全員覚悟ガンギマリなエロゲーの邪教徒モブに転生してしまった件 作:へぶん99
この世界に存在する一四人の魔法使いの中で、“最強”は誰か。
そう問われた時、『原作』を知る者の口から出た名は大抵限られた。
サレン・デピュティ。
アーロス・ホークアイ。
スティーラ・ベルモンド。
ポーメット・ヨースター。
この者共が明確に頂点を競う四人だった。
この四人の次を追うのが、アプラホーネ・ランドリィ、ジアター・コーモッド、“魔法の発動条件を満たした”フアンキロ・レガシィ――……。
条件設定の如何や主観によって変動する格付けのため、次点争いは混沌としていたが、サレンに連なる四人の名が動ずることはなかった。
所謂『原作ファン』の評価基準は、攻撃力の高さ又は応用力の高さである。
サレンの魔法は対異教徒に対して無法の強さを誇り、アーロスの魔法はその拡張性の高さ故に評価が高い。
スティーラは相手の魔法依存ではあるが魔法の威力を無限に高めることが可能で、ポーメットも防御面に不安こそあるが攻撃面では断トツの性能を持つ。
しかして、真の最強はスティーラ・ベルモンドではないかという声が原作ファンの間で根強かった。その理由は原作のサレン
このルートは、サレンからの好感度が最大かつ、主人公のレベルや他キャラからの好感度が一定ライン以下だと発生する。主人公の力が恐るるに足らず、仲間との信頼関係も充分に築けていないと察した邪教徒共が、真正面から聖都サスフェクトを攻め落とさんと接近してくる――そんな最悪の結末を辿るルートだ。
主人公を信じ切れなかった仲間が連携を乱していき、邪教幹部の先陣を切ったスティーラに次々と葬られていく絶望的なシーンは語り草である。
そして、負けイベントのアーロス戦を終えた主人公の前で、恋人のサレンはスティーラに焼き殺されてしまう。
このルートは、ヒロインとの逢瀬に現を抜かしていたプレイヤーを地獄に叩き落とした。そのショッキングな結末以上に、サレンを圧倒するスティーラの強さと恐ろしさが詳細に描かれたルートであることから、プレイヤー間で印象に残った世界線として語られることが多い。
そもそも、原作中においてスティーラが敗北する場面は全キャラ中最も少ない。というか、タイマンでは敗北したことがないのだ。
彼女を仕留めるには、複数で取り囲んで最大火力の攻撃を当てるしかない。或いは、彼女の過去を紐解き、心を救い、戦いの『覚悟』を捨てさせる。
後者は原作にすら存在しない方法だ。しかし、そうでもしないと、彼女の隙を見つけることはできないのである。
聖都北部に転送したスティーラ・ベルモンドは、不死鳥の如く空を舞うサレン・デピュティの姿を目撃した。
「…………」
スティーラは付近にいた邪教徒に指を千切り渡して、東門へと走らせた。
運搬役が街並みに消えたのを確認し、挨拶代わりに複数の熱線を街に撃ち込む。すると、空にいたはずのサレンが地上に降り立ち、炎の翼を広げて対応。威力が控えめなこともあって熱線は炎の翼膜に吸収された。
次の瞬間、サレンの姿が消えたかと思えば、夜の街並みがぱあっと明るくなる。光源を見破ろうと目を細めると、高空に火の玉が現れて増殖しているのが分かった。
それらはスティーラの付近まで一直線に落下していくと、自動展開されている防御結界にぶち当たって大爆発を巻き起こした。
爆発は連鎖反応を起こし、スティーラの姿を黒煙の中に掻き消した。しかし、無闇矢鱈な攻撃はスティーラの熱線の威力を高めるだけ。聖都の破壊を命じられていた少女は、敵の攻撃を糧に熱線を撒き散らした。
翻って、サレンは火の粉を通じて瞬間移動し、熱線の全てに炎をぶつけて相殺する。
スティーラ・ベルモンドの魔法は、熱線放射と防御結界。数千度にも上る超高熱のレーザーに加えて、無法の物理反射・魔法吸収の結界を持つ。
そんな敵を相手にして、市民を守り通すと決めたサレン・デピュティ。聖遺物『混合の血晶』の力を借りて思考能力を向上させているが、人を守りながらスティーラを撃退するのは困難極まりなかった。
純粋なタイマンなら微不利。それでもサレンがスティーラに立ち向かえるのは、オクリーの秘策があるからだ。
――スティーラ討滅作戦。
正教幹部総員で以てスティーラを取り囲み、彼女が飢餓に支配されるまで――三日か、はたまた一週間か――待ち、クレス・ウォーカーの肉片を紛れさせた“オクリーの”肉を食べさせる。ほとんど正気を失っているであろうスティーラは、クレス入りのオクリーの肉を腹に収めるだろう。
胃に流し込まれる肉。そこにクレスが『転送』する。内側からの破壊である。体格の良いクレスなら、スティーラの華奢な身体を上書きするように肉体を再生可能だ。防御結界を無視して彼女を殺すには、これが最も現実的な手段だった。
準備が整うまでは時間稼ぎ。また、ヨアンヌの協力を得てスティーラの肉片運搬役を排除して、初めて作戦の舞台が整うことになる。
不確定要素が多すぎて、サレンの行いは全て無駄になるかもしれない。そもそも『聖遺物』強奪を阻止できずに盤面がぐちゃぐちゃになるかもしれない。そんな不安が渦巻く中、サレン達は言葉を交わすことなく火花を散らした。
異様な光景だった。音楽ライブのレーザー演出の如く、無造作かつ無差別に振り回される熱光線。粉雪のように降り注いだ火の粉から祭服の美女が瞬間移動してきたかと思えば、それらの光線を炎で掻き消して回る。
魔法を吸収せずともスティーラのレーザー攻撃はある一定の威力が担保されているため、聖都を焦土に変えることは容易かった。
「サレン様! 市民の避難は完了いたしました!」
眼下の兵士がサレンに向かって叫ぶ。その声に反応したスティーラが攻撃目標を兵士に変えた。
クリーム色の髪の毛を翻したサレンは、人差し指で遠方を指し示して炎のカーテンを炊く。敵の視界を遮りながら避難経路を作り出したのだ。
「これをお持ちください! 必ずやサレン様のお役に立ちましょう!」
兵士がサレンに向かって何かを放り投げる。彼はそれだけ言い残すと、一目散に炎のカーテンの中に飛び込んだ。
すかさずスティーラの無慈悲な熱線が炎のカーテンを薙ぎ払う。間一髪、沸騰した地面の爆発に巻き込まれずに済んだ兵士は、遥か遠くへと駆け抜けて行った。
一方、兵士から放り投げられたモノを掴み取ったサレンは頬を綻ばせる。
「フッ、ジアターの差し金か。相変わらず気の回る子だ」
清々しい朝焼けの如き輝きを孕んだ鉱石は、『朝焼けの輝石』と呼ばれる聖遺物であった。闇夜や混沌を打ち払う力が宿っているとされ、持っているだけで少しだけ運が良くなるという言い伝えがある。実際の効力は分からない。
無いよりはマシだろうとジアターの所有を許可していたものだ。彼女のことだ、大役を担ったサレンが持っているべきだと渡しに向かわせたのだろう。
サレンは心臓に埋め込んだ『混合の血晶』の隣に『朝焼けの輝石』をブチ込んだ。
「我慢比べと洒落込もう」
サレンは火達磨だった。体表から絶え間なく炎が噴き出して、服や髪が炎の輪郭と溶け合って精霊の如き姿と化している。両腕は噴出する炎と融合して、巨大な袖のようになって地上へと伸びていた。
不死鳥の炎そのものと一体化し、サレン・デピュティはいよいよ本気である。しかし、これでもまだスティーラには及ばぬというのが別世界からの評価である。
実際、邪魔者がいなくなって聖火の勢いは増していたが、その全てがスティーラの結界に吸収されて熱線のエネルギー源へ転換されている。まるでブラックホールだ。炎の袖が触れた部分からサレンの存在ごと吸い込んでしまいそうな勢いで吸収が起こっている。
吸収を断つべく腕を引き上げるものの、引力が強く振り切れない。ならば結界の吸収限界を破壊してやろうと火力を上げた。
全力の火力を押し付けられてスティーラの目の色が変わる。防御結界の維持に精神を集中。許容値を超える魔法が結界にぶつけられて、スティーラの周囲を回転する幾何学模様のプレートが甲高い金属音のような悲鳴を上げた。
ぴし、結界を成すタイルの一片に亀裂が入る。流石のスティーラもぎょっとしたように目を見開く。サレンは鼻血が噴き出すほどの反動を受けながらも炎の威力を上げる。この鍔迫り合いを続けてはまずいと、スティーラは熱線で二人の間を薙ぎ払い、数歩後ずさった。
「…………」
「…………」
結界の吸収は自動的に行われ、スティーラの意志で止められるものではない。
距離を置くために発射した熱線は聖都北端の外壁に到達し、植物防壁に阻まれる形で収束した。
サレンは力の発揮で急速な気力の減衰に襲われ、スティーラは結界の一つを容易く破られたことに胸がざわつく。
しかし、オーバーヒートした結界は貯蓄したエネルギーを熱線として放出することで再構築される。自動で修復される無敵の結界――これがスティーラの強さである。
相手を窮地に追い詰めるほど威力を増すレーザー光線が厄介さを際立たせる。結界破壊寸前に放たれた一撃はサレンの左脚を焼き切り、眼下に広がる街の一部をどろどろに溶かしていた。
地下には市民のシェルターがある。地面の一点を攻撃され続けた時、熱線が地下空間までを掘削してしまいそうだ。となると回避はまずい。追い詰めるほど強力になる熱線をケアしつつスティーラを殺し切るのは――やはり難しいか。不可能ではないが。
熱に炙られ、幻夜聖祭のために拵えた髪の留め具が爛れる。ケネス正教の象徴と信仰対象を模して造らせた由緒正しき祭具である。留め具には『太陽を背に羽ばたく不死鳥』の紋章が印されており、茹だるような熱気で大きく変形して萎んでいった。
二人の魔法の熱の影響か、あちこちに陽炎が揺らめいている。
秋風は煉獄に吹く熱風へと様変わりした。
スティーラは結界で高熱を遮断している。
サレンは炎と一体化しているため問題なし。
互いに一撃食らわせた後、戦況は停滞し、次なるフェーズへ。
サレンは顎に手を当てて考え込むフリをして、炎の袖の一部を地におろす。
地に切り離された炎の袖が微細な線と化して、石畳の溝を密かに進んでいく。極限まで細く伸ばされた炎がスティーラを取り囲まんと準備を始めた。
サレンの思考が加速する。心拍数が急上昇し、琥珀色の瞳が血走る。
強烈な頭痛が走ると同時、サレンを中心にして、五〇〇メートル四方の炎の壁が現れた。ぼう、という音を数百倍に増幅させたかのような大きな音が木霊して、夜闇の聖都に業火が立ち上がる。
高さにして数百メートル、厚さ数十メートルに及ぶ炎の長城。不死鳥の神殿を覆う結界を簡易的かつ即物的に再現したのである。術式として固定された本物ほどの持続力は持たないものの、今のスティーラを足止めするには充分以上の効果を誇った。
しかし、天へ立ち上った壁を維持するのにサレンは力のほとんどを使わされている。
反射的に繰り出す通常の『技』と違い、この『術』とでも言うべきギミックは、輪郭のない感覚のみで維持することは不可能。故に、いついかなる時でも不変たる
つまり、今のサレンは、総距離にして数キロメートルに及ぶ巨大な炎の壁――それを形成する炎の粒子ひと粒ひと粒を操作していることになる。仲間と敵のことを考慮して、地下に高熱を伝えないために空へ昇らせ、スティーラが飛び込んだとしても絶対に消し飛ばせる魔法強度を保って、大気の状態を意識しつつ、炎の壁の物理演算をしなければならない。
その負担たるや、計算領域を司る前頭葉が焼き切れてしまいそうなほど。
いや、焼き切れているのだ。『混合の血晶』によって加速する思考と損傷を、治癒魔法で強引に釣り合わせている。長い長い針で頭の中を掻き混ぜられているかのような激痛がサレンの意識をごりごりと削っていく。
スティーラを自由に行動させないためには、炎の壁を展開し続ける必要がある。
少女は本能的に「あの壁に突っ込んだら結界が押し破られるな」と悟る。だが、炎を操る
強度チェックのため、壁に向かって熱線を放射するが、弾かれる。
魔法吸収量ゼロの一撃では歯が立たない。限界近くまで炎を吸収した後、熱線を本体に当てるか、壁に当てて穴を空けるかしないと、この檻からは逃れられない。それとも時間稼ぎの使命を全うするため、現状維持で戦況を停滞させるか。
「…………」
――スティーラ・ベルモンドに『敗北』の二文字はない。
炎の壁がどうだろうと関係ない。
スティーラは己の結界の無敵さを誰よりも理解している故、どんな策を弄されようと動じない。
『サレン・デピュティを殺す』。
そもそも、
負けなかったからこそ、傍若無人な振る舞いが許されてきた。
邪教最凶が最凶たる所以を見せるのみ。
スティーラは炎の牢屋に閉じ込められたことを自覚しつつ、悠然たる一歩を踏み出した。
今までの様子を窺うような
サレンは肉迫を嫌がる素振りを見せる。炎の壁の領域の対角線上に瞬間移動。火の粉が弾ける音を聞いて、スティーラが人形じみた動きで首を振る。
(っ……瞬間移動は何回も見せるものじゃないな! ぼうっとしているように見えて、きちんとこちらの動きと癖を学習している)
ツインテールの少女はすんすんと小さな鼻を鳴らしながら、恍惚としたような、忌々しいような、どちらともつかぬ微妙な瞳を空に向ける。そうか、嗅覚か。そういう判断材料もあるのか。有利な長期戦を挑んだはずのサレンは顔をやや顰めた。
炎の壁の維持と、火炎放射の威力を両立するのは『聖遺物』のドーピングがあっても至難の業だ――
――なんて考えていたサレンは、次なるスティーラの行動に度肝を抜かれる。
「ッ!!?」
炎の壁に
一撃目とはレベルの違う熱光線が聖都上空を薙ぎ払う。炎の壁が数秒ほど寸断され、光線の軌跡上にあった雲は消失。浮いていたサレンの下半身を焼き切った後、まるで何事も無かったかのようにスティーラはすんすんと鼻を鳴らした。
「き、貴様――……」
サレンは火の粉を通して瞬間移動し、同時に欠損部位を回復する。
そんな敵の動きを待たず、再度炎の壁に近づいて魔力を
まさか敵を焼き殺すための壁を逆利用されるとは考えてもいなかったサレンは、最大出力のレーザーを相殺できずに半身を焼き切られてしまう。遠方の火の粉に飛ぼうとしたところ、先読みで熱線を薙ぎ払われたのである。
サレンの脳が一時的に破壊され、演算処理を行っていた炎の壁が霧散する。スティーラは追撃の熱線を放射しようとするが、左腕・胸部・右腕の三つの部位がそれぞれ別の場所に瞬間移動したため、同時破壊が叶わずサレンの治癒を許す。
(全く……時間稼ぎにすらならないな。ダスケル襲撃の際、ポーメットはどうやってこの少女を止めた? 精神エネルギーの刃で叩き切ってオーバーヒートさせた、と言っていたような……もっと詳しく聞いておくべきだったか)
ただ、サレンにとって運が良かったのは、炎の壁を破壊したスティーラが燃料供給源も失ったということ。再び決定打に欠けた状態のスティーラとなっている。
双方、純粋なタイマンではない、難しい駆け引きを強いられていた。陣営や市民のことを考慮した行動に出るか、一対一の勝負に拘って賭けに出るか。
身動きが取りにくくなるサレン。
そんな折、スティーラが彼女から目を離した。
「……オクリーの匂いが、強くなった」
「……!?」
「……彼が、戦っている」
「…………」
突然オクリーの名前が出てきて、やや気が抜けるサレン。
治癒魔法を持たぬ身ゆえ無理はするなと言っておいたが、この戦いを無傷で終えることはできまい。スティーラの嗅覚が異様に優れていることは既に頭に入れている。オクリーが何らかの傷を負い、出血したことを悟ったか。
青年の身を案じつつも、サレンは彼のことを一旦忘れて戦いに集中しようとする。
「……ヨアンヌ?」
次の瞬間、予期せぬ少女の名がサレンの思考を狂わせた。
ヨアンヌの名を口にしたスティーラでさえも、無表情を歪めて混乱の面持ちである。
「……何を、した。……まさか、まさか。……スティーラの肉を……っ、裏切り者…………!!」
ゴスロリ少女は己の薬指を噛み千切り、失っていた小指と共に即座に回復させた。
敵の治癒魔法行使を目にして、サレンは心臓が凍りついたかのような恐ろしい感覚に苛まれる。
(間違いない、ヨアンヌがスティーラの肉片を潰したのだ! スティーラはそれに気づき激昂している。しかし……有り得るのか? あのヨアンヌが我々に味方するなんて。くそ、あの女の考えが読めんぞオクリー! 君はヨアンヌの手綱を握れているのか……!?)
予想外の展開に揺れながらも、サレンは手のひらから扇形の炎を噴射。スティーラの結界に吸収されるが、反撃はしてこない。お互いに相当動揺しているようだ。
サレンからすると、邪教幹部が邪教を滅ぼすための作戦に加担してくれたことが理解不能だ。恋敵だとか、痴情のもつれだとか、ポーメットやマリエッタから様々な言説を聞き及んでいたが、まだ疑心が拭えない。
オクリーの猛プッシュでスティーラの“保険潰し”を皮算用にして計画に取り入れていたサレンは、すぐに脳のスイッチを切り替えた。
(……スティーラを潰せるのなら、アーロス寺院教団の戦力は大幅に削られる。私と相打ちでもお釣りが来るレベルだ)
敵は逃亡用の肉片を失った。ならば、作戦通り殺すまで。
再度炎の壁を展開し、奴が飢餓に苦しむまで我慢比べしてやる。
サレンの琥珀色の瞳が非人間性を帯びる。
夜の聖都に炎の壁が展開され、再び一体一の
再び不利を背負おうかというサレンに虚をつかれたか、スティーラは一瞬だけ周囲を見渡す素振りを見せる。彼女とて炎の壁の吸収は破滅と隣り合わせ。転送の保険がない今、猛毒の聖火に自ら触れる行為に『死』というリスクが伸し掛った。
「もう一度やろう。お互い保険ナシで、だ」
「…………」
炎と一体化したサレンの首筋に汗が伝う。
それとは対照的に、スティーラの透明な肌は死人のように蒼く冷めていた。
サレンとスティーラの炎の壁は、聖都北部を完全に隔離した。
夜の世界には眩しすぎる輝きに吸い寄せられるように、アーロスとの戦いを終えたオクリーが、炎の壁が途切れたタイミングで二人の