トリニティとゲヘナの関係が良好になったとの記事を見る。2人の生徒が握手をしている写真とそれに対する教師からのコメント、もとい駄文が数十万文字以上書いてあるが正直興味はない。
何故ならこちらの方が深刻な状況だからだ。
ホシノ「うへへぇ……」
この抱きついて胸元に顔を埋めている生徒をどうするか。
ホシノは淑女との戦闘において目論見通り体内の恐怖を増幅し自らを強化する姿を見せた。仮にこの状態を『
異常なまでの身体強化を実現し憎悪と復讐心の赴くままに暴走する。
とても良いメリットではあるだろう。この変身を自由自在に使いこなせるようになればより強い生徒になるとは思うが今のホシノには難しいだろう。
その理由は変身の代償があまりにも大きいというもの。
恐怖化を維持できる時間は約5分。その後は10分以上動けなくなる。
その程度はまだ優しい方だ。問題は次の……
黒服「(私から24時間離れなくなった事ですよ)」
変身のきっかけが黒服が撃たれた事によって失う恐怖を増幅させた事。
そこからしばらくは淑女との戦闘もあり普段と変わらなかったものの、アビドスに戻り後輩が下校するや否や抱きついて離れなくなった。
睡眠、風呂、トイレ諸々プライベートな空間まで付き添おうとするのは誰であっても嫌だろう。1度ついてこないでほしいと頼んだのだが
「駄目だよ。視界に居てくれないと守れないじゃん」と聞く耳を持たない。挙げ句少しでも離れようとしたら物凄い力で引っ張られて
「離れちゃダメ!」と叫ぶようにもなった。
ホシノ「先生……せんせぇ……」
ベアトリーチェ曰く「ヤンデレですって!?なんて羨ましい!私の生徒には1人も居な……居ましたごめんなさい」との事。
正直なところ解決策が思いつかず八方塞がりの状態だ。
頼みの綱であるアリスとケイに頼んで引き離そうとしても
「本気で怒られたので無理です」と断られる始末。
ホシノ「好き」
……結局この地獄のような管理体制から逃げる事は出来ないようだ。
真に恐ろしいのは淑女などではなくホシノなのかもしれない。
ーーー
ナギサ「う゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛ん゛」
マエストロ「………」
彼は目の前にいる自分の生徒に似た何かに困惑している。普段はしっかりした頼れる存在とも言えるナギサがボロ泣きしているのだ。
ジェネリックナギサなのだろうか?それともミレニアム生の悪戯かあるいは……
マエストロ「何が起きたんだろうか」
セイア「ああ、この前他の子とゲヘナに行った時に……」
ーーーナギナギ過去話
ナギサ『これがペロペロ様なのですね』
ヒフミ『あはは……ペロロ様ですよ?『2度と』間違えないでくださいね』
ーーーナギナギ過去話終わり
ナギサ「ヒ゛フ゛ミ゛さ゛ん゛に゛嫌゛わ゛れ゛て゛し゛ま゛い゛ま゛し゛た゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!!」
マエストロ「つまり脳を破壊されて情緒がおかしくなった結果こうなったんだな」
ミカ「ナギちゃん面白いね」
セイア「そっとしておいてあげよう。それよりもミカ、なんだか先生と距離が近くないかい?」
ミカ「き、気のせいだよー……」
セイア「よし内戦だ。先生の隣は私の特等席なんだよ」
ミカ「いいや私の特等席にする!」
セイア「ゴリラに恋愛が出来るわけないだろう。諦めた方がいい」
ミカ『あ?』
マエストロ「………」
紅茶の香りを嗅ぎながら彼は1人こう思う。
『トリニティは平和だな』と。そして現実から目を背けてしまった。
ーーー
サクラコ「わっぴ〜☆今日もサクラコのライブに来てくれてありがとう!!今日はゲヘナ特別なゲストを呼んで来たよ!皆が大好きなあの人だよ!!」
アル「………」
サクラコ「一夜にして解散してしまった伝説のアイドルグループ
『イタズラ★ストレート』のアルちゃんでーす!!」
観客「ワァァァァァァァァァァァ!!」
サクラコ「アイドルの大先輩が来てくれるなんてサクラコ大感激!!
さあさあアルちゃん、ひと言お願い☆」
アル「……ど、どどど、どうしてこうなったのよぉー!?」
第3部完
ハッピーエンドではなく
わっぴ〜エンドでした
あと余談なんですけどアンケート貼っておきます