呪いのガンダムとインフィニット・ストラトス   作:エドアルド

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VSセシリア・オルコット

 

クラス代表を決める対戦の日。対戦するアリーナのピットに集合していた。

 

「なあ、箒」

「なんだ、一夏」

 

ピットには俺とマドカ一夏、篠ノ乃箒、千冬先生がいる。

 

「気のせいかもしれないんだが」

「そうか。気のせいだろう」

 

一夏と箒が話しをしているのだが。

 

「ISのことを教えてくれる話はどうなったんだ?」

「………………」

「目 を そ ら す な」

 

…………はぁ。ダメだな。

 

「し、仕方がないだろう。お前のISも無かったし、訓練機は予約でいっぱいだったんだ」

「まぁ、そうだけど……じゃなくてだな!知識とか基本的なこととか、あっただろ!?」

「………………」

「目 を そ ら す な」

 

…………もうなんというか酷いな。

 

「馬鹿だな」

「馬鹿だ」

「阿呆だな」

 

マドカ、俺、織斑先生は揃って溜息をつく。

織斑先生は言い合う二人に近付くとその頭を強く叩く。

 

「貴様ら二人とも馬鹿だろう」

「ッゥ……何すんだよ!ちふ……織斑先生」

「ゥゥ……」

「お前たちは馬鹿だろう?第一に織斑に教えると言っておきながら肉弾戦のみとはもっと教えることがあっただろう?」

「もっと言ってくれ織斑先生!」

「貴様もだ!人に任せっきりにせずに自分から動かないか!」

 

織斑先生の言葉に二人はバツの悪い顔をして黙り込んでしまった。

まだまだ子供という事か。まあ、まだ16歳ぐらいだけど……これからに期待したんだけど高校生だしな、手遅れか?

 

一夏と篠ノ乃箒の行動に溜息をついていると副担任の山田先生がやってきた。

 

「お、織斑くん織斑くん織斑くんっ!」

 

一夏の名前を連呼しながら何度もつまづきながらやってきた。

 

「山田先生、落ち着いてください。はい、深呼吸」

「は、はいっ。すーーはーー、すーーはーー」

「はい、そこで止めて」

「うっ」

 

一夏が山田先生に深呼吸を促したと思ったら止めた。

その瞬間に二つの拳が一夏の頭に直撃した。俺と織斑先生のものだ

 

「グァ!?」

「……先生には敬意をはらえバカが」

「ラーミナの言う通りだ。馬鹿者」

「……ぶはあっ!ま、まだですかあ?」

「山田先生も真に受けないでください」

「山田くんはもう少し頼りがいをつけた方が良いな」

「そ、そうですか?……あ、それでですね!来ました!織斑くんの専用機!」

 

 やっとか、倉持技研は企業としてはあまりよろしくないな。とっくに完成しているものをここまで引っ張るとは。

 

「やっとか。さて、織斑の専用機は本人に合わせて調整やらをしなければならない。先にラーミナにオルコットと戦ってもらう。とりあえず15分はもたせろ」

「わかりました」

 

 15分か地味に長いな。まあ、軍の部下に指導する感じでやれば持つか?

 

「5分後に開始する。それまでに準備は全て済ませておけ、後は管制室から指示を出す」

「了解です」

 

 アリーナのピットから出ていく織斑先生を見送ってシュバルゼッテを展開する。軽くシステムや機体をチェックしてカタパルトと接続する。

 すると管制室から通信が入る。

 

『カタパルトには着いたか?』

「はい」

『オルコットは既にアリーナに出ている。お前もすぐにアリーナに出すぞ』

「わかりました」

『カウント、3、2、1、カタパルト起動』

 

 カウントダウンと共にカタパルトが起動しピットあらアリーナへと飛ばされる。

 アリーナに出れば既にオルコットがいるようでそのままオルコットの前まで飛翔する。

 

「待たせたな」

「いえ、それほど待ってはいませんので」

 

 少し前の彼女ならなにか言ってきそうではあったのだが頭が冷えたか?

 

「ところで全身装甲(フルスキン)のISを使うなんてふざけているのですか」

 

 ……ん?ああ、そうかフルスキンは基本的に第1世代の特徴だったな。

 

「戦えばわかるさ」

「何を言って……」

『私語はそこまでだ。これよりセシリア・オルコット対ラーミナ・アドステラの戦闘を始める。…………──始め!!』

 

 戦闘開始の合図と共にオルコットが大きく後退しエネルギーライフルのスターライトMk-IIIを構える。

 それに対して俺は動かずにガーディアンを構える。

 

「これで!!」

 

 スターライトMk-IIIから放たれたレーザーは一直線に俺に向かうが、ガーディアンの電磁バリアにより散らされて終わる。

 

「なっ!?」

 

 オルコットは驚愕するがすぐに移動しながらの射撃を開始する。しかし、結果は変わらずオルコットの射撃は全て電磁バリアにより散らされて終わる。

 競技用に威力を抑えてるとはいえ、威力が弱いな。競技用のリミッターを外しても問題なく防げそうだな。

 

「くっ!!ティアーズ!!」

 

 今度はBT兵器によるオールレンジ攻撃に移ったようだが、こちらもガーディアンをガーディアン・ドロウ状態に移行させてガンビットを展開する。

 

「なっ!?あなたもビットを!?」

 

 オルコットのビットは四基なのに対して俺のガンビットは六基。情報通りならあとはミサイルビットが二つだったな。

 

「……動きも事前情報通りか」

 

 観察してみたが弱点もそのままか。なら、問題は無いな。

 俺はガンビットにビットのレーザーを防がせながらビームブレイドを構え、動く事のないオルコットに向けて飛翔する。

 

「なっ!?動けますの!?」

「ああ、問題なくな」

 

 そもそもの話シュバルゼッテは元々ガンダム。ISの第三世代機のイメージインターフェースとは技術が違う。

 

 オルコットはそのままビットによる攻撃を強めるが全てをガンビットで防がせながら接近。あと数メートルの距離でオルコットが動いた。

 

「ティアーズ!!」

 

 残っていたミサイルビットが俺に向けて放たれる。

 

「……やりましたか?」

「いや、無傷だが」

 余っていた二つのガンビットで問題無く防ぐ事が出来た。予想通りの展開だ。

 

「戦場では気を緩めない事をオススメする」

「えっ?」

 

 次の瞬間オルコットのビットが全て俺のガンビットに撃ち抜かれる。一瞬の気の緩みによりビットの操作が疎かになっていた、まだまだ拙いな。

 俺はビームブレイドを振り上げる。

 

「インターセプター!!」

 

 オルコットはビームブレイドを防ごうと小さなナイフを取り出すがビームブレイドに触れた瞬間溶断され、そのままオルコットにビームブレイドを叩き込む。

 

「きゃあっ!?」

 

 だいぶダメージを与えられたがどうやらまだエネルギーは残っているらしい。俺も競技用にリミッターはつけてたからな。

 ガンビットを呼び戻しガーディアン・シースの状態にすると切り付けられた衝撃で地面に落下したオルコットにビームガトリングを放つ。

 

『そこまで!!』

 

 ビームガトリングをオルコットに数発命中させれば決着は着いた。

 

 まあ、こっちは戦場で生きてきた人間だ。当然との結果ではあるし、電磁バリアも中々にメタを張ってたな。

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