全てを持てなかった者が全てを求めて転生した時   作:ディロイ・ファントム

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 今回は転生してからの話しとなっています!話が少し難しくなっちゃったかも?


第1話

 

 彼は赤ちゃんとして生まれ変わった。「『おぎゃぁ』と『ばぶぅ』しか言えないのはなんか嫌だなぁ」と思って居る様だが、「意思疎通の意味は無いからそう言う意味ではどうでもええか」とも思っている

 

 

「(・・・やる事ねぇな)」

 

 

 と、本当にやる事が無いので、ぼーっとしてるだけである。

 

 

 そして時があっという間に過ぎていき、幼稚園児となった。近くにある誰も来ない場所に行って能力を確認するのと、身体能力の向上が日課である

 

 

「・・・よし、最低は出来そうかな。・・・しっかし、こうやって能力を得てみてもまだ使う事は無いわな」

 

 

 彼は・・・いや、彼女はの方が正しいだろう。彼女は休憩を兼ねて、自身の能力を改めて口に出して確認する

 

 

「ELS及びELSクアンタの能力全てと【粉砕】【超覚醒】【呪縛】、そしてドロー系や白晶防壁等と言った一部のカードを除いたマジックが使える能力。更に才能?適性?をオールSSS。更にスキルを物凄く習得しやすくなる上に初めから大量の固有技持ち。

・・・改めて確認してみるとチートっつうかチートとバグと裏技を完璧に使う様になったトッププロゲーマー並に酷ぇな。あ、原因は俺かw」

 

 

 確かに酷い。どれだけ盛ったのだろう。しかもELSやELSクアンタ(長いので以下ELS)の能力だけは固有技(トウカイテイオーの「究極テイオーステップ」やスペシャルウィークの「シューティングスター」と言った固有スキルの事。なんなら神様も説明の時に固有スキルと発言した)で無くても使えると言う至れり尽くせりっぷりである

 

 

「・・・そう言えば、トレセン学園だっけ?あそこに入るのはほぼ確定してるんだよな?」

 

 

 彼女はそう言って岩から降りて上を向き、喋った

 

 

エグゼシータ「なら、そこでこの、エグゼシードの力で蹂躙出来る位にはならないとな」

 

 

 

 小学生になった彼女・・・いや、エグゼシータは兎に角自分を鍛え上げた。エグゼシータはウマ娘ではあるものの、幼稚園児になる頃には人として生きていた。両親は疑問に思い、小学生になったタイミングで聞くことにした

 

 

母「ねぇ華葉(かれは)、なんで耳と尻尾を隠してるの?」

 

 

エグゼシータ「え?うーん・・・何となく?私もあんまり・・・と言うか全然意識してないし?」

 

 

父「え?そうなのか?でも家だと耳は隠して無いだろ?」

 

 

エグゼシータ「んー・・・何となく怖いとか?」

 

 

父「怖い?」

 

 

エグゼシータ「多分?」

 

 

 と、曖昧な答えを返された両親。因みにエグゼシータの転生前で、人間(特に学生や会社の人達)は信用出来ないと言う事と、自分達とは違う者は排除する傾向にある事を学んでいたのが原因である

 

 

エグゼシータ「・・・」ヨシヨシ

 

 

陽花「・・・」ニコニコ

 

 

エグゼシータ「・・・」ナデナデ

 

 

陽花「・・・」ニコニコ

 

 

母「・・・ちょっと変な子だけど、基本的に良いお姉ちゃんしてるわね。華葉って」

 

 

父「そうだな。陽花を含めて、自慢の娘達だよ」

 

 

 そして更に時が流れ、エグゼシータは5年生に、妹の陽花は3年生になった。そのある日の休日、エグゼシータと陽花はショッピングモールに出かけていた

 

 

陽花「♪」

 

 

エグゼシータ「・・・ねぇ陽花、お姉ちゃんちょっとトイレに行って来るから、ここで待っててね」

 

 

陽花「はーい」

 

 

エグゼシータ「・・・はぁ、しょうがないか」

 

 

 そう言ってエグゼシータは耳を出し、僅かに浮かせる。その後、トイレから出て陽花の元に向かった

 

 

エグゼシータ「お待たせ。次は何処に行く?」

 

 

陽花「うーん・・・なら最後にあそこ行きたい!」

 

 

エグゼシータ「それじゃぁ行こっか」

 

 

 陽花とエグゼシータは一通り遊んだので帰る事にした

 

 

陽花「今日は楽しかった!」

 

 

エグゼシータ「ホント?それなら良かった」

 

 

 エグゼシータは帰りながらもウマ耳で周囲を確認する。そして裏路地を発見したエグゼシータは陽花とそこに入ろうとする

 

 

陽花「お姉ちゃん」

 

 

エグゼシータ「んー?なに?」

 

 

陽花「帰り道ってそっちじゃ無いよ?」

 

 

エグゼシータ「え?あぁ、ちょっとこっちに寄りたいだけだから」

 

 

陽花「そうなの?」

 

 

エグゼシータ「そうだよ。大丈夫。何かあっても私が守るから」

 

 

陽花「・・・わかった」

 

 

 そう言って2人は裏路地に入って行った

 

 

陽花「結構薄暗いね。ちょっと、怖い」

 

 

エグゼシータ「大丈夫だよ。だって誰も居ないんだから」

 

 

チンピラA「そーだぜねーちゃん。ここはだーれも居ないんだからさ」

 

 

 エグゼシータと陽花はチンピラ達に囲まれてしまった

 

 

エグゼシータ「(やっぱりか。まぁ、俺は分かってやってるから良いとして、問題は陽花か。完全にビビってる)・・・なに?なんの用?」

 

 

チンピラB「お前は人の割に顔が良いからな。高く売れる」

 

 

チンピラC「俺達の相手をさせても良いしな」

 

 

エグゼシータ「(相手・・・相手ねぇ・・・正直、ここで殺しても良いけど、誰も居ない所で殺したいな)・・・」

 

 

陽花「お姉ちゃん・・・」

 

 

エグゼシータ「・・・しょうがない。陽花、ここは大人しくしてよう」

 

 

チンピラA「へっへっへ。そう来なくちゃなぁ」

 

 

 チンピラ達に捕まり、連れて来られたのは外れにある廃倉庫

 

 

エグゼシータ「・・・」

 

 

陽花「・・・」

 

 

チンピラA「おうおう、こっち(陽花)は震えて声も出せんかwへへっ」

 

 

チンピラB「こっち(華葉)はかなり大人しいなw諦めたのかw」

 

 

エグゼシータ「(さて、コイツらは何をする気なのやら)・・・」

 

 

チンピラC「んじゃぁとっととやっちまおうぜ!」

 

 

チンピラD「なら俺はこっちのねーちゃんを貰うぜ」

 

 

チンピラE「だったら俺はこっちのガキをやるかw」

 

 

エグゼシータ「・・・オイ」

 

 

チンピラD「あ?」

 

 

エグゼシータ「私の妹に手を出すなら、私が相手だ!」

 

 

 エグゼシータの言葉に少し沈黙するが、チンピラ達はすぐに笑いだした

 

 

チンピラ達「アッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッwwwwww」

 

 

チンピラD「オイオイw今のお前に何が出来るってんだw」

 

 

チンピラA「そーだぜねーちゃんwちったぁ自分の立場をわきまえろよw」

 

 

エグゼシータ「・・・じゃぁ、これで良い?」

 

 

 チンピラ達が笑ってる中、エグゼシータを縛っていた筈のロープが切られており、しかもそのエグゼシータは立っていた

 

 

チンピラ達「!?!?」

 

 

エグゼシータ「・・・よし」

 

 

陽花「!?お姉ちゃ」

 

 

エグゼシータ「陽花!私が良いって言うまで反対向いて耳を塞いでうずくまってて!」

 

 

陽花「で、でも」

 

 

エグゼシータ「いいから!」

 

 

 エグゼシータは陽花を縛っていたロープをELSの力を使って切り、すぐに叫ぶ形で陽花に今からの光景を見せない様に指示した

 

 

エグゼシータ「来なよ・・・私の領域に!」

 

 

 エグゼシータは領域を展開した。その場にいた陽花を除く全員を呑み込み、能力を使用する

 

 

エグゼシータ「6人なら6つ試せる」

 

 

チンピラA「な、なんなんだここは・・・」

 

 

エグゼシータ「まずはお前な?【粉砕】発揮!」

 

 

チンピラA「ぐぇぇっ!?」

 

 

エグゼシータ「次。イビルフレイム!」

 

 

チンピラB「あぁぁぁ!?」

 

 

エグゼシータ「次。双光気弾」

 

 

チンピラC「ぎゃぁぁ!?」

 

 

エグゼシータ「次。真空爪破斬」

 

 

チンピラD「」

 

 

エグゼシータ「次。ELS達、いけ!」

 

 

チンピラE「」クビナシ

 

 

エグゼシータ「最後。フレイムテンペスト」

 

 

チンピラF「」

 

 

エグゼシータ「・・・解除」

 

 

 エグゼシータは全員を殺し終えると領域を解除した。付近はチンピラ達の死体が転がっており、いずれもエグゼシータが殺した方法で死んでいた

 

 

エグゼシータ「・・・さて、陽花には悪いけど、このまま少しだけ不安に感じさせてから更に不安に感じさせようかな」

 

 

 エグゼシータはそう言ってELSの力を使い、体の一部を切った。勿論治そうと思えば一瞬で治せれるので後先考えずに出来る。10数えてからエグゼシータは陽花にのしかかる形で倒れた

 

 

陽花「・・・え?・・・お姉・・・ちゃん・・・?」

 

 

 陽花は何かが自分の背中に当たった感覚がしたので恐る恐る振り返った。すると自分の姉が血を流して倒れていたのだ

 

 

陽花「お姉ちゃん・・・・お姉ちゃん!」

 

 

 陽花は警察を呼ぼうとして外に出た。が、外は薄暗く、更に何処なのかが見当が付かない

 

 

エグゼシータ「(成る程・・・ま、そうなるよね。取り敢えずいびきが出ない様にだけして寝よ。おやすみー)」

 

 

 一方エグゼシータは取り敢えず寝た。寝てるとは分からない様にして

 

 

 それから何時間か経った頃、エグゼシータは起きた

 

 

エグゼシータ「・・・陽花?何で?」

 

 

陽花「・・・スゥ・・・スゥ」

 

 

エグゼシータ「・・・ま、いっか。それより、外はどうなってる?」

 

 

 エグゼシータは外に出た。まだ深夜の様だった

 

 

エグゼシータ「あちゃー、まだ全然夜じゃん・・・あ、だったらELSで遊ぼ」

 

 

 ELSで遊び始めてから少し立ち、良いことを思い付いた様だ

 

 

エグゼシータ「そう言えば、家はどっなってるんだろ?ELSの能力なら出来ない事は無いけど・・・あいや待てよ?俺の背中をELSクアンタにすれば飛べるやん」

 

 

 エグゼシータはそう言って背中をELSクアンタの外見にして飛んだ。最も、そんな事をし無くとも飛べるが

 

 

エグゼシータ「えーっとどれどれ・・・あ、あれが俺らの行ってたショッピングモールか?だったらあそこにELS飛ばして家に帰らせるか。んでもって家の様子でも調べよ。どうせ寝てるだろうけど」

 

 

 そう言って家にELSを着かせて様子を見る。が、ホントに寝てた

 

 

エグゼシータ「やっぱりか。あの様子だと、朝になったら警察に行って捜索させる感じか」

 

 

 エグゼシータは陽花が起きてきてこの光景を見られたく無いのですぐに降りて背中も元に戻した

 

 

エグゼシータ「・・・あ、傷塞ぐの忘れてた」

 

 

 時間が過ぎていき、朝になった。エグゼシータと陽花の両親は2人を探す様に警察を頼った。勿論すぐに捜索が入った

 

 

エグゼシータ「(うわぁ・・・警察が本当に動いたよ・・・前の世界じゃ基本的に動いてくれないもんなぁ)」

 

 

陽花「?お姉ちゃん、どうしたの?」

 

 

エグゼシータ「え?あぁ、もしかしたらそろそろお父さんとお母さんが警察に捜索して貰う様にお願いしに行ってるのかなぁって」

 

 

陽花「探してくれるのかなぁ・・・」

 

 

エグゼシータ「大丈夫でしょ。それより、お腹空いたね」

 

 

陽花「うん。早く帰りたいよ・・・」

 

 

 その後数時間捜索したのち、エグゼシータと陽花は見つかった。しかし、次の日がマズかった。そして、それは昼休み中に起きてしまったのであった

 





エグゼシータ/華葉(かれは)

 今作の主人公が転生した姿で、見た目はバトスピのフォーミュリア・エグゼシータ。人間の名前として華葉と言う名前を持っており、基本的にこちらを使う。固有スキルも複数個あると言う、普通では有り得ない力を持っている
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