ブルーアーカイブ 〘 PROJECT_∑ 〙   作:ファイズ大好きなポンコツ

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ガッチャードカッコ良すぎる……名作になるね、間違いなく
アルの魂を賭けよう

今回、オリジナルっちゃオリジナルの展開を織り交ぜております。
ホシノ、お前にはキーパーソンになってもらう


2話 戦闘準備

 

「よろしくなシロッコ」

「ん、貴様のようなニュータイプの成り損ないは、粛正される運命であるべき」

 

 何でこのボケが通じたのか、聞くのは置いといて。

 本題に入ろうじゃないか。

 

「シロコちゃんやシロコちゃんや」

「どうしたの、先生」

「俺ここの土地勘とかまったくないからさ、アビドスまで案内してくれたら嬉しいかな〜って」 

「ん、私で良ければ案内するよ」

「助かるぜ」

 

 「シロコちゃん=天使」

 この公式だけは絶対に揺るがない。

  

 ……とまぁ、そんな事があってシロコちゃんに案内してもらうって事になったんだ。

 そうなったのは良かったんだけど、その喜びを打ち壊すレベルの感情が、この後俺を襲うことになる。

 

———————————————

 

 少し語らせてもらうが、みんなは自転車がバイクを超越することはあると思うかい?

 俺はそんな事絶対にありえないと思ってたんだ。

 だってそうだろ?

 自転車は足で漕いで動かす、言わば体力が必要な乗りもんだ。

 その一方、バイクは体力を消費する必要のない、画期的な発明品だ。

 それに加え、バイクは速い。

 俺のエースライダーなら、最高で400km/hくらい出せる。

 だが、自転車はよくて40km/h程度だ。

 10倍も違うんだ。

 だから、俺は自転車がバイクを超えることは無いと、ずっと思っていた。

 

 ……え?なんでこんな話をしているか……だって?

 それは……

 

嫌ぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!

 

 現在、自転車がバイクの速度を超越する瞬間に立ち会ってしまったからだ。

 ……それも、背負われながら。

 ホントなら、エースライダーがあるはずなのだが、何処かで乗り捨てているのだ。

 俺ってほんとバカ。

 それに加え、シグマギアボックスもエースライダーに置きっぱなしである。

 持ってきてたのはシグマフォンだけ。

 泣きたい。というか泣いた。

 それで、シロコちゃんの気遣いでおぶって運んでって貰ったのだ。

 やっぱ天使なんだなぁ……って。

 

 それにしても、あんなのは始めての体験だった。

 走行中、意識が途切れたかと思ったら綺麗なお花畑に居たんだからよ。

 

 話は変わるけど、天使って死者のお迎えとかで来るよな。

 ……いや、この話はやめよう。

 

 ……さて、それでは俺はもう一度意識を失います。

 今度はアビドス高等学校でお会いしましょう。

 それでは。

 

———————————————

 

 自転車の疾走感がなくなった……?

 ってことは、アビドスに辿り着いたのか。

 さて、起きますかね。

 

 ………動けねぇ。

 俺の手足どうなってんの?

 何が起きてんの?

 仕方ない……もう少しのんびりしたかったのだが、緊急事態だ。

 俺は目を開け、現状を確認する。

 目を開き、最初に見えたのは、校庭……

 

 ……の砂。

 それが辺りいったいを支配している。

 それはまるで壁のように。

 ……なるほどな、よ〜くわかった。

 

 俺、穴の中にいるわ。

 

「……いや、なんで?何がどうなってんだ……?」

「その声……先生?」

「んお?」

 

 ふと声が聞こえ、空を見上げると、穴から除く銀髪の少女……シロコちゃんがいた。

 

「おぉ!シロコちゃん!助けてくれ!」

「よかった……先生、生きてたんだね」

「おん?俺は死なんが?」

 

 こんな所で死んでたまるかよ。

 

「……取り敢えず出してくんね?」

「う、うん。ちょっと待ってて」

 

 そう言い、シロコちゃんは梯子を持ってきて、俺を穴から出してくれた。

 

「何でこうなったとかはともかく、助かった。2回も助けられることになるとはな……」

 

 シロコちゃんには感謝しないとな。

 ……まぁ、犯人探しは、アビドスの子たちを助けてからだな。

 

「……実は……」

「おん?」

「こうなったのは私のせいなの」

「………ゑ?」

 

 犯人すぐそこに居たんだが?

 

「……詳しく聞いても?」

「うん……だけど、まず皆んなのところに行こう」

 

 そんな感じで、俺とシロコちゃんはアビドスの校舎へと入っていった。

 その際に、色々と事情は聞いた。

 何でも、アビドスに到着した時、俺はまだ気を失った状態だったらしく、そのうえ何しても起きなかったから、「死んだんじゃないか?」という感じになってしまったらしい。

 

「……もしかしなくても、心音確認した?」

「……ん。確認したよ」

「そっかぁ」

 

 それなら、誤解されても仕方ないな。

 ほんと、この体が忌々しいもんだ。

 こんな所で支障が出るとは思わなんだ。

 ……せめて、心音がなるようにはしてほしいものだ。

 

「……先生はいったい」

「その話はまた今度……ほれ、ここじゃないのか?」

 

 シロコちゃんの話を遮り、お目当ての教室にたどり着く。

 微かながら、教室内から話し声が聞こえる。

 俺が先に入ると色々とヤバそうなんで、シロコちゃんが入って、色々と事情を説明してもらってから入ることにした。

 

「それじゃ、行ってくるね」

「おう、誤解解いてこいよ」

 

 そんな感じで、シロコちゃんは教室に入り、中にいる生徒達に事情を説明してくれてる……と思う。

 その間、俺はな〜んもやることがないためか、暇になる。

 

「はぁ〜〜……ばり退屈」

 

 クソデケェため息を吐きながら、教室の壁にもたれ掛かる。

 何もやることがなけりゃ、遊ぶもんもない。

 本来だったら、シグマフォンにいれたゲームアプリで遊びたかったんだが……。

 

「なんかねぇんだよな……シグマフォン」

 

 目覚めたときから、シグマフォン……というよりかは、持ってきてた荷物一式なくなってる。

 まぁ、シロコちゃんがみんなに届けてくれた……って事だろ。

 支援が行き渡ったのは嬉しいことではあるが、あれが持ってかれるのはまずい。

 適当にポチポチするだけで銃になるかもしれんのに。

 すると。

 

「お探し物はこれかな?せ〜んせい」

 

 シロコちゃんの入っていった教室の隣から誰かが出てきて、俺にシグマフォンを見せる。

 

「……誰だ、お前」

「うへ……そんな警戒しないでよ。おじさん、ちょっと傷ついちゃうな〜」

「いきなり出てきて俺のもん持ってんだ。警戒するなは無理な話だろ。ほら、俺の携帯だ。返せ」

「しょうがないな~……ほら」

 

 そう言い、手渡しでシグマフォンを俺に渡す自称おじさん。

 おじさんと言うには若すぎる。

 ……さては、訳あり少女だな?

 

「そんじゃ改めて聞くが、お前は」

「ホシノ」

 

 その少女……改め、ホシノちゃんは俺の質問を遮り、さきに求めていた答えを出した。 

 

「小鳥遊 ホシノだよ、先生。気軽にホシノちゃんとでも呼んでくれたら、おじさん嬉しいな〜。それはそうと、先生の名前は?」

「……シグマ。『シャーレ』の顧問、時雨真改めシグマだ」

「そっかそっか〜シグマ先生か〜」

 

 ……なんか、食えないやつだな。

 裏があるのはあきらかなんだが、なんつーか、想像できないレベルの過去を背負ってそうなんだ。

 

 ……それこそ、俺の過去が陳家に成る程に。

 

「……まぁいいか。ところでホシノちゃんよ」

「お、早速呼んでくれたね」

「君はこの力について何か」

 

ダダダダダダダダダッ!!

 

 俺の質問を遮るように、外から銃声が聞こえる。

 流石無法地帯キヴォトス。

 こんな生徒数人の廃れた学校でも襲撃者が現れるのか。

 

「うへ……来ちゃったか〜」

「来ちゃったって……誰がだ?」

「カタカタヘルメット団」

「……え?」

「カタカタヘルメット団だよ、先生」

 

 ……まじか。

 クソダサい名前ですこと。

 

「カタカタヘルメット団……?ネーミングセンスの欠片もねぇな」

「まぁまぁ……それはそうと、先生は指揮してくれる?」

 

 指揮……?

 そりゃ、作戦立てるのは十八番ではあるが、こうなったらこうしろとかだの判断力はねぇんだぞ。

 ……仕方ない、使うか。

 

「いや、指揮を取る必要はないな」

「ふ〜ん……ってことは、何かしらの作戦があるのかな?」

「簡単な話だ」

 

 シグマフォンを開き、召喚コード『1 3 5 8』を入力して、言う。

 

《 Ace Rider. Come Closer. 》

 

「俺が行く」

「ほうほう……その心は?」

「ホシノちゃんの信頼を勝ち取る」

 

 信頼を得るために必要なのは“会話”である。

 だが、アビドスの生徒たち話をする余裕もない。

 となれば、もう一つの方法“行動”で信頼を勝ち取るしかない。

 

 ……もっとも、ホシノちゃんから感じる「疑いの念」を晴らすためだが。

 

「なるほどね〜……うん、わかったよ。それじゃお手並み拝見だよ」

「期待に答えてやる。覚悟しとけ」

「そうしたいのは山々だけど、その携帯だけじゃ戦えないんじゃないの?」

「ああ。だからこそ、だ」

 

 そろそろだ。

 俺がそう言い、廊下の窓から外を見ると、エースライダーが飛んできてくれていた。

 

「ほれ」

「おお……これが先生の秘密兵器?」

「正確にはあのバックの中だな」

 

 廊下の窓を開けて、エースライダーに飛び乗る。

 

「ちょ、先生!?」

 

 まぁ焦るよな。

 急に人が飛び降りたんだから。

 とはいえ、俺はただの人間じゃないからな。

 

「心配すんな。ちゃんと乗れてる」

「ほっ……良かった」

「さて、と」

 

 シグマギアボックスを開き、シグマドライバーにシグマショット、シグマポインターをそれぞれ左右に装着していたから、腰に巻く。

 シグマフォンを開き、変身コード『4 9 0』を入力し、エンターキーを押す。

 

Standing by

 

「変身!」

 

Complete

 

 変身待機状態になったシグマフォンをドライバーにセット。

 「変身」の宣言とともにシグマフォンを倒し、俺の身体にネイビーのフォトンブラッドが流れ、「仮面ライダーシグマ」への変身が完了する。

 

「……行くぜ」

 

 右手首の付け根を左手で強く掴み、右手をより強く握りしめて、そう言葉を残す。

 そして、エースライダーを操作し、さっきまで埋められてた場所に向かう。

 

 さぁ、いっちょ暴れてやるか。

 

———————————————

 

「………」

 

 エースライダーに飛び乗り、変身して出撃していった先生を、ホシノはただただ眺めるだけしか出来なかった。

 

(……ニュースで見た仮面ライダーは、やっぱり先生か〜)

 

 それは現状を把握できてないからではない。

 動くことは出来れど、彼女の頭にはとある疑念が渦巻いていた。

 

 ——何故ただの人間が、仮面ライダーになれていたのか。

 

 かつての自分の経験からか、彼女はそれが不思議で仕方なかった。

 

 そして、彼女なりの一つの結論を導き出した。

 

(やっぱ、ただの人間じゃなさそうだね〜……)

 

 あの先生は自分と同じ、ただの人間をやめているということを、このアビドス……いや、キヴォトスで始めて自力で探り当てたのだ。

 

 そして、一抹の不安を抱えていた。

 もし、あの先生の持つ力……ベルトの力が自分達に襲いかかってきたら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、“あの時”と同じようになってしまうのではないかと。

 




Don't miss the next ∑

「あれって、仮面ライダーですか!?」

「容赦は一切しねぇぞ」

「ここの学生は救うが、アレは別だ」

「あと2回くらい死んでしまえ!」
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