A級2位の隊長は軟派男らしい?   作:キノピオ隊長

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アンケート〆。
真木ちゃんとの純愛で決定。他ヒロインについては、どっかのタイミングで幕間か特別編で書こうかな。

なんか、自分の中で高まってたワートリ熱がおさまりつつあり、ここまで勢いそのままにノリで書いて満足しちゃった感ある。
……どうすんべ



No.8 告白

 

「デビュー戦の勝利を祝して…乾杯!!」

『乾杯!』

昼の試合後、若槻隊作戦室にて打ち上げが行われる。テーブルの上にはお菓子やジュースが所狭しと置かれており、皆それぞれ好きな物を食べている。

「いやー、当真の狙撃も若様の蹂躙劇も凄かったぜ。もちろん、真木ちゃんの的確なサポートもな」

「おー、まぁな。こんぐらいは楽なもんだぜ」

冬島さんのお褒めの言葉に当真が満足気に笑う。確かに当真は2発撃って2発とも一撃で急所を貫き撃破している。相変わらず見事な腕前だ。てか、このオッサン酒開けてやがる。

「しかし、初のランク戦でこの大勝はすげーな」

「冬島さん、気が早いよ。これからも試合があるんだから……ね?」

真木ちゃんが、少し怖い笑みを浮かべながらこっちを見てくるので俺は思わず目を逸らす。

「……そ、そうだな!でも、とりあえず今日はパーっと祝おうぜ!」

「その通りだ、真木ちゃん!若様も言っていたが今日ぐらいはパーッと祝おうぜ」

「…冬島さん、若様呼び辞めてくれよ。……恥ずいんだけど」

「まぁ、いーじゃねーか。気にすんなって」

……と、隊長の俺を差し置いて話がどんどん盛り上がっていく。マジでキャラ濃いなこのオッサンは……。さてと……

 

 

◇◇◇◇ ──真木理佐

 

 

(これでしばらくは安泰かな?)

彼らの様子を私は静かに見つめていた。

 

フラフラとして地に足つげず、ボーダー古参の隊員でありながら隊に入らずにいた若槻。あの男は、2年前からふらっと急に居なくなりそうな雰囲気を持っていた。……だから、居場所を作った。

 

……もう大丈夫。2年前のように誰にも言わずに1人で抱え込むようなことはないだろう。

(本当に面倒くさい男ね……なんでこんな男を好きになってしまったのかな)

そんな事を考えていると、ポンッと肩に手を置かれる。振り向くと冬島さんがニヤッと笑ってくるので私は彼の行動に首を傾げるが、すぐに理解する。

 

顔を真っ赤にして目を潤ませ、こちらに熱視線を送ってくる若槻。明らかに、平静な状態ではない。……このダメな大人は、未成年にお酒を飲ませたのか。その上、当の本人は若槻を放って当真と談笑しているじゃない。

「真木ちゃん……俺、俺は」

「……はぁ、冬島さん。死にたいの?」

「ん、あれ?真木ちゃん、もう終わっちゃったの?」

「そんな事言ってる場合じゃないわ」

(取り敢えず水を用意してあげないと……)

そう考えているとふいに若槻が肩を掴んでくる。すると、そのままあすなろ抱きのような形で私を抱え込みソファーに座り込む……ちょっと、この酔っぱらい!

「ちょっ、若槻!何やってるの!」

スンッ「……すげー、いい匂い。ずっと、こうしていたいなぁ」

『……(ニヤニヤ)』

(ちょっと当真、笑ってないで助けてよ!)

そう、私が心の中で叫んでも当真はニヤニヤするだけで助けようとしない。

(取り敢えず水を用意しないと)

そう思い動こうとすると、若槻がそれを察知したのか私の首筋に吸い付いてくる。ちょ!?何してるのよ!!

「ひゃっ……やめっ」

(ちょっ、本当に何してるの!?あすなろ抱きされたまま首筋吸われてるってどういう状況なわけ!?)

ペロッ「んっ……真木ちゃん、本当に可愛いなぁ……俺のこと今も好き?」

そう言いつつも舌を這わしてくる若槻。ゾワッとした感覚が背中を走り、私は思わず身を震わす。

「……好きよ。……恥ずかしいから言わせないで」

「……っ、ほんと!?すげー嬉しい!俺も真木ちゃんのこと大好きだよ!」

「ちょっ、声大きい!冬島さん達に聞かれてるのよ!」

「……別に良くない?俺の気持ちなんだからさ。それとも何?真木ちゃんは俺の事嫌い?」

(ッ、その目は反則よ……)

うるうると潤んだ瞳で見つめられて、私は思わずたじろいでしまう。

「嫌いじゃないけど、今はダメ」

そう答えると若槻は嬉しそうに笑う。そして再び首筋を舐め始めるので私はビクリと身体を震わせる。……なんなのよ!本当にこの人は!!

(取り敢えずお水を飲ませないと)

そう思って立ち上がろうとすると、今度は耳を甘噛みしてくる彼。

「ちょっと、耳噛まないでよ!」

「……真木ちゃんって、本当に可愛いよな」

(いや、だから話聞きなさいよ!!)

そうこうしているうちに彼の行為はどんどんエスカレートしていく。ふと周りを見るといつの間にか、この状況を生み出した元凶とニヤついた男は隊室からいなくなっている。

「ちょっ、いい加減にして!」

(これ以上は洒落にならないわ!)

私は強引に若槻を引き剥がす。そして冷たい目で彼を睨むと、彼は私の事をうっとりとした表情で見つめてくる。……もうやだこの人!!

「……真木ちゃん、付き合おっか俺達」

「っ、さっきから話の流れが滅茶苦茶なんだけど」

「俺、真木ちゃんが隣にいてくれたらすげー幸せなんだ。……だから付き合おう」

(……全く、人の気も知らないで勝手な事を…)

「…黙りなさい、酔っぱらい」

(まず、貴方の気持ちだってちゃんと聞いた事無いんだけど…、ちゃんと言葉にしなさいよ!!)

私がそう言うと彼は少し寂しそうな顔をする。しかしすぐに笑みを浮かべると私を優しく抱き締めてくる。そして耳元でこう囁く。

「……真木ちゃん、好きだ。俺と付き合って」

(……はぁ、もう。ほんと勝手なんだから)

私はため息をつく。姿勢を変え、彼の背中に手を回して優しく抱き締め返す。すると彼は驚いた表情をした後嬉しそうに笑い、再び私をきつく抱き締めるのであった。

(なんか、こうやって抱き締められると眠くなってきた……)

初のランク戦で疲れが溜まっていたのだろうか。私は若槻の腕の中でウトウトとし始める。しかし、ここで寝てしまってはダメ!そう自分に言い聞かせて何とか意識を保とうとするが中々難しい。

すると彼は私の背中をポンポンと叩きながらあやすように呟く。

「眠いんだろ?寝ていいよ」

「……いや、ちゃんと貴方と話すまでは寝ない」

(こんな状態で寝るなんて……できない)

私がそう答えると彼は苦笑する。そして今度は私の背中をトントンし始める。……あぁもう!本当になんなのよ!!眠いし、なんか悔しいしで感情がごちゃ混ぜになる。

(……もういい、もう知らない)

 

真木が眠った後も、若槻は彼女を抱きしめ続け背中をトントンと優しく叩いていた。その落ち着いた顔には、しっかりと理性が宿って見える。

 

「……ごめん、真木ちゃん。本当は俺、酔っぱらってないんだ」

 





……急・展・開!!。


続き書くの少し期間空くかも……上がんなかったら諦めてー、マジすみません


ヒロインに関する最終投票※結果が反映されるとは限りません、参考にさせて貰います。

  • 1人派(真木理佐確定)
  • 複数派(+香取/小南/三上)
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