「『怪物祭』か、本当に大丈夫なのかそれは」
「こっちのモンスターってのはそっちにいる様な精神に異常を与えるえっぐいバケモンやなくて比較的動物に近いから平気や!って事で一緒に行こうな〜」
どうやら近い内に祭りがあるらしい。モンスターにふれ合うイベントのようだが…正気か?幻想体と比べてはいけないのは分かるが管理されているとはいえそういう存在に一般人を近付けるのはあまり良いとは思えん…
「難しく考えすぎやって!過去に何度もやっとるしここは冒険者の街やで?モンスターに慣れとくってのも大事なんよ」
「そういうものか、そうだな。経験というものは大事だからな」
「将来冒険者になる〜言うてる子達が目ぇキラッキラさせながら観光するんや。僕もあいつ倒す〜言うてなぁ。そういう子たちの目標になるし、いざ実際冒険者になった時にへっぴり腰じゃ格好つかんやろ?やからモンスターに慣れさすんや」
「安全が確保されたところから見るのと実際に相対した時じゃかなり違うがな」
「それでも経験しないよりはマシや。まあ大抵の新人には先輩がつくしな!言うほど効果あるかは知らんけど、ウチらは祭として楽しめばええんや!」
「それもそうか。私も子供ではないし、ましてやオラリオの政治を担っている訳でも無いからな。一市民として楽しませてもらうか」
いつの間にか心配性になっている気がするな。あまり気にしすぎるのも良く無いな。
「そんでカーリーたんのダンジョンデビュー…厳密にいえば違う気もするけど、デビューは…誰と行かせるかぁ」
「何か問題でもあるのか?」
「カーリーたん強すぎ問題。正直一層二層なんかじゃダンジョンのダの字も学べんやろうからなぁ。と言うよりは既にダとジョは知っててンが抜けてるって感じやからどうしたもんかとな」
例えはよく分からなかったが相手が弱すぎて経験にすらならないと言う事だろう。
「アイズと正面から打ち合えるヤツにゴブリンから始めましょうなんて流石にな…リヴェリアママのダンジョン講座特別編で何とかできんかな〜」
「勉強か…あまり好きでは無いな」
「どうやって強くなったんか聞こうと思ったけどまあ習うより慣れろ、死ななきゃ安いって感じやろな」
「大体合ってるな」
裏路地出身の孤児なんて大半がそうだろう。生き残れるのがどれほどいるのかは置いとくとして。
「正直それでそこの域まで行けてるなら同じやり方でダンジョンにも慣れたほうが良さそうやな。リヴェリアと相談しとくわ」
「わかった」
「次は…神について教えるか、昨日アホみたいに目ぇ付けられとったからな」
「神か…少なくともこちらでそう呼ばれているモノよりはまともだろうな」
「むしろそっちの世界の方がまともな物ってあるん?」
……………無いな。
「いやそこまでマジで考えんくてええから。というよりそこまでマジで考えても思い浮かばないんやな…」
「そうだな…うん…無いな」
「ウチ悲しくなってきたわ…そんで神の話やけど、ウチの眷属だって言えばある程度は引いてくはずや。それでも近づいて来るアホはぶっ飛ばせ…って言うとギャグやなくてスプラッタな方面でぶっ飛ばしそうやから取り敢えず逃げる形で!」
本当に私は血に飢えた殺人鬼の様に見えている様だな。いや普通の生活を知らない悲しきキリングマシーンか。
「いうて手加減くらい余裕で出来るとは思うけどな。ただ今までの境遇を聞いてるとちょっと…かなりアレやから…な?」
「言いたい事はわかる。分かっているからそんなに言葉を選んでくれなくて大丈夫だ」
「…なんかゴメンな?」
「ミミックはへファイストスって鍛治を専門にしとる神に話通すわ。ゴブニュに頼んだら多分過労で死ぬと思うからな」
「しばらくは使えないと言う訳だな…それまでは適当な武器で訓練するとしよう」
しかし槍は避けておくか、ティオネに見られたら暴走するかもしれん。次は鉄槌でも使ってみるか。
「そういえば何でも使えるらしいやん。槍使ってたら色々あってあんなんなったらしいけどな」
「ああ、槍は避けておこうと思う」
「そこまでせえへんくてもええと思うけどな。フィンと2人っきりで試合したらアレかも知れんけど」
「たしかアイズはサーベルを使っていたな。私は大きめの剣を使っているが、久しぶりに振ってみるか」
「アイズが一層興奮しそうやな」
「んじゃ最後に…なんか悩みとかある?話聞こか?」
「唐突に何だよ…悩みか、そうだ、タバコ持ってないか?そろそろ吸いたいんだ」
ロキが項垂れてしまった。変な顔で首を横に振っている。
「ちゃうんや…もうちょっとこう、深刻なの予想してたんやけど。取り敢えずウチはヤニキメへんから持っとらんわ、すまんな」
「深刻なの?うーん、思い浮かばないな…金を稼ぐにも武器の完成を待たないといけないし、ミミックも今すぐどうこうできるもんじゃないだろう」
「なんかこう、精神的な悩み事とか、な?」
…無いと言ったら嘘にはなるだろうが、言ってどうこうできる物でも無いし、既に過ぎた事だ。
「う〜ん、まだ難しそうか…まあ追々でもええわ!困ったことがあったら気が向いた時とかに好きな相手に相談するんやで!」
「?…わかった」
どうやら何かと気にかけてくれている様だ。おそらく私の出生や今までどんな世界で暮らしてきたか聞いて同情しているのだろう。
「生活用品も近いうちに買わんとなぁ。流石にずっと同じ服ってのもな?カーリーは余裕で耐えると思っとるけど印象はあまりよろしく無いからな」
「部屋も用意してもらわなければな。昨日はアイズの部屋に泊めてもらったがずっとそうしている訳にもいかないだろ?」
「ウチとしてはそのままでも、何なら一緒に寝たいくらいやけどな」
どうやらこいつはそう言うヤツらしい。風呂場で何となく分かってはいたが。
「百合の間に男が挟まるのは禁忌でも、女なら問題ないんやで!」
「本当にお前は何を言っているんだ?精神でもやられているのか…」
「いやあ、リヴェアイかアイレフィが強いと思っとったんやけど、ここに来てまさかの伏兵やな」
とうとう私にはよく分からない話を始めてしまった。いや、話の流れからどんなものかは予想はつくのだが、どちらにせよ私にはあまり理解できない世界の話だ。
「ベートは厳しい戦いを強いられそうやな…なんせ自分に匹敵しうる戦闘能力を持った年上おねーちゃんが急に生えてきたもんなぁ、しかもいきなり一緒に寝るって!これは来とるんちゃうん!?」
「そろそろ落ち着け、何がお前をそこまで興奮させるんだ」
「そら興奮するやろ!アイズから誘ったんやぞ!?理由はどうあれ成長を感じて喜ぶのが親心っちゅうヤツや!」
「親…心…?」
親心と言うにはあまりにも不純な感情で満ち溢れていた様に見えるが?
「ファミリアの主神っちゅうんはファミリアの子供達を我が子の様に思っとるんやで?…だからそんな胡散臭いもん見る様な目で見んといてや」
「ふう、興奮したら疲れたわ、ちょっとくらいならバレへんやろ。酒飲む?」
「頂こう」
こっちの酒は美味いな。今飲んでる酒が上等そうな酒という事も無関係ではないかも知れんが。
「そういやカーリーたんは向こうにそういう人おらんかったんか?」
「そういう?ああ、居なかったな。ある意味ではカルメンが一番近かったのだろうが…ロキが求める様な関係でもなかったしな」
「そっか〜、でも残してきた人たちのことも気掛かりやろ?そんなら戻る方法も探さんとなぁ」
「…そうだな…」
「…そういやそっか、悪いこと聞いたわ、すまんな」
「いや、もう済んだことだから別にいい。戻る方法を探すのも吝かではないが今となっては別に急ぐほどのことでも無いというだけだ」
研究所はもう無い。ならばもう元の世界に戻ったとしても大した意味はないのだ。
意味はなかったのだ。
~なぜなに!プロムン教室~
やっべ〜、マジでプロムン教室のネタ無くなってきたわ〜。
一回アンケートってやつの試運転してみようかなって思ってます!ハイ!
今回からしばらくカーリー(厳密にはゲブラーってヤツ)が使ってた装備を紹介していくぜ!
まずは『懺悔』と『赤い目』、ついでに『黄金狂』!
懺悔は精神ダメージだけ与えるとってもクリーンな武器!赤い目も所詮はミミックの下位互換だぞ!
正直弱い!(ゲブラー戦比)まあまだ最低ランクとその一個上程度だからね。所詮はこんなもんよ。
一般人が使った時とは比較にならない火力が出ている事は内緒だぞ!
そして最後に黄金狂!こいつは一味違うぜ!
なんてったって施設内を全力ダッシュ&ワープで駆け回りながら雑魚を悪質タックルで轢き殺していくんだぜ!
ぶつかった相手はかなりの痛手を負うぞ!具体的にはミミックで切られた時よりちょっと痛いくらいだ!一般人なら5回は即死出来るね!
カーリーに他のEGO使わせる?
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うん
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やだ
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ダンまちキャラも巻き込もうぜ!