ブルーアーカイブ 〘 PROJECT_∑ 〙   作:ファイズ大好きなポンコツ

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なんというか、ネタに振りすぎた気がする
3日間悩んだうえでこれかよ!畜生め!

それと、ちょいと宣伝のお時間いただきますね
活動報告の方で、閑話のリクエストを開始しました
このキャラのこんな関わり見たい!とかの欲望を解き放っちゃってください


3話 倒すための力

 

「……案外多いな」

 

 ホシノちゃんと離れ、グラウンドの空に居る俺。

 敵であるカタカタヘルメット団とやらは、ざっと数えて30人。

 さて、どう対処するかね……。

 ……取り敢えず奇襲するか。

 書いてた紙を途中で止めて、ベルトの左側にセットしたシグマショットを手に取る。

 

「……ま、こいつ使うか」

 

 シグマショットにミッションメモリーを装填する。

 

Ready

 

 『ナックルモード』へと変形したシグマショットを右手にはめ、シグマフォンを開いて、エンターボタンを押す。

 

Exceed Charge

 

 ベルトの右側から体に流れるフォトンブラッドを経由し、シグマショットに流れ出したフォトンブラッドが注入される。

 

「よっ」

 

 そして、エースライダーから飛び降り、カタカタヘルメット団の中心部分めがけて拳を構える。

 

 一方、カタカタヘルメット団の居る地上では……。

 

「ん……何だ、アレ」

 

 リーダー格の不良が、空中に浮く何かを発見する。

 リーダーが上を向くのに合わせ、残りの不良達も次々と空を見上げ、それぞれ口を開く。

 

「鳥だ!」

「飛行機だ!!」

「いや、アレは……!!!」

 

「「「スー○゜ーマンだ!!!!」」」

 

ドガアァァァァァン

 

 シグマショットに溜められたフォトンブラッドが、地面とぶつかった事で、一気に解き放たれる。

 

『グランインパクト』

 

 フォトンブラッドを一点に纏めた一撃は、大地に触れ、フォトンブラッドを纏った衝撃波を発生させ、団員をふっとばす。

 

「ウワァァァ!!!」

「飛ばされるゥゥ!!!」

「風強えぇ!!!」

 

 ……なんか、思ったより余裕そうな悲鳴しか聞こえないんだが。

 キヴォトス人強すぎない?

 発生した砂埃が収まり、俺と20人程度に減ったヘルメット団が現れる。

 減った奴らはあの衝撃で飛んでったって事でいいだろ。

 そして、リーダー格のヘルメットが、俺に話しかける。

 

「なっ!?誰だお前は!スー○゜ーマンか!?」

「違う。巷で噂の仮面ライダーだ」

「仮面ライダーだと!?」

 

 流石SNS。

 こんな荒れ果てた場所でも繋がるんだな。

 

「取り敢えず、ここの生徒の信頼を勝ち取らなきゃならないんだ。そのための犠牲となれ」

「何だと!何て理不尽なやつだ!」

「それでも大人か!」

「私達にも優しくしろー!」

 

 俺の発言に対する罵詈雑言が飛び荒れる。

 学校襲撃してるくせに何いってんだか。

 

「うるせぇ!大人しくお縄になりやがれ!」

「ザッケンナコラー!」

「スッゾコラー!」

 

 その言葉と同時に、ヘルメット団全員がアサルトライフルやらサブマシンガンなどで俺に銃弾の雨をお見舞いしてくる。

 

「そんな豆鉄砲が効くかゴラー!!!」

「ウワー!バケモンだー!」

「あのスーツどうなってんだよー!」

「お前人間じゃねぇー!!」

 

 撃たれながらも前に進み、シグマフォンを引き抜き、開いてから 横方向に折り曲げ、『フォンブラスター』に姿を変える。

 そして、シングルコード『1 0 3』を入力する。

 

Single Mode

 

 電子音がシグマフォンから流れたのを確認し、ヘルメット団の銃目掛けて射撃する。

 フォトンブラッド弾がここの生徒に当たると、火傷じゃ済まない気がするんでな。

 

「いって!」

「あ、武器が!」

「って、エイム良すぎんだろ!!」

「チーターだろ!!」

「追放しろこんなの!!」

 

 文句が飛び交うものの、それを無視し一発一発、的確に銃だけを狙撃していく。

 5人程武器をふっとばしたところで、リーダー格のヘルメット目掛けて一発放つ。

 

「おわっ!」

 

 その反動で、吹っ飛ばして、俺もそれに近付く。

 

「くっ……くそ!」

「動くな」

 

 フォンブラスターをヘルメットの中心部分……バイザーのところに標準を合わせる。

 

「……容赦は一切しねぇぞ」

「や、やめ!」

 

カチッ

 

「「……」」

 

カチッカチッ

 

「「……………」」

 

 ……やべぇ。

 弾切れた。

 

「……今だお前ら!」

「やれぇ!」

 

 リーダーの指示に合わせ、まだ武器を持ってる15人くらいの団員が、俺に標準を合わせる。

 

「やべっ」

 

 そして構えた銃から弾丸が放たれる

 

 ……よりも先に。

 

「ん、チャンス到来」

『今です、皆さん!』

 

 その掛け声が聞こえ、俺の後方からヘルメット団のとは違う弾丸が飛んでくる。

 俺の後方……アビドスの校舎の方からだ。

 俺は銃声のなった方向に振り向く。

 そこに居たのは……

 

「シロコちゃんにホシノちゃん!……と誰と誰と……何?」

 

 見慣れた顔が2名と、見知らぬ顔が2名。

 それに加えて、小型のドローンが1つ。

 この子達がアビドスの生徒か……。

 

「うへぇ〜……この実力で信頼を勝ち取るのは無理があるんじゃないの〜?」

「いやいや、助けなしでもどうにかなってたけど?」

「あと一歩で蜂の巣だったのに?」

「……そりゃそうだけどさ」

 

 見慣れた顔の1人にて、今のところ唯一正体バレしてるホシノちゃんが俺のもとに近づき、苦言を呈する。

 この子、なかなかに辛辣である。

 

「……まぁ、助かった。感謝はしとく」

「素直じゃないね〜」

「助けなんていらなかったからな!ったく……」

 

 ふと気になって、まだこっちに来てないメンツを見てみると、何か話し合ってる様子。

 少し耳を傾けて、何を話し合ってるのか聞いてみる。

 盗聴はお手の物ってね。

 

「あれって、仮面ライダーですか!?シロコ先輩!」

「ん……私に聞かれてもだよ。でも、わたしの名前は知ってたし、多分あの先生なんじゃないかな」

「おお☆あの人がシロコちゃんの言ってた先生ですか〜!」

 

 ……一応誤解は解けたって事でいいかな。  

 あ、こっち向かって来た。

 

「先生……なの?」

「おう。シグマ先生だぜ。……つってもわかんねぇか」

 

 フォンブラスターをシグマフォンの形に戻し、キャンセルボタンを押し、素顔をさらす。

 最初の方は隠し通したかったが、SNSの前では無力な気がして諦めたのだ。

 

「ほれ」

「…ん、先生だね」

「だから言っただろうに。……ぅお」

 

 前回の変身と同様に、体の重心がブレてシロコの方に倒れる。

 

「おお〜、先生も大胆ですね〜」

「セッ、セクハラじゃないの!」

 

 名も知らぬ2人からそれぞれの言葉が飛び交う。

 そうだ。アレ渡さねぇと。

 

「シ、シロコォ……」

「ど、どうしたの先生」

「これぇ……」

 

 ひ弱な声で、シロコちゃんにとある紙を渡す。

 

「これは?」

「超簡易的な作戦書。これで戦ってみてくれやぁ……」

「ほぉ〜?どれどれ?」

 

 シロコちゃんに渡そうとした紙をホシノちゃんに取られる。

 

「ふむふむ…………わかった。これでやってみるね」

「今度は期待してくれ。作戦立ては俺の十八番だ」

「ふーん……それじゃ、ちゃっちゃと終わらせちゃいますか」

 

 そう言い、ホシノちゃんは愛用しているであろうショットガンを構える。

 あとは彼女達に任せて俺は休もう。

 

———————————————

 

 休むことを選択したのは、俺の中でもランキング10に入るくらいの後悔をしたと思う。

 ホシノちゃん達に作戦だけ伝えて休もうとしたのが間違いだった。

 ………いや、休めると思ったのが間違いだった。

 

 一瞬だった。

 

 一瞬でケリがついたんだ。

 誇張表現無しで、ほんと秒で終わった。

 衝撃で顎外れるし……。

 開いた口が塞がらないとはこのことよ。

 ……取り敢えず、言えることは1つだな。

 

「うん、舐めてた」

 

 この言葉に限る。

 

「すげぇよアビドス。俺が思ってるよりも強かった。チームワークすげぇ」

 

 さすがは今までここで戦ってただけある。

 ユウカちゃん達とは大違いだな。

 ………まぁそん時の戦い見てなかったんだけど。

 

 とまぁ、独り言はここらへんにしといてっと。

 

『カタカタヘルメット団残党、郊外エリアに撤退中』

「わあ☆私たち、勝ちました!」

「あははっ!どうよ!思い知ったか、ヘルメット団め!」

 

 オペレーターをやってる名前の知らない生徒が、作戦完了のメッセージが出る。

 その言葉に喜ぶ名前の知らない生徒2名。

 ……名前を知らない支障は、俺が想定してるよりもでかいものだった。

 

 ……だが、上手いこと行かないのが人生ってもんだ。

 

『皆さんお疲れさまでした!学校に帰還しましょう………って、アレは?』

 

 オペレーターの子が、その近付いてくる異変に気付く。

 

「アレ?アレって何よ?」

「……ん?アレ見て」

 

 ケモミミ2人組がその通告に反応し、シロコちゃんが空中を飛行する灰色の何かを発見する。

 

「あれってもしかして……」

「……多分予想通りだぜ、ホシノちゃん」

 

 俺に近づき、飛んでくる何かを予想し、俺に伝えようとするホシノちゃん。

 何で知ってるか、考えるのは後で。

 

「そんじゃ、こっからは俺の時間だな」

「お、今度こそ活躍してくれるの?」

「任せとけよ」

 

 シグマフォンを開き、再びコード『4 9 0』を入力し、エンターキーを押す。

 

Standing by

 

「改めて……変身!」

 

Complete

 

 ネイビーカラーのフォトンブラッドが流れ、仮面ライダーシグマになる。

 

「ここに接近してきてんのはオルフェノクだろうな。取り敢えずお前らはここから離れときな」

 

 俺の言葉に答えるように、3人はここから離れる。

 

 ……そう、3人だけ。

 

「……離れろつってんだろ」

「ええ〜?」

「「ええ〜」じゃねぇよ。死ぬぞ?」

「そこは先生が守ってくれるでしょ〜?」

「そりゃ守るけどよ……」

「じゃあ頑張って〜」

 

 ……うまく言いくるめられたな。

 まぁいい。

 やれることはやるだけだな。

 

「そんじゃ、離れんなよ」

「はいはい………信じさせてみせてよ

 

 言われずともだ。

 そう答えるよりも先に、灰色の何か……クロウオルフェノクが向かって来た。

 その突撃を、ホシノちゃんを抱えて回避する。

 

「また武器だけ攻撃するつもり?」

「んなわけねぇだろ。簡単な話、ここの学生は救うが、アレは別だ」

 

 オルフェノクには情一切掛ける必要はない。

 もっとも、こいつは会話をするよりも前に攻撃を仕掛けてきたから、まともな奴ではないのは火を見るよりも明らかだ。

 ……まぁ、ワンちゃんある可能性に賭けてみるか。

 飛んできたクロウオルフェノクが、俺達の前に降り立つ。

 

「貴様……何が目的だ」

「お前……ロリコンだろ」

 

 ?

 

「その背負ってる子供を見ればわかる。お前、同族だろ」

 

 ??

 

「素晴らしい提案をしようじゃないか。そいつを一緒に可愛がらねぇか?」

 

 ???

 

 ……おっといけない。

 頭に銀河が生まれるところだった。

 

 ……やっぱオルフェノクはクソだな。

 

「そうかそうか……それなら、俺の答えは1つだな」

 

 ドライバーからシグマフォンを引き抜き、『フォンブラスター』に変え、バーストコード『1 0 6』を入力する。

 

Burst Mode

 

 銃口をオルフェノクに向け、言う。

 

「お断りだ」

「……ならば死ぬがいい。俺だけで楽しませてもらう」

 

 クロウオルフェノクは翼を外し、その翼が二本の大剣へと姿を変える。

 二人の間に緊張が走る。

 先に動いたのは、クロウオルフェノクだった。

 左手で持っていた大剣を俺目掛けて投げ、俺に接近する。

 

「そう来るか……!」

 

 フォンブラスターの引き金を引き、飛んできた大剣を3発で落とす。

 その奥に、クロウオルフェノクは居なかった。

 

「……!何処に………上か!」

 

 上を向くと、大剣を振り下ろそうとするクロウオルフェノクが居た。

 投げられた大剣に意識を持ってかれすぎたな。

 

「あっぶね!」

 

 間一髪で回避し、クロウオルフェノクに6発フォトンブラッド弾を当てて、吹っ飛ばす。

 

「くっ……」

 

 ふらつきながらも、大剣を構えるクロウオルフェノク。

 それに合わせ、また銃口を向ける。

 また膠着状態になる。

 ……さて、どうするべきか。

 

———————————————

 

 ここでちょいとした解説だが、フォンブラスターは索敵や先制攻撃を仕掛ける際はめっちゃ使えるが、トドメを指すには威力が足りない。

 それに加え、有効打を出せそうな手段であるシグマショットはさっきの奇襲で熱暴走中。

 シグマポインターは相手が弱ったタイミングじゃないと成功確率が低い。

 

 うん、詰んでる。

 

「「……」」

 

 未だ続く膠着状態。

 

 すると、その状態を破壊するべくしてか、空中から何かが飛んできて、クロウオルフェノクに衝突する。

 

「グハッ!?」

「何だ……?」

 

 その飛行してきたものが、今度は俺に接近し、俺の前で止まる。

 コレって……。

 

「エースライダーじゃねぇかよ!」

 

 あ、そういやAI搭載してるとかユーザーズガイドに書いてたな。

 ……そういや、アレも使えるんだよな。

 シグマフォンからミッションメモリーを引き抜き、エースライダーの左ハンドルに装着し、ハンドルを引き抜く。

 

Ready

 

 ハンドルからフォトンブラッドで生成された刀身が出現し、『シグマエッジ』になる。

 そして、エッジを構える。

 

「………来い」

「デヤアァァ!!」

 

 大剣にオルフェノクの力を纏わせ、突撃してくるクロウオルフェノクに向かってくるのを確認し、シグマフォンを開きエンターボタンを押す。

 

Exceed Charge

 

 フォトンブラッドを経由し、シグマエッジにフォトンブラッドがチャージされたのを確認し、下から斬り上げて光波を放出させ、クロウオルフェノクを拘束する。

 

「な、何ィ!!」

「ハアァァァ!!」

 

 空中で拘束されたクロウオルフェノクに向かい、フォトンブラッドが溜まったエッジで横薙ぎ一閃にし、思いを載せた言葉を言う。

 

「あと2回くらい死んでしまえ!」

 

 生徒へのセクハラは許さんのだ。

 そして、下から逆袈裟に斬り上げる。

 

『エナジーカッティング』

 

 シグマが現段階使用可能な最後の技が、クロウオルフェノクをメッタ切りにした。

 

「クソがァァァァ!!」

 

 切り刻まれたクロウオルフェノクの体にネイビーの『∑』の文字が浮かび上がり、青い炎を上げ、灰化して崩れ落ちた。

 

「………よし」

 

 今回は灰を見届けず、積もった灰を蹴り飛ばし、変身を解除する。

 

「ぬ゙あ~~~………もうダメだぁ〜………」

 

 さっきの変身以上の疲労感が俺を襲い、仰向けに倒れる。

 

「お〜い先生、大丈夫?」

 

 ホシノちゃんが俺の顔を覗き込みながら、俺の安否を問う。

 

「ぉ゙ぁ゙ぁ゙ー………」

 

 かろうじて出た声で答えたが、まともな応答ではないだろう。

 

「……うん、大丈夫そうだね〜」

 

 おっと?

 何で通じた?

 ……さては生きてる世界が違うな?

 

 その後、エースライダーに運んでもらい、アビドス高等学校へと戻ったのだった。

 色々と事情を説明しなくちゃならなくなりそうだから、色々面倒くさくなりそうだ。

 




Don't miss the next ∑

「パパ……?俺が……?」

「やるからにゃ徹底的にって訳だ」

「ヘルメット団潰すぞ!」

「俺とは違う……仮面ライダーがいると?」
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