あれから数年経ちました。
小学生も中学生もずっと庭で剣を振り、全盛期ぐらいまでは戻れたと思います。
この前高校で知り合ったストーカー気味の香織に「なんで音も気配も完全にきれるの!?」
と驚愕されました。
なぜといわれましても…癖ですし
先ほど香織はストーカー気味と言いましたが、そのわけはクラスメイトである南雲を完全に尾行していたり、南雲が着ていた服をなぜか持っていたり…
彼女の友人の八重樫も苦労しているようです。
…南雲の予定を完全把握していることを知ったときは八重樫と同時に引きました。
そして現在私は教室で瞑想をしていました。
クラスの騒がしい状況、集中力を高められるんですよね
騒がしいわけは主に檜山と天之川グループ、どちらも被害者は南雲です。
あれ、なんか南雲がかわいそうな人になってきましたね
「え?なんで光輝くんの許しがいるの?」
そう聞こえた瞬間
突如として足元に魔法陣が形成されました。
(これは…召喚!?)
過去に見た眷属などを召喚する魔法陣、それに酷似していました。
(妨害ー間に合わ)
視界は白く埋め尽くされました
ふわりとした謎の感覚
(ここは…)
私は召喚されたはず…なのに周りには誰もいない…
何故?
原因を探っていると聞こえるはずのない声が聞こえました
「クララ師匠、お久しぶりです。」
「セリア…?何故ここに?」
一日だけ剣を教えた生の極点、“殯”のセリアがそこにいた
「何故、と言われるとクララ師匠が原因です。」
「私が…?」
「はい、今の私はクララ師匠の記憶の中の私が具現化したようなものです。」
なるほど、と思いました。
この不思議空間で一人、自分が壊れないための応急処置
「その通りです、クララ師匠。」
「なら」
「もちろんですともクララ師匠!貴方ならそう言ってくれると信じてました!」
私とセリアのそれぞれの目の前に剣が現れました。
刃の潰されていない、鉄でできた剣です。
「では、行きますよ。」
「いつでも来てくださいクララ師匠!」
セリアが剣を構えたと同時に私は首を撥ねました。
……反応されましたね
「………さすがクララ師匠!素晴らしい剣術です!」
傷口が光に包まれて、元通りとなったセリアが褒めてきました。
……セリアは生の極点、魔法によって殺すことは不可能なので平気で首を撥ねれますね。
「こちらからも行かせて貰います!フッ!」
ガキン!ガキンガキン!
流石と言うべきなのでしょうか、連撃でありながら一つ一つが重い攻撃
ですが…
「やはり、おろそかになってますね。」
「!」
剣を絡めて弾き飛ばします。
それに気を取られている間にセリアを無数に切り刻みます。
「くは!さすがです!クララ師匠はより技術を高めているようで!」
「何回、人生をやり直したと」
「それでこそクララ師匠!」
空間が変異して、懐かしい光景に切り替わりました。
「これは…聖女の時の」
「えぇ!この方がやりやすいでしょう!」
「そうですね…行きます。」
地面を蹴ってセリアに突撃をしかけて両腕を斬り飛ばし、空中で反転して近場の建物の側面に着地、すぐさまセリアの両足を切断。
が、すぐにセリアは元通りになりました。
「凄まじい剣術!流石です!」
「ありがとう、セリアも反応していますね。」
それを言うとセリアは満面の笑みになります。
「気付いてましたか!彼に言われましたからね!このまま師匠に追いつけなくていいのかと!」
「そうですか、彼が…」
まぁ、彼はそういう人ですからね
「ですが師匠、そろそろ時間のようです。」
「時間…?」
セリアがそう言うと同時に空間に揺らぎが生まれ始めました。
これは…
「そろそろ召喚されるのでしょう、ですから私の全力を師匠にみせます!」
「! えぇ、えぇ分かりました。見せてください、貴方の全力を」
「そうでなくては!行きます!」
瞬間、セリアの動きが全く見えなくなりました。
何とか風の動きでセリアの剣を予測して受け止め…ようとして後方に数百メートルほど吹き飛びました
「ぐッ…」
「さすが師匠!これに反応するとは!」
「魔法…ですか」
「その通りです師匠!名付けるならば『精神の奇跡』!」
セリアは前に『100年』を受けたと言っていました、もしそれが彼の魔法で100年間何も出来ない空間に放置されたとしたら、人間は耐えられません、だけれどセリアは耐えた、そして更にそこから魔法を生み出した…そう考えるならセリアのこの魔法は…
「『100年』という1を『この瞬間』という限りなく0に近い所までに圧縮させて得られるエネルギーを利用した攻撃…ということでしょうか。」
「そこまで見抜くとは!」
これは確かに強力です。
ですが、まだですね。
「それでも私の剣には追いつけませんよ。」
「!」
「私の魔法は1を完全に0にします。もう一度、受けなさい。」
「くは!これはこれは!また見せてくださるというのですか!」
「できるなら、対応してみてください。」
瞬間、セリアの首、更には四肢までもが吹き飛ぶ
セリアの構えていた剣には一切傷がついていない、それは対応が全くできていないということです。
それと同時に空間に大きなヒビが入りました。
「『
「ガハッ!……やはり!師匠は遠い!だから追いつきたくなる!」
「また、会いましょう…次は自由に戦える場所で。」
「勿論です師匠、必ずや追いついてみせます。」
「期待、しています」
そうして空間は完全に破壊されました。
セリアの持つ不死の奇跡が0になった命に1を与える魔法なら今度は1を限りなく0に近くする魔法を考えてみました
原作作者様ごめんなさい、許してください