ありふれない剣の極点は世界最強   作:( ・∇・)

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テストで死んでました


プロローグ

はるか昔、とある魔術の使えないエルフがいた。

他がそのエルフは剣を持ち、戦った

 

はやく、速はやく、ただ疾はやく。

 剣を握るのが遅さだった。

 剣を抜くのが遅さだった。

 剣を振るのが遅さだった。

 

 剣術という行為そのものが剣を鈍く、遅くしている。

 故に彼女は考えた。

 ――ああ。最初から斬れていれば良いのに。

彼女は、魔法に至った

 

神に至るは我が剣(ボロス・グラディオ)

 

 

 

 

 

そんな事があったのは昔の事です。

あれから何年、何十年、何百年でしょうか?

私は死んで、生まれ変わり、また死んで

それでもずっと剣は手放さずに生きてきました

剣の極点になったのは数回ありましたが、毎度の如くクララの再来だ!と言われましたね

ですがそれも今では廃れ…いえ、あれは廃れではありませんね

成長した魔術文明、まるでそれを破壊するかの如く降り注いだ光

地上、地中、上空、海中、その全てで生きていた生物が死滅しました

そう分かったのは私が生まれ変わって記憶を取り戻した時

魔術などは無くなっており、代わり科学というものが広まっていました

今回、記憶を取り戻したのが幼少の時で良かったと思います

何せ成人した人間がいきなり、周りの物の操作の仕方を忘れたらどうなるか、簡単に予想出来ましたし

 

「と言っても前途多難な事には変わりはありませんね。」

 

この世界の私が生まれた国、日本は比較的平和です。

だから私は今世では剣を持てないだろー

 

「持てるぞ、夢良(クララ)。」

「お父様?そうなのですか?」

 

夢良は私の名前です、何故か必ずクララという名前になるのです

というか持てるんですか、本当ですか

 

「道場があるからな、行ってみるか?」

「はい、行ってみたいです。」

 

よかった、さすがに人生1回分は腕が落ちてしまいます

どこかの生の極点ならまだしも

 

 

 

「ここだ」

 

お父様に連れてこられたのは八重樫流道場という名前の道場でした。

……?

何やら雰囲気が良くない気がしますね。

 

「失礼する」

 

お父様、ものすごく堂々と入っていきますね、それぐらいがちょうどいいのでしょうが…

少しして道場主と遭遇、どうやらタイミングが悪かったみたいです。

 

「お客人、済まない…丁度今試合をしている、少しあとでもよろしいか?」

「ああ、構わないよ」

「感謝する、君、お茶を出してやりなさい」

「はい!」

 

門下生の1人であろう人物が客間へと案内して下さりお茶を入れてくれました。

 

「では師範が来るまでお待ちください。」

「ありがとう。」

「失礼します!」

 

門下生の人は出ていき私とお父様だけになりました。

 

「夢良、どう思った?」

 

唐突な質問でした。

 

「え?そうですね…良くも悪くも普通でしょうか」

「………そうか」

 

その間は何ですか、心配になるんですけれど…

それから無言な時間が続き、15分ぐらいしたところで道場主が帰ってきました。

 

「待たせてしまったな、今日はどんな御用で?」

「娘の入門だ、娘次第だがな」

 

道場主はチラリと私の方を見てきましたが…

 

「分かりました、その前にとある男性と打ち合って貰ってもよろしいですか?」

「いきなりか?」

「お父様、私は構いません。」

「夢良が構わないなら別にいいか…分かった。」

 

正直、この体でどこまでやれるのか把握して起きたいてすからね。

その後道場主について行き、私と同じくらいの男性が私と向かい合う形で呼ばれました。

得物は木剣だそうです。

 

「では今から、軽く打ち合ってもらう。」

「俺の名前は天乃川光輝だ、よろしく。」

「夢良です。」

 

なんでしょう、この男性と話していると鳥肌がたちます。

すぐに終わらせましょう。

スっと木剣を構えます。

 

「勝負開始!」

「はっ!」

 

勝負開始と同時に天乃川が突撃をして来ます。

私の頭目掛けて振り下ろされる木剣を半歩ズレて躱し、天乃川の横を木剣でスライドさせながら通り抜けます。

 

「…」

「な!?まだまだ!」

 

躱されたことに驚いたのか、一瞬動きが止まりましたがすぐに振り向いて横薙ぎに振り抜いて来ました。

ですがこれも半歩ズレることで回避、追撃をしてきたところにカウンターを入れます。

 

「ぐっ」

「…」

「はあああ!」

 

今度は木剣による突き…私は下から木剣を振り上げ天乃川の木剣を弾きます。

 

「え!?」

「終わりです」

 

驚いているところに足払いをかけて転ばせ、喉元に木剣を突き刺す手前で止めました。

 

「……降参」

「ありがとうございました」

 

率直に言いましょう、期待はずれでした。

 

「そこまで!ふむ、これは…」

「夢良、どうだった?」

「……自宅の庭で素振りをしていた方がいいです。」

「そのようだ…ここでは君に教えることはなさそうだ。」

「そうか……分かった、では我々はこれで失礼する。」

 

道場を出て、私とお父様は家まで歩きます

 

「手を抜いていただろう、夢良」

 

お父様凄いですね

 

「はい、本気で行ったら天乃川は即死ですから」

 

剣を抜く前に頭を飛ばせる自信があります

そんな答えを言った私をお父様は見つめてきますが……はぁと溜息をつきました

 

「嘘は無さそうだ…夢良、こっちで練習用の剣を買っておく。」

 

それはありがたいですね、脳内で架空の敵……私と戦いましょうか




書いててクララこんなんじゃなかった気が…と思った
許してください
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