腐敗政治、政治的無関心、ナショナリズムの低下…
そんなニホを変えてやろうという侍がどこからかあらわれたんだとさ
2XXX年、ある館の一室そこにとある少女がいた。
「…ッ!どうして、どうして私に彼氏ができないの!」
「皆、紅華様に不敬のないよう接しているだけでは?」
「そんな必要どこにあるっていうの!千年前ならまだしも」
「当たり前です。貴方の御両親はこのニホ国の象徴である天皇皇后両陛下そのものなのですから」
実際はこの紅華が美少女すぎるためだが、この執事は絶対に言わない。それは紅華が調子に乗らないようにするためでもあるが単に面白いからだったりする。
「せめてちゃんとした友達が欲しい」
「お友達ならクレハ様やディーパ様がいらっしゃるではありませんか。まあ簡単に会えるわけでもありませんが」
「執事…」
「失礼しました。冗談が過ぎましたね」
「いえ、いいわ。まあそれ関係なく言語の壁がどうも嫌になるわ」
「それでは今日も外国語の勉強ですね」
「助けてぇええ!執事が私を虐めるぅうう」
ーーー
ーーーーー
ーーーーーーー
小国サテリアと大国ダクト、今この2つの国で大きな戦争が発生している。原因は宗教的に大事な場所があるからだったとか、大規模なテロだったとか、もうそこに意味を見出すものはいない。この両国の戦争が続いているのは他列強による新兵器開発の実験場になっていたからだ。
2XXX年ロンドン会議にて全世界核兵器禁止条約、長距離ミサイル廃止が決定されて以降、世界に完全な平和が訪れたと思われていたが、人々の予想に反し核兵器の代替となる兵器が次々に誕生し、次なる勢力均衡の構図ができようとしていた。そして完成された兵器の一つが、”巨大人型兵器クレサス”であった。
クレサスはその圧倒的威力故、サテリアとダクトの2年半も均衡が保たれていた戦線を15分で崩壊させたのである。それは言わば一つの軍事革命であった。
「敵クレサス2機接近、前線の大隊は囮だったようですね。味方クレサスの応援は期待できそうにありません」
「クソッ!やはりこうなったか。だからあれほどクレサスは後方にも回せと言ったんだ」
「このままでは本拠地が包囲されてしまいます」
「分かっている…全員配置につけ!目標地点まで敵を誘導させろ!」
クレサスはその巨体故、ゲリラ戦法が非常に有効であった。しかし装甲の硬さに対する決定打があるわけでもなくただ時間稼ぎしかできないのである。
「狙撃班、始めろ!」
まだ姿も見えない相手に総攻撃が始まった。
「こちらの位置特定されました!まっすぐ向かってきますよ!」
「なんつうスピードしてやがる。だがいい、こっちも移動する。このまま目標地点地点までエスコートしてやるんだ!」
狙撃は続く………
「おい、レーダーから奴らが消えたぞ。どうなっている」
「おそらくステルスかと」
「まずいなこのままでh!!」
ズダァアアアアン!!
「ぐあぁああ!」「助けてくれぇ」
「瓦礫で足がぁああ!!」
そこに現れたのは巨大人型兵器クレサスであった
「こいつら眼の前にあった建物全て突き抜けて来やがったッ!! 全班離散!やることは変わらん行くぞ!」
まさに阿鼻叫喚地獄絵図といった中で次々に
車両が潰され、切り裂かれていく
元々あった12のうち9の車両は数分のうちに見るも無惨な形になってしまった
「目標地点に到着したのは3つの班だけか…正念場はここからだ!各員配置につけ!」
「チッ、もう来やがりやしたぜ」
「ギリギリまで引き付けろ」
「ヒィ!」「デケェ」「死にたくねぇよぉ」
クレサスは周りを見ながらゆっくり停止する
「ッッッ!今だぁああ!」
その瞬間クレサス二機の周りが爆発し一気に陥没していく。それだけにとどまらず落とし穴の中には大量の爆弾があったのだろう。大爆発を起こしながら残っていた部隊がこれでもかと集中砲火を食らわす。
………
「これで終わってくれ…」
しかし
聞こえてくる駆動音はその機械が生きていることをありありと伝えてくる。
煙を裂きながら巨大な腕が出現する。
煙の中から青く光るそのカメラアイはこれから死を与えるもの達に向けられていた。
ついぞほぼ無傷な体が現れ兵士たちを巨大な拳で穿とうと振り抜いたとき、
クレサスの腕から先が消えていた。
いや断面からして切られたのだろう。
ガガガガ
兵士がその事実に気づいたときには、既にクレサスの頭部は消え去り中心のコアも割れていた。
倒れたクレサスの上に乗っていたのはかつてニホ国にいたとされる顔を面頬で隠し赤黒い甲冑を身に背負った”侍”であった。
「全テハ天皇ガタメニ…」
ちょっと修正というか追加
紅華さまはいつか侍とすごいことするかも