で申し訳ないのですが火薬の音がかなり響きます。どうかお許しください!」
血まみれの者は銃を構え引き金を引く。
火薬の爆音と共に放たれた散弾が複数のオークの足を止める。
そう、人間より頑丈なため彼らは倒れない。
「……燃えなさい!」
『『ギャァァァ!!』』
だが好機と止まったオークらをルシフェルが魔法で燃やし、また突進するオーガの拳を槍で払う。
払われた腕に今度は彼が持つ鉈から変形したノコギリが引かれる。
何個もの小さな刃に削られ手の甲から出血した。
『クソが!!』
慣れてない痛みなのか悪態をつく。
やった本人はオークと交戦し着実に倒す。
オーガがルシフェルを相手に意識を削ごうとすると散弾やノコギリで気を散らされ余計に血が上る。
血まみれの人間へ攻撃を仕掛けようとすれば背中を刺され燃やされ死ぬことがわかっているのでとても歯痒い状態になっているのだ。
『あぁぁぁ!!!とことんムカつく野郎だなお前ェェ!!楽には殺さんぞ!!…あぁ死ね!!!』
返事とばかりに飛ぶ散弾をプレゼントされ怒りが満ちる。
オーガの言葉とは裏腹に殴り込めずオークは次々と死骸へと変貌していく。
オーク達は足が止まれば燃やされ、どちらかへ攻撃を集中しようとしたら鉈や散弾、あるいは燃やされる。
阻害され続けルシフェルから受ける攻撃は確実にオーガの巨体を傷つけ壊し、より不利な状況へと追い込まれてしまう。
『クソがァァ、クソがよォォ!!』
「終わりです」
オークが二人の尽力で全員潰れる頃には満身創痍にされ、最後はルシフェルの槍が貫き吹き出す炎により燃えていった。
夜が明け朝日が今にも登りそうな空の下、出没した淫魔は全て討伐され収束を迎える。
血まみれの男が何か意を決した様子でルシフェルへ歩み寄り
「……ありがとうございました天使様。光の目眩ましの件では大変失礼を働きました。この通りでございます」
赤黒くなっている男が膝を曲げて座り頭を地面に付けて謝罪した。
土下座だ。
「い、いえ、あのときはむしろ助かりました!ですので頭をあげて下さい!」
「……はい」
「失礼ですがお名前を聞いてもよいでしょうか?」
また男は前のように考える素振りをして答えた。
「シグルドです。家名はアスフォディルでございます」
「シグルドさんですね。此度は献身的なご協力、改めて感謝します」
「……そのようにおっしゃって頂いてもらい恐悦至極でございます……獣の狩りが終わりましたので私は住民達の保護を解くために向かいます。天使様の共ができ、大変誉れに思いました」
彼は別れの言葉を告げて去る。
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リッター・ルシフェルと会合したシグルドは思った。
美人でナイスバディだと。
悲しい男の性である。
目隠しの包帯をして助かった。
そんな風に偶然な出会いで役得なこともあったが今後のことを考えると浮いた感情も沈む。
リッター・ルシフェル
エルアラド聖王国の王女、セシリィが変身するエデンズリッター。
つまり王族。
目をつけられれば何かと危険が増える。
指数関数的に。
お前ちょっと名前教えろやとまで言われたため沼まであと一歩のリーチだ。
かといってこれから一人で戦い続けるのは無理がある。
進行する淫魔はどんどん多くなるからだ。
オークとオーガだけだった今回より種類も数も。
ゼノバイド教団なる組織がガンガン送ってくるのだから早いところ組織の幹部を叩いて供給停止してもらわねば。
敵はゼノバイド教団、淫魔、敵対的魔王、腐敗貴族、美少女の闇堕ちと多い。
シグルドの弱体化でもう厳しいのに。
相対的に百合が癒やしになってしまう。
意気消沈で屋敷へ戻り匿っていた人たちを開放する。
次もケダモノ達は来る。
数が増え国の内側からも魂売り渡す竿役……裏切り者が出て来るだろう。
ゼノモンスなるオークや普通のオーガよりも強力な化け物となって。
『……さま』
イルヴィナには留守と家の守りを任せたがオークなどの侵入はなかったみたいなので良かった。
『……じんさま』
コネがないから今からやばいな!
「ご主人さま!!」
「!?」
「朝帰りしてるのに無視とはいい度胸ですね。」
「いやオークやらなんやらを倒しに行ったのであって…「シャラップです!」……はい」
出かけることには止められたけど許してくれたのに……
「あれですよ。さんざん人に心配させたあとに帰って来たらまずは定番のあれ!忘るなんてイルヴィナちゃんプンプンです!」
「……あ」
「言っちゃってください!プリーズ!カモン!」
「……ごめ「違います!!」……(´・ω・`)」
じゃあなんなの!?
まずはごめんなさいじゃないの?
帰って来たら定番……うーん……
帰って来たらそれは……
「……ただいま?」
「おかえりなさいご主人さま。_そうですこれです!」
確かに定番、かな?
「イルヴィナちゃんの心は広いので許します。でもご主人さま血なまぐさいのですぐにお風呂へ直行してください!……全く、頑張ったと言われてもお洗濯は誰がすると思ってるんですか!」
悪いとは思ってる。
しかしこう、心配をかな?もう少ししてくれても……
「すんすん……ご主人さまの血がついていないし純粋に臭いです!即入浴!!」
え?
「微妙に精○の臭いもします!お尻は大丈夫でしたか!太っといので貫かれたりしてませんか!!お風呂のあとよしよしでメンタルケアは必要ですか!!!」
「あ、大丈夫です。尻もよしよしも」
なんだこの迫るプレッシャーは!?
イルヴィナの目は見開かれマジなやつだ。
「もしお尻に何かあればイルヴィナちゃんが頑張ってご主人さまのお尻を上書きしますので!さぁ!」
「ケツは無事だ問題ない!」
「無事かどうかはイルヴィナちゃんが確認して決めます!安心してくださいあヨダレが」
「イルヴィナステイ、マイヒップイズセーフ。オーケー?」
「フー、フー!!……ぐぬぬ……いつでも言って、くださいね」
やばかった。
つい自分のケツを触る程にはビビったよ。
淫魔って女の子でも一時的に棒を生やせるんだっけ?
どうでもいいテキスト
閃光瓶
いくつもの魔法陣が描かれた小さな羊皮紙を瓶に詰めたもの
栓を取り三秒程度の経過で猛烈な光を放ち目眩ましに使える
便利な代物で特に血を啜る種族には強い効果を発揮する
発生する光は信仰の力ではない、足掻いた人間の知恵だ