ブルーアーカイブ 〘 PROJECT_∑ 〙   作:ファイズ大好きなポンコツ

8 / 16
(ノアの喋り方あれでいいのかな……)
(ラストであんな事書いたけどやれるかな……)

( ´運ω営)⊃『水着シロコピックアップ!』 スッ

………ありがとうな
迷う必要なんて、無いよな

嫌なもんはガチャひいて忘れるに限るぜ!!
ナーッハッハッハ!!!(120連星3二人)

そんな訳で閑話 2、スタートです


閑話 2 男の過去

 

「……では、詳しく聞かせてください。先生の過去について」

「そうなるか……」

 

 ちょっとした呟きから始まった、俺の過去追及。

 とはいえ、記憶は完全に復活したってわけじゃないんだけどな。

 

「そんじゃ、何から聞きたいんだよ?俺の生い立ちか?それとも、ここの先生に選ばれた理由か?」

 

 自分で候補に出しておいてあれだが、後者の内容は俺も知らないんだよな。

 俺が返答を待つ中、ノアちゃんは少し考えて、答えを出す。

 

「……それでは、先生のその力について教えてください♪」

 

 そう言い、ノアちゃんは俺の手に持ってたシグマフォンを掴む。

 ……俺の手ごと。

 

「……え?知ってるの?俺が仮面ライダーなの」

「はい♪」

 

 う〜んこの屈託のない笑顔。

 俺でなきゃ惚れてるね。

 

「……わーったよ。そんじゃ、まずはこいつを作った企業から話すかね」

 

 そうして俺は語りだした。

 

「このギア一式を作ったのは、スマートブレインっていう大企業なんだが……知ってるか?」

「スマートブレイン……ですか。知らない名前ですね……」

「そうか……」

 

 あん時のオルフェノクは俺以外の仮面ライダーであろう『デルタ』と『カイザ』の名を述べていた。

 となると、スマートブレインは『シグマギア』に飽き足らず、他のライダーズギアを作ったことになるはずなんだが……。

 この世界にはスマートブレイは無い……のか?

 ……いや、表立って活躍してないだけか。

 

「取り敢えず、そのスマートブレインってのは、家電から食品に至るまで様々な事業を手掛ける企業なんだよ。……表向きはな」

「表向きは……ですか」

「ああ。……実際は、オルフェノクの支援を行ってたり、オルフェノク専用の兵器作ったり……色々とやべぇ企業さ」

 

 『悪の秘密結社』ってところだろうか。

 

「それに……」

「それに?」

「……あぁー……ホントに聞きたいか?コレ」

 

 俺はノアちゃんに、改めて警告する。

 さっきまで伝えたのは、“よく知られてる”裏側なんだ。

 それこそ、『ラッキークローバー』の一員とか、社員が知ってる事とかだろう。

 俺が言うのを躊躇った“本当の”裏側ってのは、思い出すだけでも吐き気がするレベルなんだ。

 ……俺も、できたらそれは話したくない。

 俺の表情が曇ったのを気付いたのか、ノアちゃんはもう一度俺の手を取り、俺の目を見て言う。

 

「聞かせてください」

 

 こん時のノアちゃんの目は、今までしてた目とはどこか違う、「覚悟」みたいなのを感じた。

 ……だったら、それに答えないとな。

 

「……はいはい、観念して話しますよ。……あとから言う文句は受け付けねぇぞ」

「大丈夫ですよ。……それで、先生が言い渋ってるスマートブレインの悪行は何ですか?」

「……人体実験さ。人間とオルフェノク、2つの性質を備えた究極の存在を作るための……な」

 

 スマートブレインが行っていた、俺の中での最も邪悪な行為。

 それが、「人間とオルフェノクの混合体」を作る事であった。

 

「当初、スマートブレインは「王を超えた存在を作る」ってのを考えてたんだ」

「王……?」

「あぁ、言ってなかったか。オルフェノクの王、『アークオルフェノク』のことだ。そいつよりも強い存在を作るために、人間とオルフェノクの混合体……確か名称は『フォトン・ベイビー』だったかな?そいつを作ってたんだよ」

「そんなことを……」

 

 ノアちゃんの怒りが、静かながら伝わってくる

 こんなの、まだ序章に過ぎないんだけどな〜

 

「そんで、『フォトン・ベイビー』の作成には、そうとう条件が揃ってないといけなくてな……」

「待ってください。その計画で、失敗したらどうなるんですか……?」

「……いいとこに目をつけるな。いや、悪いところか…………殺処分だよ」

「………は?」

「そりゃ当然だろうな。あっちからしたら、被検体なんて道具に過ぎないんだからよ……ほんと、腐りきってるよな」

 

 ノアちゃんから怒りを表に出したような声が聞こえたけど、それを軽く受け流す。

 俺の感性も、アイツらのせいで狂っちまったのかもな。

 

「まぁ、成功したら成功したで監禁と仕事の日々だけどな。……そう考えたら、失敗したほうが幸せだったのかもな」

「……」

 

 遂に言葉を発せなくなるノアちゃん。

 

「そこでやった仕事内容は至ってシンプル。………失敗作の排除さ」

 

 それのせいで、何百人殺したんだろうな。

 ……はぁ、思い出しただけでも吐き気がする。

 

「……だけど、その計画は破綻したんだよ。研究所が爆発してね」

「それじゃあ、成功した『フォトン・ベイビー』はどうなったんですか?」

「さぁな。一人一人が逃げるのに夢中で、誰がどこに行ったのか、わかんねぇんだよ。俺もそうだったし」

 

 ……そうやって考えると、あの記憶の青年……いまじゃもうおじいちゃんか?

 取り敢えず、そいつには感謝しないといけないな。

 

「そこで、俺はこいつと出会ったんだよ」

 

 そう言い、シグマフォンを見せる。

 

「こいつ以外にも、他のギアはあるんだけどそいつらの説明は置いといて、これで俺は強大な力を手に入れて、ハッピーエンド〜……ってわけにゃいかなかったんだけどな……」

 

 こっから先の話は、流石に聞かせれない。

 “本当の”裏側の、まだ第一章に過ぎない所で、こんなにも辛そうになってるんだからな。

 

「……とまぁ、こんなんでもつらい過去背負って生きてるんだ。ちょっと聞いた質問と違う気はするけど、問題な」

 

 俺がそう尋ねるのを遮り、ノアちゃんは俺を抱き寄せる。

 

「……おいおい、俺を性犯罪者に仕立て上げるつもりか?」

「そんなのじゃありません……ただ、今の私に出来る、最大限の慰め方がこれしかないんです」

「……ノアちゃんは優しいな」

 

 俺は少しの間、ノアちゃんに抱かれてた。

 なんか、こうされるのはすごく安心する。

 

「……どうです?安心しましたか?」

「まぁな。……なんつーか、姉さん見たいな感じだな」

「ふふ……それでは、ユウカちゃんが来るまでは、私を姉だと思ってくださいね♪」

「身長差……てか、ガキじゃねぇんだけどな…………いや、まぁ言っちまえば子供だな、俺も」

 

 あそこから抜け出して、今の俺になるまで、14年しか経ってないわけだ。

 実年齢でみたらもういい年した大人ではあるが、子供の頃なんて、あってないようなもんだしな。

 俺も子供って事で。

 すると。

 

「あ、居ました、せんせ〜い!」

 

 遠くから聞き慣れた声が聞こえる。

 ……ここは敢えて反応しないで、まだこの楽園を楽しんでおこう。

 

「聞こえてますよねー!先生!!……って、ノア!?」

「あら、ユウカちゃん。仕事は終わったんですか?」

「え、ええ。……って、そうじゃなくて!どうして先生を抱いてるの!?」

 

 やっぱこの子、反応おもしれぇわ

 俺は不本意ながら、ノアちゃんから離れ、ユウカちゃんの元に近付く。

 

「まぁまぁ、嫉妬はそこまでに、ね?」

「し、嫉妬!?そ、そんなのじゃありませんよ!」

「ほ〜ん?」

「その割には……」

「「お顔が真っ赤ですよ?ユウカちゃん?」」

 

 俺とノアちゃんの声が重なる。

 やっぱ、ノアちゃんのことわかるようになってるな。

 嬉しい限りだ。

 さて、宥めてやるかね。

 

「まぁまぁ、そうカッカしなさんな。ほれ」

 

 ユウカちゃんに向けて、とあるモノを投げ渡す。

 

「これは……?」

「これは俺からのプレゼントさ☆大切にしてくれよ〜」

 

 そうして、俺はシグマフォンにコード『1 3 5 8』を入力する。

 

Ace Rider. Come Closer.

 

 その電子音とともに、エースライダー・スライダーモードを呼び寄せる。

 

「あ、あれは?」

「俺が乗ってたバイク。コード入力でこんな事も出来るんだよ」

 

 そして、エースライダーに飛び乗る。

 

「そんじゃ、俺は帰るぜ」

「あ、先生」

「おん?どうしたよ、ノアちゃん」

「ユウカちゃんの言ってた、会わせたい人は……」

「あ、あれね。きっとノアちゃんの事だろ。どう?ユウカちゃん」

「え、は、はい。会ってますけど……」

 

 ビンゴ。

 ノアちゃんの話を聞いた限り、ユウカちゃんに友達と呼べるほどの仲の生徒は少ない。

 そうなると、紹介したい生徒ってのは、同じセミナーのノアちゃんだろうっていう、簡単な推理だ。

 合ってて良かった。

 

「そんじゃ、俺やんなきゃ行けないことあるから、また来るぞ」

 

 そうして、シャーレのある方向に飛んでいった。

 

 俺が飛び去ったあと、ユウカちゃん達は少し話してから別れて、ユウカちゃんは俺の渡したモノを確認する。

 そこに入っていたのは………

 

「……書類?」

 

 ……俺が持ってきてた、書類だったのだ。

 プルプルと震えるユウカちゃん。

 そして、今日1の声で、叫ぶ。

 

せ、先生のバカーーー!!!

 

 ユウカちゃんの切実な叫びは、ミレニアム全体に広がったとか、広がらなかったとか。

 

———————————————

 

 ……さて、ミレニアムを訪れた翌日、シャーレの部室に、シグマフォンの通知音が鳴り響く。

 書類整理でボロボロになりつつも、シグマフォンを開き、モモトークを開く。

 そこには、気が合う生徒のノアちゃんからのメッセージが表示されていた。

 


 

ノア

先生

お久しぶりですね

昨日ぶりだけどな

そんで、要件は何だ

ノア

シャーレのお仕事、

私にも手伝わせてもらえますか?

……というと?

ノア

すぐに分かります♪

 


 

 メッセージの確認と、やり取りをして、ノアちゃんからの返答が来ると、部屋の奥から足音が聞こえ、ドアからノック音が聞こえた。

 メッセージで言った通り、何が目的かが、すぐわかった。

 

「仕方ねぇな……」

 

 重い腰を上げて、扉を開く。

 

「ちゃんノア〜、仕事手伝ってくれんのはありがたい……って、あれ?」

 

 そこには、誰も居なかった。

 おかしい。

 間違いなく足音は聞こえたし、ドアを叩く音だって聞こえた。 

 ……もしかして、書類で頭やられたか?

 俺がそんな事を考え、“油断”していると……

 

「ふぅ〜♪」

「うひやぁ!!!」

 

 俺の耳に、優しい風が吹きかかる。

 その衝撃が、あまりにも強すぎた為、俺は跳ねて、ぶっ倒れる。

 

「……やってくれたな」

「ユウカちゃんにしたことへのお返しですよ?」

「……後で謝っておくよ」

 

 まさかこんな形で復讐されるとは思わなかったぜ……

 ユウカちゃん、恐ろしい子!

 

「ふふ……それでは、改めて……」

 

 そう言い起き上がろうとする俺に向けて……

 

「この度、シャーレ当番を務めることになりました、生塩 ノアです」

 

 挨拶をし、俺の耳元の位置に合わせるようにしゃがみ……

 

よろしくお願いしますね、先生♪

「んんっっ!!!!!!」

 

 今まで史上、最強威力の囁きをしてきた。

 耳が幸せ……じゃなくて!

 

だから、耳元で囁くなーー!!!

 

 過去最大級の声が、シャーレ……いや、キヴォトスに響き渡った。

 




※次回、ようやくほんへに進みます!
 伏線らしい伏線も張れたんで、大満足しました〜
 さぁ、次回予告どぞ!

Don't miss the next ∑

「アビドス高等学校……?」

「行くぞアロエリーナ!」

「あ^~フォトンブラッドが溢れる〜」

「殺すなら殺せよ!!!」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。