悲報:カミキの野郎が女装に目覚めた   作:豆腐小僧

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母親の七回忌やら遠出してる弟の帰宅やらでかなり時間かかった⋯⋯。
後⋯⋯最近ブルアカ始めた事もあって⋯⋯ブルアカとウマ娘に追われ中です⋯⋯。

なので今後もちょいかかりそうです(白目)



アクア2

「はぁ⋯⋯結局世の中お金かぁ⋯⋯」

 

「おっその真理にようやく気付いたかまた一つ賢くなったじゃねぇか偉いぞ⋯⋯」

 

「えへへへ」

 

 俺達の前で項垂れてるアイに俺達の父親である斎藤コウジのおじさん、そんなコウジさんはアイの頭を撫でながらそう返事を返す。

 

 まぁ⋯⋯その笑顔はまさに微笑ましい光景なのだが⋯⋯それを見てる二人(ルビーとカミキ)に気付かなければ⋯⋯しかも滅茶苦茶無言な上に真顔で悪寒すら感じるLvだ⋯⋯正直言って物凄く怖い⋯⋯。

 

「はぁ⋯⋯ほらカミキもな⋯⋯」

 

「あ⋯⋯えへへ」

 

 コウジさんも気付いたのか⋯⋯やれやれと言ったようにカミキの頭も撫でた⋯⋯。

 

 撫でられたカミキの奴は一瞬驚いたような声を出すが直ぐにデレデレになった⋯⋯正直チョロい⋯⋯チョロすぎるぞ⋯⋯当然ながら前世でのアイツとの温度差が激し過ぎて俺は自分のお腹に手を当てる⋯⋯まだ幼い身体なのに早くも胃が痛くなりそうだ⋯⋯。

 

「まっ今はどうしようもないからな⋯⋯一応は俺も見習いとはいえ⋯⋯マネージャーとし動いてはみる事にするわ⋯⋯」

 

 おじさんは撫でながらもそう言うと、何処かニヤリと笑みを浮かべ⋯⋯あっコレは何か企ん出る時の奴だと察っし頭を抱えたのだった⋯⋯。

 

「ルビー⋯⋯アクアマリン⋯⋯出かけっぞ⋯⋯」

 

 ある日の事だった⋯⋯俺とルビーにコウジのオジサンが気怠げな声でそう言って来た。

 

 とはいえ俺やルビーも突然だった事もあり、お互いに首を傾げる。

 

 ただ⋯⋯母親のアイでさえアクアと呼んでいるにもかかわらず⋯⋯相変わらずこの人だけはアクアマリンと呼んで来るのだけはどうにかならないだろうか⋯⋯。

 

「いやぁ⋯⋯競争率って奴を舐めてたぜ⋯⋯まっかなり苦労はしたがその分学べるものも多かったし収穫っちゃ収穫だったがな」

 

 なっ!? そっそれはB小町(母さん)のライブチケット!!

 

 オジサンは不敵な笑みを浮かべながら、俺達にソレを俺達の前にチラつかせて見せて来た⋯⋯。

 

「まっそう言う事だからサイリウム持ってとっとと行くぞ⋯⋯」

 

 Oh yes my fatherコレは行かねば無作法と言うもの、無論我々も勿論着いて頂かせていただきます⋯⋯。

 

 その日、俺とルビーは目の前の偉大な父に敬礼するのだった。

 

「さて着いたぞ⋯⋯アクアマリン⋯⋯ルビー⋯⋯サイリウムの準備は大丈夫か?」

 

 ライブ会場に着いた俺達、そんな中偉大なる我らがファザーの問いかけに、俺達はサイリウムを手にした状態で身構える事でその答えを返す。

 

 それに俺達も何もしてなかった訳では無い、この日のためと言う訳では無いが、何時でも直ぐに踊れるくらいには練習していた⋯⋯当然ながらそこに抜かり全くと言って良いほどに皆無と言っていい⋯⋯。

 

 

「はっ⋯⋯あぁそうだ全力でやれよ手を抜いたら承知しねぇからな!!」

 

 そう啖呵を切ってきた。

 

 それにしても俺達がアイのお腹の中にいた頃からか⋯⋯となると少なくとも宮崎の病院にまだ見舞いなどで来てた頃だろう⋯⋯となるとそこで熱心なファンとなれば考えられる人物に心当たりがある⋯⋯前前世の俺でありアイを担当した産婦人科の医師⋯⋯雨宮吾郎⋯⋯勿論ただの憶測でしかないし、ひょっとしたら俺が知らない人物かもしれないが⋯⋯仮に彼であるならばまず問題は無いだろう⋯⋯。

 

ババブッ(上等っ)!!」

 

 そして俺達は開演と同時に全力でサイリウムを振ったのだった。

 

「サイリウムを振る赤子とオッサンの動画ねぇ⋯⋯しかもかなりの数がバズってやがるが⋯⋯で⋯⋯何か言う事はないか?」

 

「別に⋯⋯やり過ぎたとは反省はしてっが後悔はしてねぇからな⋯⋯それに今回はなんの策もなくやった訳じゃねぇよ⋯⋯」

 

 今回の出来事に青筋をうかべるイチゴのおじさんにコウジのおじさんは笑みを崩さず⋯⋯寧ろ楽しげにそう返事を返す。

 

「はぁ⋯⋯まぁ考え無しで動く奴じゃねぇのは知ってから⋯⋯お前の事だしそうだろうとは思ってはいたが⋯⋯でっ一応話は聞いてやる⋯⋯言ってみろ?」

 

 そんな堂々とした態度で言う、コウジさんにイチゴさんはため息をく⋯⋯俺もやれやれと言ったかんじで二人の様子を眺める。

 

「簡単な話だ⋯⋯アイツらを俺はアイの子である事は伏せてマネージャーである俺の子だとだけ公表する⋯⋯」

 

「──っ!?お前⋯⋯正気か?」

 

 俺はそんな彼に目を見開き唖然となる⋯⋯公表するリスクが極めて高いのにあえて公表する⋯⋯それがどれほど危険な行為なのか⋯⋯。

 

 だが⋯⋯彼はそんな事はものともせずニヤリと笑みを浮かべる。

 

「確かにアイドルが子持ちは不味いが⋯⋯俺は逆だ⋯⋯マネージャーとはいえ独身の男性と子持ちの男性なら、どちらが危険視されるか考えりゃ明白だろ?」

 

「────っ!?たっ確かにそうだ⋯⋯だが⋯⋯いや⋯⋯お前⋯⋯まさかアイとアイツらの接する時間を⋯⋯」

 

「ん? なんの事だ? 俺は単にその方が都合がいいからって話だぜ? まっ確かに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()⋯⋯」

 

 俺は2人のやり取りに空いた唖然となり呆然とその光景を眺めていた。

 

 言ってる事は間違っては居ない⋯⋯子持ちの男性であるマネージャーとなれば、独身の男性であるマネージャーよりも危険視されずらくなる。

 更に俺達が表向きにアイに接触しても、マネージャーである父親と言う立場が俺達のカモフラージュになり⋯⋯⋯さらに世間にさらす事で、下手に隠して、調子に乗って暴こうとする連中への牽制と言う意味ではかなり効果的だ⋯⋯。

 

 それに腐ってもコウジさんはイチゴ社長の弟⋯⋯その点ではアイと面識があっても違和感は無い⋯⋯。

 

「⋯⋯はぁ⋯⋯わかった⋯⋯ただでさえアイといいカミキといいトンデモナイ爆弾抱えてんだ⋯⋯こうなりゃしなば諸共ってか⋯⋯わかった⋯⋯とりあえずコチラでもその方針で行くか⋯⋯だが⋯⋯説教は受けてもらうぞ⋯⋯」

 

「⋯⋯誤魔化しきれんかったか⋯⋯」

 

 ⋯⋯俺の少しは見直したって気持ちを返して欲しい⋯⋯やっぱりパパはどうしてこうも⋯⋯最後の最後で締まらないんだろうか⋯⋯。

 

 俺はイチゴさんにドナドナされていくパパを見ながらやれやれとため息を吐くのだった。




おまけ
甥の光海君
最近は隠れてこっそりと鏡見ながら女装した自分を1人で眺めるようになったもよう⋯⋯。
ちなみに前世の同一人物であるヒカルに対し、自分の命に関する論理を話したら、人に守ってもらった経験が無いから仕方ないねと哀れまれた。
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