ブルーアーカイブ 〘 PROJECT_∑ 〙 作:ファイズ大好きなポンコツ
計画はしてたんだよ。
実行に移せなかったんだよ。
全部ブルアカが悪い。
許さんぞ陸八魔アル。
プロローグ 1 物語の始まり
【……接続パスワード承認。】
「……私のミスでした」
「私の選択、そしてそれによって招かれた全ての状況」
朦朧とした意識の中、誰かの声が俺に語りかけてくる。
いったい誰なのか。
そもそもここは何処なのか。
俺は“誰”なのか。
疑問が疑問を呼ぶ中、ノイズ混じりの風景が俺の脳裏に浮かぶ。
その風景に居たのは、頭上に円形の黒い何かを浮かばせた少女と、3発の弾丸が撃ち込まれ、動かなくなったタブレット。
この少女にも、タブレットにも見覚えもないが、どこか既視感のあるものだった。
「結局、この結果にたどり着いて初めて、あなたの方が正しかったことを悟るだなんて……」
どこか後悔の念を感じられる声で、誰かが語り続ける。
まだ完全な状態ではない意識の中、俺は閉じていた瞼を開く。
そこに居た人を見て、俺は言葉を失うことになる。
そこに居たのは、左胸から血を流している少女だった。
すぐさま手当をするために動こうとしたが、その体が動くことはなかった。
まるで何かに引き止められてるかのように、動かすことが出来なかった。
「今更図々しいですが、お願いします。…シグマ先生」
俺が先生……?
記憶は曖昧だが、先生になった覚えは無いんだが。
ってか、名前にノイズがかかってんだけど。
「きっと私の話は忘れてしまうでしょうが、それでも構いません。何も思い出せなくても、おそらくあなたは同じ状況で、同じ選択をされるでしょうから…。…ですから、大事なのは経験ではなく、選択。あなたにしか出来ない選択の数々。」
再び、俺の頭に記憶が浮かび上がる。
今度はノイズのない、綺麗に見える記憶だった。
先程見た少女が浮かばせていた円形の何かを持った誰か達。
服装から見るに多分生徒なんだろう。
「大人としての、責任と義務。そしてその延長線上にあったあなたの選択。それが意味する心延えも。…ですから、先生。私が信じられる大人である、あなたになら、この捻れて歪んだ先の終着点とは、また別の結果を……。そこへ繋がる選択肢は……きっと見つかるはずです。」
そして、少女は優しい笑みを浮かべて、俺に最後の言葉を伝える。
「だから先生、どうか……」
彼女の言葉が言い切る前に、俺の視界は黒に染まってしまう。
最後の言葉は聞けなかった。
………けど、言いたいことはわかった。
「変えてやるよ……。俺が、その捻れちまって歪んだ世界を、ハッピーエンドで迎えれる世界にな。」
何も見えなくなった中で、俺は一言、そう呟いた。
そして、俺の消えかけた意識は………。
「……い。……先生、起きてください。」
先程の声とは違う、鋭い声が俺を……先生を呼ぶ声が聞こえる。
こちとらまだ寝ててぇんだよ。
「先生!!」
「………あん?」
俺の意識は、鋭く響いた、俺を呼ぶ声で目覚めることになった。
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「「キヴォトス」へようこそ、先生」
「この先生こそが、フィクサーになってくれるはずです」
「……正体不明の灰色の怪物が暴れているようです」
「このベルト……いったい……?」