魔法世界/CODE_NAME_ULTRAMAN   作:ボルメテウスさん

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ウルトラマンと人間

「ジュワァ!」

 

 ゼットは、その掛け声と共に目の前にいるデザストロに向けて、ベリアロクを振り上げる。

 

 漆黒の闇を思わせる刃により放たれる一撃をデザストロの身体に放たれる。

 

 その一撃に対して、デザストロは、その身体が不規則に、そしてあり得ない様子で歪ませる。

 

 そして、その場から消えた。

 

「今のはっ」「まさか、空間を操ってっ」

 

 先程の身体が歪んだように見えたのはのは、デザストロが周囲の空間を歪ませたからだ。

 

 すぐにデザストロに、ゼットは再度、攻撃を仕掛けようとするが、それらはすぐに外れてしまう。

 

「ぐっ」

 

 デザストロは、そのままゼットとダイナゼノン。

 

 2体の周囲を何度も瞬間移動を繰り返し行う。

 

 すぐに追うとする二人だったが、それに追いつく事は出来ない。

 

 そんな2体に対して、デザストロは、攻撃を行い始める。

 

「なっ」「ジュワッ!」

 

 デザストロが行った攻撃。

 

 それは、空間を歪ませて、あらゆる物を転移させてきた。

 

 それは隕石。

 

 それは何かの生物の骨。

 

 それは、超科学で生成された飛行機。

 

 空間を歪ませて、平行世界から、様々な物を召喚し、二人に向けて、落としていく。

 

「このまま避けたらっ、街にっ」「くっそぉ!!」

 

 それらを避ければ、街に甚大な被害を与える。

 

 それが分かると共にゼットは空を飛び、迫り来るそれらを対処するように攻撃を行う。

 

 ダイナゼノンもまた、地上から迫り来るそれらを、身体の中にある武装で対処する。

 

 ゼットは光を思わせる速さで、ベリアロクで斬り裂いていき、ダイナゼノンは、ミサイルや銃弾で迎撃していく。

 

 だが、それでも完全に防ぎきるには至らない。

 

「くっ……」

 

「ジュアッ!?」

 

 それらの攻撃を防ぐ為に二人は、全力を出す必要があった。

 

 その為、2体は疲労困ぱい状態になり、その場に膝をつく。

 

 その証拠であり、ゼットのカラータイマーが、赤く点滅している。

 

「ジュッ……! ハア……ハア……ハア……」

 

「ジュワッチ……!」

 

「フム……。流石に少しばかり手こずったか? まあ良いだろう。私の手で始末してやるだけだ」

 

 そう言うと同時にデザストロの手の中で、闇のような球体が現れる。

 

 それは、ゆっくりと回転しながら巨大化していき、やがて巨大な黒いエネルギーボールとなる。

 

 それは、まさしく絶望的な状況だった。

 

「このままじゃっ、どうすれば」

 

「……方法ならば、あるかもしれない」

 

 それらの戦いを見守っていたなのは達は、手を握り締めている間、長老はとある記録を開く。

 

「これは」

 

「ウルトラマンのこれまでの記録。そこから、彼らを助ける手段がある」

 

 それと共に映し出された数々の映像。

 

「これは」

 

「人類とウルトラマンが力を合わせた数々の戦いだ」

 

「ウルトラマンに光が」

 

「ウルトラマンにエネルギーを送り込むのかっ、けど、どうやって」

 

「それは、私の役目よ」

 

 それと共にユメが前に出る。

 

「あなたを、まだ信用した訳ではないのよ」

 

「だとしても、魔力をウルトラマンの力に変える手段は、あなたには今はないはずよ」

 

 それに対して、誰も答える事は出来なかった。

 

「分かった」

 

「なのは」

 

 

 

「大丈夫だよフェイトちゃん。それに、今は信じるしかないと思うんだ」

 

 なのはの言葉にフェイトは沈黙し、他の者達も同意を示すようにうなずく。

 

「確かにあなたのアブソリューティアンの力がある。けど、彼を助けたい気持ちを信じるわ」

 

「……えぇ」

 

「何よりも、ヴィヴィオを助ける可能性があるんだったら」

 

 それと共に、なのは達が頷く。

 

「それで、どうすれば」

 

「貴方達の攻撃魔法を、私に放って」

 

「えっ」

 

 それと共に、ユメはゆっくりと歩き始める。

 

「私に放たれた魔法を、全てを光に変えて、ウルトラマンに渡す」

 

「それって、無茶じゃ」

 

 それは、自滅行為にも近い言葉だった。

 

「私は、守る為に、命を捨てる覚悟で戦っている。だから、それを迷わない」

 

「……」

 

「そして、その力で、必ず勝つと信じてるから」

 

 ユメの言葉に、誰もが何も言えなかった。

 

 しかし、それでもやるべき事だけは決まっていた。

 

 同時にユメは、すぐに転移を行う。

 

 それは、既に準備が終わった状態だった。

 

「──―さあ、始めましょうか」

 

「貴様はっ」

 

 それと共にデザストロは、ユメの存在に気づく。

 

 同時に、その攻撃を真っ直ぐと放とうとした。

 

「やらせるかよぉ!!」

 

 それに対して、ダイナゼノンが、ユメの前に出て、それを庇う。

 

 放たれた攻撃は、ダイナゼノンの装甲を砕きながらも、何とか耐え切った。

 

『くそっ……』

 

 だが、今の一撃で、エネルギーもほぼ尽きている状態だ。

 

 これ以上の戦闘は不可能だろう。

 

「お前達は、離れてろ!」

 

「あっレックスさん!」

 

 同時にダイナゼノンに乗っていた4人を非難させるように、待避させた。

 

 そうしている間にもダイナゼノンがボロボロになっている。

 

「はぁはぁ、まだだっ」

 

 それと同時にゼットは光となって、消える。

 

 それは、変身していた麻中を、ダイナゼノンの中へと送り込んで、途切れながらも送り出した。

 

「その中、ならば的を大きいならば」

 

 それはユメも同じく、ダイナゼノンへと乗り込む。

 

「今、ダイナゼノンに向かって、攻撃を!」

 

 そう、ユメの叫び。

 

「あぁ、お前、なんか無茶しようとしていないか!」

 

「えぇ、だいぶ無茶よ、けど、やるしかないでしょ」

 

 それに対して、麻中とレックスは困惑する。

 

 だが。

 

「あぁ、もぅ、仕方ない! こうなったら、とことんやってやる!」

 

「そうだな!」

 

 その言葉と共にダイナゼノンは、その攻撃を受け止め続けながら。

 

「なのは」「うん」

 

 それと共に、その場にいた全ての魔道士が、真っ直ぐとダイナゼノンに目を向ける。

 

「希望を、貴方達に託します!」

 

 その言葉と共に、そのまま、攻撃をダイナゼノンに向かって放たれる。

 

 それらの攻撃をダイナゼノンは受け止めると同時に、その光に包まれて。

 

『これは』

 

『この世界にいる全ての魔道士の魔力だ!』

 

 それは、あの時の光景には、確かに見た事がない。

 

 だからこそ。

 

「どうやら、これはとんでもない事が出来そうだなぁ」

 

 それに対して、麻中は笑みを浮かべる。

 

「レックスさん! ユメ! 一緒に行くぜ!!」

 

「えっ、まさか、これは」「ある意味、予想外だけど、まさかな!」

 

「あぁ、行くぜぇ!!」

 

 その言葉と共に麻中は叫ぶ。

 

 それと同時に、ダイナゼノンは体内から光と共に爆散する。

 

「自爆っいやっ!」

 

 それと同時にデザストロは違和感を感じた。

 

 それは、自身の体内にあったはずの、吸収したヴィヴィオの存在がいなくなった事に。

 

 同時に見れば、光の中から現れた存在が、ヴィヴィオを取り返していた。

 

「なっ、貴様ぐっ!」

 

 だが、それよりも早くデザストロは、吹き飛ばされる。

 

 空間を操るよりも早く、光の一撃に。

 

 同時に、その光の正体が見える。

 

 その影は三つ。

 

「なっ」

 

 先程、デザストロを攻撃した正体。

 

 そのウルトラマンの名はティガ。

 

 そして、その身体は黄金に輝き、その姿の時は、敗北した事のない。

 

 その名をグリッターティガ。

 

「ティガっいや、それだけではないっ」

 

 それは、ヴィヴィオを救い出した存在。

 

 身体にはプロテクターを身に纏い、同じく黄金に輝いていた。

 

 それは、本来の歴史には存在しない戦士。

 

 アブソリューティアンの力を得て、1度は間違った道を辿ろうとした。

 

 だが、戦いを通して、その力を正しく使う事を決めた戦士。

 

 アブソリューティアンとウルトラマンの二つの力を、正しく使った戦士。

 

 その名をアブソリュートダイナ。

 

 そんな二人の戦士の真ん中に立つ一人の戦士。

 

「ガイアっ、だが、私の知らないっガイアっ」

 

 それこそ、ウルトラマンガイアとウルトラマンアグル。

 

 二人の光が一つになり、無敵の存在となった存在。

 

 その名をウルトラマンガイアスーパースプリーム・ヴァージョン。

 

「まさか、俺もウルトラマンになるとはな」

 

 そう、グリッターティガに変身したレックスは思わず愚痴りながら。

 

「けど、こういうのも、たまには良いかもしれない」

 

 それに同意しながらも、アブソリュートダイナに変身したユメもまた頷く。

 

「さぁ、本当の戦いはこれからだ」

 

 そして、ガイアに変身した麻中もまた構える。




個人的に見てみたい光景を書かせて貰いました。
平成三部作は、作者にとっては、ウルトラマンを見る原点でもあり、ガイアはウルトラマンの中でも、特に嵌まった作品なので。
もしも、見られるならば、最強の姿である3人のウルトラマン達が並んだらという妄想です。
問題は、あまりにも最強過ぎて、文章量が短くなるのではないかと思ってしまう事です。
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