孤児の私、親はどうやら魔法使いだったみたいです 作:Silkyy
三日後
「エレナ。今日は買い出しに行こうか」
英語の習得に向けて幼児向けの英語の本を読んでいるエレナに、中山さんから声がかかる。
「買い出し?」
「そう。エレナの服とか、教材、制服あとはフクロウでしょ?それに、杖、欲しいでしょ?」
杖、という言葉に一気にエレナの声のトーンが上がる。
「杖!欲しい!!めちゃくちゃほしい!!!」
「でしょ?ほら、着替えて準備しな。五分後に玄関の外にいてね」
「わかった!すぐ着替えてくる!!!」
中山さんが言い終わるころにはエレナはもう階段を駆け上がっていて、上から声だけが聴こえてきていた。大急ぎで部屋着のパーカーを脱ぎ、シンプルなジーンズとシャツ、コートという服装に着替え、今度は階段を駆け下りる。
「あらエレナ、そんなに興奮してどうしたの?」
声の主を見ると、幸子さんだった(エントランスにある絵だ)
「あっ幸子さん!あのね、ついに私、杖を買ってもらえるんです!!杖ですよ!!」
エレナの言葉を聞き、幸子さんの表情が楽しげになる。
「あらあら、いいわねぇ。杖は人生で一番のパートナーよ。あなたをこれから守り導いてくれるんだからね。じっくり選ぶのよ?ぴったりの杖はすぐにわかるからね。楽しんでいらっしゃいな」
にこやかにワクワクしている表情は中山さんにそっくりだった。
「はい!行ってきます!」
幸子さんに手を振りながら玄関の戸を開け、外へ出る。冬のイギリスの空気は日本よりも鋭かったが、エレナの杖に対する興奮までは切り裂けなかった。
エンジンの音がして、目の前にイギリスに来るときに乗った車がまわされる。
「おまたせ。じゃあいこっか」
助手席がひとりでにあき、エレナを招く。のりこみ、シートベルトを締めるなりものすごい勢いで車が発進する。
「わっ。中山さん!これスピード大丈夫なの!?」
「大丈夫大丈夫。マグルには見えてないし、車が勝手にいろいろ調整してくれるから。私は方向転換するだけなの」
にわかには信じがたかったが実際に一度も何にもぶつかっていない。エレナも体の力を抜き、あっという間に飛び去って行く異国の街並みを眺めることにした。1時間ほど眺めていると、景色が止まった。
「ついたよエレナ。おいで。」
車から降りると、目の前に古っぽい宿屋のような建物があった。看板には「漏れ鍋」と書いてあり、中へ入るとお酒の匂いがした。
「中山さん、ここどこ?」
「ここはね、パブ兼宿屋の漏れ鍋っていう店だよ。魔法界への入り口なの」
いたずらっぽくウインクし、エレナの手をとりどんどん店の奥へと進んでいく。すると、レンガでできた壁が立ちはだかっていた。
「見ててねエレナ」
といって杖を取り出し、上の方のレンガを三回たたいた。
レンガのこすれる音がして、みるみるうちに人が通れるほどの大きさの穴が開いていく。
「な、なにこれ…うわぁ…」
三日のうちに魔法にはなれたつもりだったが、やはり胸が躍った。
完全に空いた穴の向こうには、人でごった返した通りが広がっていた
「これがダイアゴン横丁。ホグワーツの生徒はみんなここで学用品とか、ペット、箒を買うのよ。もちろん杖もね。」
「杖…!早く買いに行こ!」
一分程、驚きで呆けていたが中山さんの杖、という言葉を聞いてパっと表情が出る。
「そうね。まずは杖から買いましょうか。そこの杖の看板が見える?あれがオリバンダーの杖の店よ。あそこで私も、エレナのお父さんとお母さんも杖を買ったの」
「へぇ…」
中山さんの解説を聞きながら店に向かい、古っポイ扉をあけて中に入る。
「おやいらっしゃい。杖の購入かね?」
店の中央には小柄な老人がおり、ぎょろっとした目でエレナたちを迎える。
「はい。この子の初めての杖を買いに来たんです」
「おお。そうかそうか。君、もう少しこっちへ」
手招きにしたがって前に出ると、まじまじと見つめられる。少し不気味に思いながらも見られるままにされていると、オリバンダーが後ろにずらりと並んだ杖の中から一つを取り出しエレナに握らせる。
「振ってみなさい」
言われるまま降るが、何も起こらない。ああ、違う違うこれじゃあない、とブツブツつぶやきながらまた別の杖を上の方から取り出し、握らせる。その瞬間指先が暖かくなり、パチっと何かがはじけたような感覚がした。
「振ってみないさい!さあ早く」
杖を振るとパチパチと音を立てて白い線香花火のような光が杖の先からとんでエレナの周りをクルクルと漂う。
「うわぁ!な、なにこれ!?」
「杖に選ればれた証拠だよ。ああきれいじゃのう…ユニコーンの毛の芯材、ハンノキの杖。お前さん、優秀な魔女になるだろう。おめでとう。」
とオリバンダーが嬉しそうに手をすり合わせながら言う。
「ありがとうございます!」
周りを漂う光は徐々に消えていき、指先の暖かさも収まって言った。
「オリバンダーさんありがとうございます。よかったねエレナ!帰ったらさっそく魔法の練習しようね。」
「うん!私いよいよ魔法が使えるんだね!~っ!楽しみ!!」
これから自分が身に着けていくであろう魔法にワクワクして、思わずその場で飛び跳ねてしまうエレナを、中山さん自身もうれしく思いながら、オリバンダーに代金を支払う。
「ありがとうございますオリバンダーさん!大切にします!」
と覚えたての英語でお礼を言って、店を後にする。
「あ~早く魔法覚えたいな~!早くホグワーツで勉強したい!あと半年ってながいなぁ…」
「大丈夫よ。私も多少なら教えてあげるから。あとはローブと大鍋と教科書、フクロウかったら終わりだから帰ったらさっそくやってみる?」
「やりたい!早く買っちゃお!次がなんだっけ?ローブ?」
「そうね、ちょうどすぐそこにあるから買っちゃいましょうか。採寸して、ぴったりのものを店員さんが選んでくれるから。」
「ふーん。ローブっていよいよ魔女みたい!」
「その魔女なのよ」
笑いあい、扉を開ける。
中もやっぱり人でごったがえしていて、人いきれで満ちていた。中山さんに手を引かれて店のカウンターにたどりつく。
「すみません、ホグワーツの制服なんですけど」
「いらっしゃいませ。そちらのお嬢さんですね?お嬢さん、こちらの台に立ってくれる?」
少しふくよかな店員さんの指す台に乗ると、メジャーが飛んできてひとりでに採寸を始めた
「わっすごっ!中山さん見てみてすごくない!?」
「あら、お嬢さんはマグルの子なんですか?」
「いえ、れっきとした魔法一族なんですけど、訳あってマグルに育てられたので魔法に慣れてないんです」
「あらあらあらぁ~それは楽しいわよね。お嬢さん、ホグワーツはいいわよ。毎日が発見に満ちていて学ぶことがたくさんあるんだから。きっといい一年になるわね」
言いながら、採寸が終わってふわふわ浮いているメジャーを手に取って数字を確認している。
「よし、採寸完了ね!すぐにお嬢さんの家に届くから、楽しみにしていてね。お客さん、住所を記入してもらっても?」
「ええ。もちろん」
中山さんは、羽ペンを手に取りさらさらとサインと住所を記入していく。
「はい。ありがとうございます。では、二人ともよい一日を!」
「こちらこそ。よい一日をね」
「ありがとうございました!よい一日を!」
ここでも拙い英語でお礼を言って鈴の音とともに外にでた。
「中山さん次は?」
「うーん…(あたりをみまわして)そうね、次はペットにしましょうか。ホグワーツではね、猫、フクロウ、カエルがペットとして持ち込めるの。エレナがちゃんとお世話できるなら、買ってあげるけどどうする?」
「私猫がいい!絶対ちゃんとお世話する!!ごはんもお風呂もちゃんとする!!だから猫が飼いたい!!」
「はは、いいよ。じゃあ買いにいこっか。」
「やったー!猫ずっと飼いたかったの!!私黒猫がいい!最高にかっこいいじゃん?」
「いかにも魔女の使い魔ってかんじだね。いるといいけど」
嬉しくてスキップをして店に向かう。店の前につくと、真っ白なフクロウ、茶と黒の大きなフクロウ、逆にエレナの両手くらいしかない小さなフクロウなどたくさんの種類のフクロウがいた。
店の中にはさらにたくさんのフクロウと、さらに猫や犬、カエルがいた。
「ほら、ピンっとくる子、選んできな」
中山さんに言われ、エレナはさっそくたくさんのケージのなかから、自分にビビッとくる子を探す。品種も色々いる中で、毛色が黒色の猫をだけをじっくりと吟味していく。とうとう店の一番奥まできてしまった。他にはいないのかと、周りをぐるっと見渡すと、隅っこに古めで大きい、ケージがあった。中をのぞくと、ふわふわで大きい真っ黒な猫がいた。眠っているのか、目は見えない。
「中山さん、この子も売ってる子かな?」
「どうだろう。聞いてみるね」
英語で店員の人に尋ねてもらう。二言三言かわすと、少し中山さんの顔が曇る。
「え、中山さんまさか…?」
「あ、いや違うよエレナ。ただ、その子は成猫でだれも買い手がつかなかったって言ったから、かわいそうだなと思ってね。エレナは、その子がいいの?」
「うん!私この子がいい。大きくてもふもふで真っ黒でかっこいいから。」
「わかった。じゃあその子が今日からエレナの親友だからね。しっかりお世話するのよ?」
「もちろん!指切りする?」
「いや、エレナはうそをつく子じゃないのは私がよく知ってるからね。じゃあ、名前かんがえてあげてて?」
中山さんの表情が柔らかくなるのを見て、エレナは少し安心してケージの中のこれからの自分の親友に話しかける
「今日からよろしくね!えーと…」
名前はこれから一生使うものだから、エレナは少し悩んだ。一分程考え、
「ルーナ。あなたの名前はルーナはどうかしら。確か、どこかの言葉で月っていう意味なの。私の名前は太陽が由来だから、おそろいよ。どう?」
ケージの奥を覗き込むと先ほどまで閉じていた目を開いたのか、二つの綺麗な月がでていた。
「わあ、綺麗…」
思わず口に出すと、ルーナが鳴いた。まるで「そうでしょ?」とでもいうかのようだった。
「ふふ、そうよね。とても綺麗だわ。ねえ、ルーナって名前、どう思う?」
「にゃあお」
すこし低い声で返事が返ってきた。エレナはそれを肯定としてとることにした。
「よし、きょうからあなたはルーナね!よろしくね。 中山さん、ケージ開けてほしいんだけどできる?」
「もうすぐでいろいろ終わるからちょっとまってね。名前は決めたの?」
「うん!ルーナにした。ルーナもいいよって言ってくれたし」
「ふふ、そうなの。じゃあ首輪を選んじゃってくれる?」
といって中山さんの後ろにある棚が指される。棚のそばによると、たくさんの種類の首輪が陳列されていた。すぐそばにあった、ベースが黒で縁取りが薄い、茶色の革でできた首輪が目に入る。エレナの目の色と似た茶色が気に入り、すぐ後ろの中山さんに手渡す。
「中山さん、私これがいい」
「あら、いいもの選んだね。センスいいじゃ~ん。じゃあ会計済ませちゃうから外でまっててくれる?」
「はーい」
外のフクロウと遊びながら待っていると、ちょうどエレナと同じくらいの女の子が母親らしき人と店に向かってきた。英語なのでエレナにはなにを言っているかは全く聞き取れないが、catという単語が頻繁に出てくるので、エレナと同じで猫を飼いに来たのかな、と見当を付けた。いよいよ店の前に来ると、母親だけが店の中に入っていき、女の子はエレナと同じように店の外でフクロウと戯れ始めた。ストレートの茶髪に、スカイブルーの目、エレナよりも少し身長が小さいが溌溂としていてまさに元気そのもの、という感じの子だった。ちょっとした好奇心で女の子をガン見していると、視線に気づいたのかエレナの方を見た。
『こんにちは。あなたも猫をかいにきたの?』
話しかけられたのはわかるが、何を言っているのかさっぱりわからない
『ごめんなさい。私、英語、離せない。日本、来たの』
たどたどしい文で返すと、女の子が納得したようにうなずき、今度はゆっくり話してくれた(それでもまだエレナには早く、聞き取るのに苦労したが)。
『あなたもをかいにきたの?』
『そうなの。ホグワーツ、入学するの』
『私もよ!わあ、うれしい!友達になってくれる?』
『もちろん!私、うれしい。名前は?』
『キャンディ・シーンよ。あなたは?』
『エレナ・クレース。よろしくね。寮、同じ、いいね』
『ええ、私もそう思うわ!あなたは日本人なの?それにしては髪の毛も目も黒くないけど』
『えっと、日本、育つ。ママとパパ、ここの国。』
『そういうことだったのね。あなたの瞳、とてもきれいね』
『ありがとう。キャンディ、目、サファイア。きれい、とても』
『本当?とてもうれしいわ!私も自分の目の色が気に入っているの。ありがとう』
『あらエレナ、お友達?』
会話を割って入ってきた声の主は、真新しいケージを抱えた中山さんだった。
「中山さん、今友達になったキャンディ!キャンディも今年からホグワーツなんだって!」
「へえ、よかったじゃない。同じ寮になれるといいわね。」
『キャンディ、これ、中山さん。私の、保護者。』
『こんにちはキャンディ。優香・中山です。よろしくね』
『中山さん、よろしくお願いします。キャンディ・シーンです。』
キャンディは一瞬握手のために手を差し出しかけたがすぐにひっこめた(ケージで手がふさがってたからだ)。それを見て、
「エレナ、ほら、ルーナだよ。自分で抱えてあげな?」
「うん。ありがとう」
エレナにケージを渡すと、屈んでキャンディと目を合わせて手を差し出した
『改めて、よろしくね』
キャンディも嬉しそうにひっこめた手をまたのばして握手をした
『はい、よろしくお願いします!』
また店の扉があいて、今度は小柄でストレートの茶髪の女性が出てきた。厳格そうだがたぶんキャンディのお母さんだ、とエレナが考えているとその予想はあたったようで
『ママ!あのね今私友達ができたの!ほら、エレナっていうんだよ!日本?っ言う国から来たんだって!』
エレナとキャンディの母親の目があった。とっさに
『よろしくお願いします。エレナ・クレースです。』
とお辞儀をすると、厳格そうだった表情がパっと緩み
『なんて礼儀正しいのかしら!キャンディとは大違いね。こちらこそ。私はドロップ・シーンよ。うちのキャンディと友達になってくれてありがとう。どうぞよろしくね。(中山さんが恐ろしい速さで耳元に日本語で直して翻訳してくれた)』
嬉しそうに挨拶をしてくれた。するとキャンディが、
『ママ、エレナはまだ英語苦手だからゆっくり話さないとだめだよ』
と言ってくれた。ドロップはすぐに申し訳なさそうな顔になり
『まあごめんなさい。そうよね私ったらつい。この子に友達ができたのがうれしくて』
今度はエレナが聞き取れる速さで話してくれた。
『私も、嬉しい、とても。ホグワーツ、楽しみ、もっと』
キャンディも満面の笑みになって
『私もよ!ああ、エレナと同じ寮になれるといいなあ。エレナと一緒なら箒も頑張れそうだし』
『箒!のれるの?』
絵本で魔女の存在を聞かされてからずっとあこがれていた箒という言葉の登場にエレナの目が輝く。
『もちろん。でも、私は箒苦手でまだ全然乗れないんだけどね。でもきっとエレナなら簡単にのりこなせるよ。できるようになったら私に乗り方教えてね?』
『うん!乗りたい、箒、早く!』
『お話しているのにごめんなさいね。私たちそろそろ行かないといけなくて。まだ買うものが山積みで。』
ドロップがおずおずと別れなければならないことを告げると、キャンディの顔がたちまちに曇った。
『あそっか…もうさよならしなきゃいけないんだ。せっかく仲良くなれたのにな…』
キャンディの悲しそうな顔に、エレナは思わず中山さんに
「ねえ、キャンディを家に呼ぶことはできないの?」
と聞いてしまった。自分の家でもないのに図々しかったな、とエレナが後悔していたのもつかの間、
「もちろんよ!なんなら夏の間キャンディとドロップに泊まっていってもらってもいいわよ。どうせ部屋ならたくさんあるんだし。ちょっと掃除が必要だけどね(ちょっとへたくそなウインクまでしている)」
中山さんは嬉しそうにエレナの提案を快諾した。
「ほんと?やった! 『キャンディ、泊まる、夏の間、どう?』」
キャンディの顔がパっと明るくなる。
『いいの?泊まりたい! ねえママ、エレナの家に夏の間泊まりに行ってもいい?』
『キャンディだけじゃなくて、お母さんもどうですか?部屋はたくさんあるので』
中山さんが細くする。キャンディと中山さんの提案に、ドロップの表情も明るくなる(母娘そろって表情の変わり方がそっくりだ)。
『まあいいんですか?キャンディも喜んでますし、エレナと中山さんがよろしければぜひ!お言葉に甘えて、私もお邪魔させていただきます。』
『ほんと!いっていいの?!やったー!エレナありがと!』
ぎゅっとエレナに抱き着いてくキャンディをエレナも受け止めて喜び合う。
『ほらキャンディ、エレナと中山さんに言うことは?』
ドロップに促され、いったんエレナから離れてお辞儀をする。
『今からいうって! エレナ、中山さん、ありがとうございます!夏の間お世話になります!』
『こちらこそ、エレナと仲良くしてくれてうれしいわ。よろしくね』
中山さんがいうと、ドロップが
『ではすみません、そろそろ…』
『ええ、またフクロウ便を送りますね。今年の夏は楽しくなりそうです。』
『ありがとうございます。ではまた。 キャンディ、そろそろ行くよ。』
次の約束ができて満足したのか、今度は素直にうなずき
『うんわかった。 エレナ、また夏に逢おうね!』
『うん!また夏にね!』
軽くハグをして、キャンディとドロップは去っていった。
「まだ入学もしてないのにもうお友達出来ちゃった…」
「よかったね。エレナの記念すべき学校の友達第一号じゃん」
「うん!はやく夏にならないかな」
「たのしみだね~帰ったら家じゅう大掃除しなきゃ。エレナ、手伝ってくれる?」
「もちろん!なんでもやる!今日の買い物ってもう終わり?」
「そうね…まあ必要なものも買ったし、今日はもう帰ろうか。」
手を引かれ、また動くレンガの入り口を通り、薄暗いパブを通り抜けて車に乗り込む。
車が動き始め、景色がまた細長い線に変わっていく。