ブルーアーカイブ 〘 PROJECT_∑ 〙   作:ファイズ大好きなポンコツ

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おおおお!!!
認めてくれる人がいっぱいいるから筆が進む進む!!!
みんなもコメントバシバシくれよな!!!

取り敢えず、今回でプロローグが終わります!
いや〜……ここまで長かったねぇ〜……
それでは、本編どうぞ!


プロローグ 5 シャーレの先生

 

 「それでは改めて……私はアロナ!この「シッテムの箱」に常駐しているシステム管理者であり、メインOS、そしてこれから先生をアシストする秘書です!」

「………冗談だろ?」

 

 こんなちびっ娘が俺の秘書?

 

「あ〜……なんだ、迷子なら一緒に親探すぜ?」

 

 こんな空と海が広がる世界に、このガキンチョ以外に人がいるかはやぶさかじゃねぇけどな

 

「迷子じゃないです!私は先生の秘書です!!」

「嘘つけ!お前みたいなガキンチョが秘書なわけあるか!」

「ガキンチョじゃなくてアロナです!」

 

 なんか、こうやってイジってたの、前もやってた気がするんだよな……。

 誰だったかな……。

 

「……ホントに先生は先生なんですか?」

 

 ……どういう質問だ?それ。

 

「……そりゃ、俺は先生だろ。連邦生徒会長直々に任命されてここに居るんだしよ」

「むむ……ですが…………わかりました。少し恥ずかしいですが、生体認証をします!」

「生体認証ぉ?」

 

 俺が尋ねると、アロナは俺に近付くように言い、人差し指を差し出す。

 

「……何をしようと?」

「だから、生体認証ですよ。さぁ、この私の指に、先生の指を当ててください!」

「あ〜……あれか、「しもんにんしょー」ってやつか」

「はい!」

 

 そうして、俺はアロナに言われた通り、指と指を重ね合わせる。

 ………なんか、こんなの映画で見たことあるな。

 

「うふふ。まるで指切りして約束するみたいでしょう?」

「指切りっつーか、「E.T.」のあのシーンみたいだぞ」

「む……それでも、私にとってこれは指切りなんです!」

「はいはい……」

 

 ……なんか、こっ恥ずかしいな。

 

「……よし、それでは確認しますね!」

「確認……それらしい機械は何もねぇけど?」

「機械なんて必要ありません!こう見えて、目はいいので!」

 

 そう言い、アロナは無い胸を張る。

 そりゃもう、断崖絶壁である。

 

……今なんか変なこと考えませんでした?

「ハハッ」

 

 あぶねぇあぶねぇ、あと少しでバレるところだった。

 何とか笑って誤魔化せれたけど。

 っていうか、目視だけで確認なんてできんのか?

 怪しいぞ……

 それに、本人確認ってのは相当時間を有するもんだ。

 これは10分くらいはかかるか

 

「はい!確認終わりました♪」

「嘘だろアロナ!?」

 

 まだ1分も経ってねぇんだぞ!?

 

「アロナ……お前……」

 

 そんなの……そんなのって!

 

「すっげぇじゃねぇかよ!アロナぁ!」

「わっ!?」

 

 俺はアロナを褒め称えるために、アロナに抱きつき、頭を全力で撫でる。

 はたから見れば事案である。

 

 その後、俺はここに来た目的を優秀秘書のアロナに伝えた。

 

「なるほど……先生の事情は大体わかりました。連邦生徒会長が行方不明になって、そのせいでキヴォトスのタワーを制御する手段がなくなった……」

「ま、そういうことだな。如何せん、記憶は完全な状態じゃないおかげで、連邦生徒会長に会った覚えがねぇんだよな……ってことでアロエ、連邦生徒会長について知ってることは?」

「アロエじゃなくてアロナです!……実は、私も連邦生徒会長についてはほとんど知らないんですよ」

「そうか……」

 

 アロナも正体が知らない連邦生徒会長……いったい何者なんだか。

 何で俺をここに呼び出せたとか、何で「シッテムの箱」を託したのか、色々とわかんねぇことだらけだ。

 

「……ですが、サンクトゥムタワーの問題は私が何とか解決できそうです」

「マジかアロナ!それなら頼むぞ!」

「はい!分かりました。それでは、サンクトゥムタワーのアクセス権を修復します!少々お待ち下さい!」

「おう、いくらでも待つぜ」

 

 そうして待つこと約2分。

 俺はその間、シグマギアの入ってたスーツケースに挟んであった取扱説明書を見てた。

 まぁ、使い方は遺伝子レベルで覚えてんだけど、確認は必要だからね。

 すると。

 

「サンクトゥムタワーのadmin権限の取得完了……。先生。サンクトゥムタワーの制御権を無事取得できました。今、タワーは私アロナの統制下にあります。」

「お、案外早かったな。さすが優秀秘書」

 

 説明書を閉じて、アロナの頭をワシャワシャと撫でる。

 その際、「うへへ〜」と反応するアロナは、間違いなく万病に効く。

 俺はそう確信した。

 

「改めて、これで今のキヴォトスは、先生の支配下にあるも同然です!」

「おお……そんな権力が俺に……」

 

 これで、俺はこの学園都市を支配することができるのか……。

 まぁでも……。

 

「そんな力不要だな。アローナ、その権力、連邦生徒会に渡しちゃってくれ」

「え、いいんですか?先生」

「いーのいーの。……多分、そんな力を持ってたら、俺が俺じゃなくなっちまうかもしれないからよ」

 

 権力ってのは、時に人間を狂わせるからな。

 

「……わかりました。これよりサンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会に移管します!」

「ああ、ありがとうな」 

 

—————————

 

 こうして、やるべきことをなした俺はアロナの居た空間から離れ、シャーレの地下室に戻る。

 帰ってきて、一番に声をかけてきたのは、奥で待機してくれてたリンちゃんだった。

 

「……はい。わかりました。サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました」

「お、これで連邦生徒会長が居た頃と同じように仕事ができるのか」

 

 さすが優秀秘書アロナ。

 ちゃんと連邦生徒会に権限を渡せたみたいだな。 

 

「はい。お疲れさまでした、先生」

「そんじゃ、これで俺の役目は終わりかな。短い時間だったけど楽しかったぜ〜リンちゃん」

「いえ、先生にはまだやってもらう事がありますよ」

「あれ?」

 

 なんかやるべき事とかあったっけ?

 うーん…………わかんね

 

「……はぁ」

「ちょ、何だよその呆れたため息!はやく教えてくれよ、そのやるべきこととやらをよ!」

「……それでは、連邦捜査部「シャーレ」をご紹介いたします」

「……あ、それか」

 

 そういや言ってたな、「シャーレ」の顧問になれって。

 そっか、まだ自由にはなれないか。

 そんな訳で、シャーレの部室があるであろう場所に向かうリンちゃんに着いていくことにした。

 

———————————————

 

「ここがシャーレのメインロビーです。長い間空っぽでしたけど、ようやく主人を迎えることになりましたね」

 

 リンちゃんが紹介してくれた部屋には、

〚Independent Federal Investigation Club S.C.H.A.L.E〛

 と書かれた表札があった。

 無論、この英語の意味なんてわかんねー上に、読み方もわかんねー。

 てか、S.C.H.A.L.E(これ)でシャーレって呼ぶの?

 スカーレじゃないの?

 ……やっぱ英語わかんねぇ。

 俺が表札で戸惑ってる間に、リンちゃんは先に部室に入り、俺がそれに続く。

 

「そして、ここがシャーレの部室です」

「おお……」

 

 これから俺の拠点になるシャーレの部室は、長年誰も居なかった割にはきれいである。

 

「ここで先生のお仕事を始めるといいでしょう」

「仕事かぁ……」

 

 正直な話、仕事はやりたくねぇよな。

 とはいえ、確か、シャーレは一種の超法規的機関。

 そして、「各学園の自治区で、制約無しに戦闘活動を行うこと」が出来る。

 責任は重大だろう。

 

「……シャーレは、権限だけはありますが目的のない組織なので、特に何かをやらなきゃいけない……という強制力は存在しません」

 

 前言撤回。

 思ったよりも責任はなくて、楽できそうだ。

 その後も、リンちゃんは色々と説明してくれたけど、簡単にまとめるとしたら……。

 

「俺のやりたいようにやっていい……って事か」

「はい。……どうしてこのような部活を作ったのか、連邦生徒会長に聞きたいのですが……」

「その連邦生徒会長は行方不明……か」

 

 連邦生徒会長は何をしてるんだか……。

 

「私たちは彼女を探すのに全力を尽くしているため、キヴォトスのあちこちで起きる問題に対応できるほどの余力がありません。今も連邦生徒会に寄せられてくるあらゆる苦情……支援物資の要請、環境改善、落第生への特別授業、部の支援要請などなど……」

「なるほど……あん時ユウカちゃん達が来てたのはそういう理由なんだな」

「はい。……もしかしたら、時間が有り余っている「シャーレ」なら、この面倒な苦情の数々を解決できるかもしれませんね」

「げっ……」

 

 さらに前言撤回。

 楽できそうにねぇや。

 ……とはいえ、先生に選ばれちまったんだしな。

 やれることはやるか。

 

「その辺りに関する書類は、先生の机の上にたくさん置いておきました。気が向いたらお読みください」

「……多くない?」

「まぁ、読むか読まないか……すべては先生の自由ですので」

 

———————————————

 

 書類を確認することから逃げた俺は、外で待機してくれてたユウカちゃん達の元に向かった。

 

「ええ。サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会が取り戻したことを確認したわ」

「ワカモは自治区に逃げてしまったのですけど……すぐ捕まるでしょう。私達はここまで。あとは、担当者に任せます」

「それでは改めて、お疲れ様でした、先生。先生の活躍はキヴォトス全域に広がるでしょう。すぐにSNSで話題になってしまうかもしれませんね?」

あの姿(仮面ライダーシグマ)がバレるのは嫌だな……まぁともかく、みんなもお疲れさま」

 

 ここまで協力してくれたお礼を、改めて伝える。

 それにしても、SNSか……。

 

「これでお別れですが、近いうちにぜひ、トリニティ総合学園に立ち寄ってください。先生」

(ぺこり)

 

 トリニティ総合学園とやらに招待してくれるハスミちゃんと、それにあわせてスズミちゃんが、ぺこりとお辞儀する。

 

「私も、風紀委員長に今日のことを報告しに戻ります。ゲヘナ学園にいらっしゃった時は、ぜひ訪ねてください」

 

 チナツちゃんも負けじと(?)ゲヘナ学園に招待する。

 

「ミレニアムサイエンススクールに来てくだされば、またすぐにお会いできるかも? 先生、ではまた!」

 

 ……うへぇ。

 俺すっげぇ人気者。

 

「おう、そんじゃまたな」

 

 取り敢えず別れの言葉をいい、四人は各々の学園に帰っていく。

 

 ……さて、これから俺の新しい生活が始まるんだな。

 

——————

 

『行け。そして自由を勝ち取ってこい』

 

——————

 

 あの時蘇った記憶の声が聞こえた。

 それを聞き、俺は自分の頬を2回叩き、やる気を出す。

 

「さて、頑張りますか!」

 

 こうして、俺は『シャーレの先生』としてこの世界で自由に生きることを決めた。

 

——————————————— 

 

 シャーレから少し離れ、自治区にて。

 

「……」

 

 狐のお面をつけた少女、ワカモは空を見上げ、困惑していた。

 

「ああ……これは困りましたね……」

 

 彼女の困っている内容は、これからどうやって逃げるかではない。

 ———先程シャーレで出会った、先生の事であった。

 

 ワカモがシャーレから逃げたのには、理由がある。

 まず大前提として、あの時、普段のワカモだったら、挨拶を交わすことなく先生を殺せていた。

 なにせあの時、先生は変身もせず、武器も持たず、なんの警戒もせずに居た。

 そんな先生を何故殺さなかったのか。

 その理由はとっても簡単なことであった。

 

「フフ……フフフ。……ウフフフフフフ♡」

 

 そう、ワカモは恋に落ちてしまっていたのだ。

 法悦の笑みをお面で隠すその姿は、まさしく恍惚の境地と言えるであろう。

 

—————————

 

「……なんか悪寒がするぞ」

 

 誰かが俺の噂でもしてんのか?

 ……そういや、ユウカちゃんがSNSとやらで話題になるとか言ってたな。 

 ……いや、そんな早いのか?

 まぁ、1分もせずに生体認証ができるくらいに世界は進んでんだ。

 これくらい当然だろうな。

 

「どうかしましたか?先生」

「おん……誰かが噂してるのかもしれん。そのおかげで、少し悪寒がしたんだよ。まぁ取り敢えず、これがこの世界に来てから今に至るまでの俺だな」

「はぁ……改めて聞くと凄いですね……とはいえ、これである程度は落ち着きましたね」

 

 そんな覚悟を決めた俺は、目の前に広がる書類の山から再び逃げて、シッテムの箱を起動させて、箱内でアロナとこれまでのことを振り返ってた。

 ……そう、いわゆる現実逃避である。

 あの書類漢字多すぎんだよ!

 

「お疲れさまでした、先生!」

「お前もな。……とはいえ、まだやるべきことはたくさんあるもんな……」

 

 そう言い、シグマフォンを見つめる。

 

 こいつを使えたのは、あん時見た記憶で大体わかったんだが、まだ確信はできてない。

 ……それに、あの白い戦士を“誰が”変身してたのか、Σ計画以外の2つの計画、あのオルフェノクが言ってた「デルタ」と「カイザ」とやらも、色々知らなきゃいけないことが沢山ある。

 そのためにも……

 

「……スマートブレインを探さねぇとな」

 

 俺を作った企業を探し出さねぇとならない。

 

「ん?今なにか言いましたか?先生」

「……いや、何もねぇぜ」

 

 これは、あくまで俺だけの問題だからな。

 アロナや他の生徒たちを巻き込むわけにはいかない。

 

(いつか、必ず見つけ出してやるからな………そして、俺が何者なのか、聞かせてもらうぞ……!)

 

 そう心のなかで決意し、俺はこれからの事をアロナと話した。

 




※ほんへに進む前にミレニアムに行きますね〜
 なんせ、推しに会いに行きたいんで
 ってなわけで、次回予告どぞ!

Don't miss the next ∑

「ミレニアムサイエンススクール……か。行ってみるか」

「あら、貴方は……」

「妖怪足太女ってわけか」

「仕方ねーだろ、俺まともな教育も生活もできてねぇんだから」
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