出木杉が出ます。
僕らはいつからこんなに汚れたのだろう。いつから世界は冷たくなったのだろう。そんなことは僕にはわからない。ただ一人友達を失っただけで僕はここまで落ちてしまった。まだ悩めるだけましか、そんなことを思いながら今日もまた、泣きそうになる顔をたたいて歩き出す。
「のび太君、のび太君」
今どこにいるかもわからない友人からの声に起こされる。
どうやら寝ていたようだ。
「ほんと、君はもうちょっと緊張感を持ってよ」
そんな事を言われて落ち込む。いろいろと変わるように努力したがこの眠り癖は最後まで治らなかったな。そんなことを思う。
「まったく、時間を見つけて電話したらこれだ」
僕の前にある巨大なスクリーンからの声が聞こえる。この部屋はなんかいきても落ち着かない。いつも言っているのだが、防犯上の理由というやつで一瞬されてしまう。
「君にはいつも言ってるけどね、僕もこう見えて大変なんだよ」
画面から聞こえてくる声はそんな事を言っている。映像はデフォルメされた少女の映像だ。なんでも、今期のおすすめのアニメの主人公らしい、アニメなんて君が見始めた時は驚いた、そういうと
「アニメも見てみると面白いよ、あそこには希望がある。こんな仕事をしてると最後に見た作り笑いでない笑顔はいつが最後だったかなんてことをきにしてしまうからね。」
そう皮肉を言うな、そう思うが確かにいつ笑ったかそれも忘れてしまう仕事だな。悲しい話だ、また少し泣けてくる。
「でも、僕はこんな事を言える友人がいるだけまだましさ」
そう励まされる。友人かそれはすべてをなくした僕らがいまだに持っている最後の希望、そう言えるかもな、というと
「そのとおり」
そういって映像が笑った。
僕も笑った。
なんだ案外簡単に笑えるな。そんな当たり前のことをまた思い出す。
「ふー、やっぱり僕には君たちがぴったりだ。この間なんてさ………………」
そういって、愚痴りだした。苦労してんな、と思い同情してしまう。
だがこの光景みる人が見たら驚くだろうな。
愚痴を話す学園都市統括理事会理事と愚痴を聞く学園都市の問題児、なんだかまた笑えてきた。
「どうしたの」
そう心配されてまた笑える。
「いや、立場が変わろうと何にも変わらないなと思ってさ」
そう返し、彼も意味を理解したようにまた笑った。
そうひとしきり笑った後、彼は少し声のトーンを落としていってきた。
「さてのび太君、いや、チーム「ドラえもん」頼みがある」
目的はそっちね、そう思う。
「なんだい出木杉君、いや、理事様」
そういって返すと
「ある、施設を守ってほしい」
「あーいやだめんどそう、ほかに頼んでよ」
そう、きっぱりと断る
「えー、やっぱり」
予想したように返されちょっとむっとする。
「やっぱりってなんだよ」
そういい返すと
「だって君に断られたの、何回目だよ、僕もいい加減疲れるよ」
じゃあ、あきらめてくれそう言いたいが我慢する。
そもそも、僕らは一応完全独立組織だからな。ま、出木杉君に結構頼ってるとこあるけど。でもそれは、あくまで友人としての手伝いぐらいしか頼まないじゃん。そういい返すと
「確かにね、だから今回は、ほかにも声をかけといた。それにぶつからないように向こうが失敗したときの予備って感じで待機で終わるれるようにしたから君たちの出番はあんまりないと思うよ。」
そういわれて、そのあとのギャラに少し心が揺れたら最後、そのまま押し切られてしまう。
「頼む、友人としてお願いするから」
そういわれると弱いこと知ってるのにゆうあたりひどい。そうは思うが結局断れずゆけあってしまう。
これがあんな面倒なことになるとは思わずに。
やっとのび太君です。
これからは少しのび太君のほうも書くようにしていきます。
次回もよろしくお願いします。