星野アイの子に転生するオレ 作:ライスコロッケ
前回のあらすじ。
主人公は星野アイの子として、二つのチート能力を持って転生した。
一つ目は推しの子の漫画を召還する能力。
二つ目は、星野アイの子どもなのにマトモな名前になるという大変素晴らしい能力。
なお名前は 愛抱満大徒(アダマンタイト)
あだ名は ダ である。
あれから数か月後…。
いきなりだが、オレは今、こっそり動画配信者として活動している。
「どーも、赤ちゃん系動画配信者のマンタです!雑談配信やってくぜ!!お前らから届いたコメントに生で答えるぜ!!」
なぜ動画配信者として活動しているかというと、赤ちゃんの生活はとても暇だからだ。そして動画配信をするのは、楽しいし、暇潰しになるからだ。
「まずは、記念すべき一人目!…ペンネーム ノリノリさん!」
『マンタさん声高いですよね。男でも高い声だすコツはありますか?』
「赤ちゃんになれば誰でもだせるぞ。」
『なんてハードなミッションなんだ…。』
すまんノリノリさん。オレからはこういう風にしか答えられないぜ…。
『まともに答えてもらえないノリノリさんかわいそう。ノリノリに答えてよ。』
「ヘ~イ!!それは無理だyo!」
『ケッ。ムリノリじゃねぇか。ケッ!』
ケッてなんだよ!ケッ!!
「すまんオレはこれが地声なんだ。アドバイスはハードなミッションだぜ…。という訳で次のコメント!!ペンネーム トトさん」
『怖いもの、嫌いなものはあるっすか?』
「お化けが怖い。夜トイレ行くときに、部屋の明かりを全部つけながら進む程度には怖い。夜の暗闇を見ると変な想像をしてしまって震えるぜ…。」
『その行動、分からなくはない。』
『ミーはペンライトで照らしながら歩いてる』
『フフッ。変な想像なら私もよくしますね。』
『実は俺メリーさんなんすよ。ガオー。』
「嘘つけ!…嘘だよな??」
メリーさんはガオーなんて言わない…はずだ。
『さあどうでしょうね?』
「それやめろ!とりあえず嘘ってことにして次のコメントいくぞ! ペンネーム クロッキーさん」
『今日なに食べた?好きな本は?遊びに行くならどこに行くの?』
「母乳。魔○陣グルグル。パチンコ。」
『面白くないつまらん。やり直してね。』
「え~…。」
まじかよ。じゃあ評価高い答え方を真似するか。
『今日なに食べた?好きな本は?遊びに行くならどこに行くの?」
「なにも食べてない。好きな本?内緒~。遊びに行くとこ?秘密~。」
『きも。やり直してね。』
星野アイと同じ答え方だぞ?あの人気アイドルの真似をして可愛く答えたら喜んでokをくれると思ったのに…。なにが悪かったんだ…?というかまだやるのか…。
『今日なに食べた?好きな本は?遊びに行くならどこに行くの?』
「液体。日本。金を失うところ。」
『だめつまんないやり直し~!』
「くそっ。本はうまいこと言ったと思ったのに!」
『草。』
『頑張れよw』
ちっくしょー。次で絶対終わらせるからな。
『今日なに食べた?好きな本は?遊びに行くならどこに行くの?』
「酢酸ナトリウム。教科書。国際宇宙ステーション。」
『嘘つけー!!やり直し!!』
「嫌だ!誰かオレを助けてくれ~!!」
具体的には新しい質問コメント!!
『ミーが助けてあげよう!』
「まじか。サンキュー!マルオさん!!」
『好きな本は?今日なに食べた?遊びに行くならどこに行くの?』
「順番入れ換えただけじゃねーか!!」
オレの動画は、クソコメントを放ってくるクソ視聴者ばかりだ。クソッタレなのだ。楽しいが。
『ごめんマンタさんヤバいっす。』
「ん?トトさんどうした?」
『俺がさっき電話に出たら相手が本物のメリーさんだったっす。いま最寄りの駅にいるって』
「…。」
『その後少ししてまた電話がかかってきて、次は俺の住んでるマンションの一階にいるって言ってきたんすよ。』
「……。」
『んで、怖かったから、マンタっていう動画配信者はamii○oを雑に扱うメリーさんの敵だから、俺よりそっち襲ったほうがいいよって伝えたんすよ。』
「…え??」
『そしたらあいつ、それならそっちに行くの~って言って消えたっす。ごめんっす。』
えっ?来るのか??メリーさん来るのか???
『でも大丈夫だと思うっす!!メリーさんには嘘を吹き込んでおいたから、永遠にマンタさんの家にはたどり着けないっすよ。』
「…。それはどんな嘘だ…?」
まともな嘘であってくれよ…?
『B小町のアイの家にいるっていう嘘!!』
終わった~!!!
『まぁ、よくよく考えたら嘘なんてつかなくても、電話にでなければメリーさんなんて怖くないっすよね。』
そうだ!電話にでなければいい!!イージーなミッションだぜ!!
『もしもし私メリーさん。いま配信のコメント欄にいるの。』
「……。」
マジ…?
「もしもし私メリーさん。いまあなたの後ろにいるの。」
えっ?はや。
「もしもし私メリーさん。いまナイフを持ってるの。」
…。
「刺すの。殺すの。サヨナラなの。」
とても恐ろしいことを言っているな…。
だが、オレには完璧で無敵で最強の必殺技と奥の手がある!まずは必殺技だ!!
「メリ~っ!そんな危ないもの持ったらダメだよ~?」
どうだ!!必殺星野アイの真似!!
「もしもし私メリーさん。いまナイフを研いでいるの。」
ぐ!?必殺技が通用しないなんて…。
ならば奥の手だ!!
「ワタシハ、アナタノトモダチ。ロボットデス。」
奥の手!トモダチ大作戦!!友達を刺せる奴なんていねーよな!!
「もしもし私メリーさん。いまナイフを研ぎ終わったの。」
友達を刺すのか!?見知らぬ友達だとダメだったか!くそっ。こうなったらやけくそデタラメ作戦だ!!
「カミキヒカルは人形を壊すのが趣味なんだ!こないだもam○iboをマンションの6階から落としていた!!オレよりあいつを襲ったほうがいいぞ!!」
メリーさん。ターゲットをオレ以外に変えて、ここから去ってくれ!!頼む!!
「…。」
お願いだ!!
「……。」
頼む!!
「………。」
「なんか言え~!!!!」
そう言ってオレが振り向くと、後ろには誰もいなかった。そして、メリーさんがいなくなった安心感と同時に、悪意ある嘘をついた罪悪感も襲ってきてモヤモヤした。
カミキヒカル「価値ある命を持つ僕はどうなる?」
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死んでほしい。
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星野アイの子どもに転生してほしい。
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幽霊になってほしい。
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変な転生者に憑依されてほしい。
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変わらず生きてほしい。