悲報:カミキの野郎が女装に目覚めた 作:豆腐小僧
今年も弟と親父で男だけのクリスマスですぜ⋯⋯ハッハッハァ⋯⋯
とはいえクリスマスなのであえて合わせました。それではアクア編です! どうぞ!
コレはどういう状況だ⋯⋯全く理解が追いつかない⋯⋯情報が全く完結しない⋯⋯。
「どう? ヒカルちゃん?」
「ふふ⋯⋯可愛いなぁ⋯⋯」
俺を抱き抱えて微笑んでいる、前世で推していた女性にそっくりな容姿の人物⋯⋯俺はなんとも言えない気持ちになる。
「ふふっそうでしょなんたって私の子供だもんね!」
そして⋯⋯俺達の生みの親であり、推しのアイドルでもあるアイが、腕を組んで胸を張りながら鼻高々にドヤ顔でそう言った。
「あっそういえばコウジって片腕どうしたの?」
「あぁ⋯⋯ゴロー先生狙いの悪質なストーカーにやられた」
「ちょっそれかなり語弊があるよね!?」
そんな事を言って、妹のルビーをその手に抱き抱えている前前世の俺⋯⋯そして隣で片手に包帯をつけた、何処か俺の知っている人物と似ている金髪の男性。
ハッキリ言わせて欲しい⋯⋯金髪のオッサン誰だよっ!?しかも前前世の俺が何で生きてんだ!?それに何でカミキの奴が女になってんだ!?お前確か男だっただろ!!それに何でよりにもよって中高生の
俺は滅茶苦茶頭を頭を抱えたい衝動に駆られるが、悲しいかな⋯⋯所詮まだ生まれてまもない赤子の為、それすら出来ない⋯⋯もはやどうにでもなれって気分だ。
「⋯⋯目が死んでる所はお父さんに似ちゃったかな?」
⋯⋯ん? 今なんて⋯⋯俺はアイの発言から、明らかに目の死んでいる、くたびれた様な態度のチャラっぽいオッサンを凝視する。
オッサンはアイにそう言われたからか、気不味そうにそっぽを向く⋯⋯。
「ありゃりゃ? これは二人ともお父さんに似ちゃったかな?」
アイはそう言ってキョトンとした顔で、首を傾げながらそう言う⋯⋯。
俺はそんなアイの言葉から、チラリと
等の本人は確かにアイの言った通りに俺同様にオッサンを見ながら目が死んでいた⋯⋯いやアレは絶対に⋯⋯え⋯⋯こんな死んだ目したオッサンが私達の父親なの⋯⋯とか思ってそうだな⋯⋯。
まぁでもな妹よ⋯⋯1巡目の親父はこうして俺達が生まれた時は愚か、アイの葬式にすら顔を出さないわ⋯⋯アイを殺す為にストーカー野郎を嗾けるわ⋯⋯それに比べたら数倍ましだからな⋯⋯。
その後は偶にコウジって人がカミキの奴と、偶にアイの見舞いに来たりして、アイも無事に退院⋯⋯アパート生活になったんだが⋯⋯。
「ルビーはオッパイ好きだねぇ⋯⋯」
1巡目の時の様にルビーの奴は相変わらず、アイの胸を堪能している⋯⋯。
まぁ⋯⋯とは言え1巡目の時に彼女がサリナちゃんだと分かってるし、アイが寝てる時に1巡目と変わらず、アイの携帯でアンチとリブ合戦してる光景を見た時もそうだが、懐かしいやら微笑ましいやらで笑みがこぼれた。
まぁ⋯⋯俺が転生者と分かりリブ合戦中に思わず声かけた時も、懐かしくキモイ言われたが⋯⋯赤ん坊がニヤニヤ笑いながら声かけてきた!?キモッーー!て言われた時はちょっと悲しくなったが⋯⋯。
とはいえ俺がゴローだって事は隠している。なんせ⋯⋯なぜだか二巡目の世界だとゴローとしての俺が生きてるわで、話したら絶対にややこしくなるだろからだ⋯⋯。
俺としてもむしろ前前世の俺には同情するが⋯⋯まぁ俺だからかルビーの事は任せるつもりだ⋯⋯。
「それじゃあアクアもご飯の時間だよ」
さてとそうしていると背後から、ココ最近聞き慣れた声に、やれやれやっとかと思いながら、背後から回される妹を成長させた様な女性の、両の手に流されるまま身を委ねる。
相変わらずこいつが1巡目の世界でやらかした事と、俺の推しにそっくりな外見とかで、色々と脳がバグりそうになる、コレに関しては慣れそうにも無いが⋯⋯。
むしろこいつが1巡目との記憶と差異が激し過ぎるのが悪い⋯⋯だって1巡目の時のコイツは男性だったし、認めたくは無いが俺達の父親だった⋯⋯それが何故かアイの父親はマネージャー業務してる、斎藤
まぁそんなカミキの奴だが、ここ数日俺はコイツに抱き抱えられて、哺乳瓶で食事をする事が日課になっていた。
とはいえ最初は恥ずかしかったが、哺乳瓶での授乳な事もあり、一線は超えてる訳でも無い為、目は死んだが多少はどうにかなった。
それと⋯⋯アイが居ない時は、ルビーも飲ませようとしてくれる⋯⋯。
とはいえルビーに飲ませた初日に、ゴメンね僕は赤ちゃん産めない身体だから、お乳は出ないんだ⋯⋯とか言って来た時は、俺もそうだがルビーの目も気不味さに死んだ⋯⋯。
特に俺は、前前世とはいえ産婦人科の医師だった経験がある為、不妊症での悩み相談とか、そう言った経験もある為、カミキの奴に同情したと言うのか、カミキの授乳中は甘んじて受け入れてる⋯⋯と言うか断りずらいと言うのが本音だ。
まぁ⋯⋯問題はあるとすれば⋯⋯。
「あぁ⋯⋯今回もハズレかぁ⋯⋯行ける思ったんだがなぁ⋯⋯」
そう言って馬券を持ちながら新聞を眺めてるオッサン⋯⋯斎藤コウジ⋯⋯コイツだ。
と言うのもマネージャー業務以外は基本的に何やってるかと言えば、パチスロ行ってたり、馬券やら宝クジやら買って、部屋で俺達の面倒見ながら定期的に確認してたり⋯⋯しかも偶にカミキがコイツに背後から撓垂れ掛かったりとか⋯⋯お互いのやり取りから、明らかにカミキとは愛人か何かの関係だと分かる⋯⋯アイが近くにいるにも関わらずだ⋯⋯。
まぁ等のアイドル様は相変わらず仲がいいねとか気にしてない様子⋯⋯と言うか許容している節がある為⋯⋯俺も気にしない事にはしてるが⋯⋯。
まぁとにかくこのオッサンは賭博やら愛人持ちやら⋯⋯典型的なダメ人間だってのは分かる⋯⋯むしろカミキにしろアイにしろ、どうしてこんなオッサンを好きになったのかが今でも謎なまであるが⋯⋯。
まぁ⋯⋯何れにせよ⋯⋯アイがこうして生きてるし今の所はダメ人間な所を除けば無害⋯⋯むしろアイの身の回りの環境改善やらで、マネージャーとしては有能な所もあり、あのアイに溺愛してる社長の身内だし、その点ではアイに危害を加えようとする奴に比べたら、特に問題は無いと思ってはいる。
それにゴローとしての頃の事を思えば、愛人がいる事に関しては何も言えないってのもあるし⋯⋯ん⋯⋯?
その瞬間、俺の頭は真っ白になった。
と言うのも相変わらずカミキに抱き上げられたと思ったら、アイに抱きしめられ胸元に口が抑えられてる状況⋯⋯。
しかもだ⋯⋯今の今まで飲ましてもらってたせいか⋯⋯身体が自然に吸って⋯⋯。
「あっやったアクアが吸ってくれたよっ!」
「おう⋯⋯良かったな⋯⋯ククク」
「そうだねフフッ」
そして何故か聞こえる笑い声⋯⋯はめられた! とはいえソレを理解しても、今となっては後の祭りだ⋯⋯
クソッ! カミキッ!!謀ったなカミキィッ!!
俺は激怒した、必ずやあの狡猾剽悍にして脳内がお花畑の奴に鉄槌を下さねばと、俺は心の中で決意するのだった。
オマケ
ちなみにイッチは、一応家族を気にかけてアイやカミキが、アクアとルビーの相手してる時を見計らって、パチスロをしてたりします。
それ以外は二人と少しでも居られるよう配慮して、馬券や宝クジを購入してたりします。
なお馬券は前世の知識活かせばどうにでもなってしまうせいか、極力知識が生かせない範疇のレースで大穴狙ってたりします。
まっそれとは別で名馬とかのレースを、完全に見る目的で参加してたりします⋯⋯。
後は仕事の休憩時間とか、子供に知られてない範疇で、アイやカミキとポーカーとかしてたりします。