例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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黒服と対策委員活動記録二年目#4

 

ーーー同日 ラーメン柴関

 

ホシノ「へぇ。アルちゃんって言うんだ〜。可愛らしいねぇ」

 

ノノミ「私と同じ学年ですね。よろしくお願いします♪」

 

アル「よ、宜しくね。それよりも…このラーメンの量おかしくないかな…」

 

柴大将「悪いな。アビドスの生徒さんが友達を連れてきた事が嬉しくてつい量が増えちまったんだ。気にしないでくれ」

 

アル「もはや山盛りってレベルじゃないんだけど…食べ切れるかな」

 

ホシノ「まあまあ三人いるしだいじょ…」

 

柴大将「嬢ちゃんはいつもの味噌ラーメン炙りチャーシュートッピングだよな。こっちもつい量を増やしてしまったが気にしないでくれよな!」

 

ホシノ「うへぇ…ノノミちゃん助けてぇ…」

 

ノノミ「わぁ…山が二つですね⭐︎」

 

アル「とりあえず食べよう…頂きます。……美味しい」

 

ホシノ「ここのラーメンは美味しいんだよ?しかもこの量で580円だからねぇ」

 

アル「えっ!?破格すぎじゃない!?経営出来てるのかな…」

 

ノノミ「大丈夫ですよ。ここら辺ではかなり人気のお店ですからね」

 

柴大将「客が来てくれている間は赤字でも経営するさ。金なんてどうにでもなるしな」

 

アル「か…カッコいい…」

 

ホシノ「そういえばさ。アルちゃんはヘルメット団を見にわざわざここまで来たの?随分物好きだよね」

 

アル「それは…ちょっと恥ずかしいんだけど…アウトローみたいな高校デビューがしたくて…」

 

ノノミ「なるほど〜ですが既にアルちゃんは高校生ですので今からデビューしても遅いのでは?」

 

アル「うっ…それはそうなんだけど…」

 

ホシノ「まあまあ。今からでも遅くはないと思うよ。夏休み後にカッコいい姿に変身!みたいな?」

 

アル「私に出来るかな…」

 

ノノミ「大丈夫ですよ。きっとアルちゃんのなりたい姿になれます」

 

ホシノ「そうだよぉ。自分のやりたいようにやるのが一番だからね」

 

アル「二人とも…ありがとう。私学園に戻ったらなりたい自分になれるように頑張るよ!」

 

ホシノ「その意気だよ……ところでアルちゃんのラーメン、そろそろ麺が伸びてそうだけど大丈夫?」

 

アル「えっ!?嘘っ!?急いで食べないと!」

 

ノノミ「喉に詰まらせたら大変ですから急がなくても大丈夫ですよ。さてホシノ先輩、私達も食べましょうか」

 

ホシノ「そうだね〜毎回この山盛りは私には厳しいなぁ…」

 

ーーー数十分後

 

黒服「遅くなってしまい申し訳あり…貴女達何をしているのです?」

 

ホシノ「せんせ…助け…」

 

ノノミ「まさか三つ山盛りが届くなんて…」

 

アル「これが…アウトロー…」

 

黒服「………持ち帰りで」

 

柴大将「あいよ。しかし最近の生徒さんはよく食べてくれるなぁ。つい盛りすぎてしまうよ」

 

黒服「お気持ちはとても有難いのですが…次回はこれの半分程の大きさでお願いしますね」

 

苦しそうにお腹を抑える三人と持ち帰り用の容器に移したラーメンを持って店を後にしてその辺の公園にあるベンチに座らせた。

 

黒服「苦しそうな所申し訳ないのですがホシノとノノミに報酬金を持ってきました」

 

ホシノ「報酬金?貰えるような事をした記憶がないよ」

 

黒服「さっきのヘルメット団ですよ。規模は小さいもののあちこちで悪事を働いていたようでヴァルキューレ経由でいただきました」

 

ノノミ「これ…結構な額が入ってますよ」

 

ホシノ「おぉ…借金の利息分くらいだねぇ」

 

アル「えっ?貴女達借金があるの?」

 

黒服「ええ。過去に色々ありましてね」

 

アル「そうなんだ…あの、私で良ければ力に…」

 

ホシノ「気持ちだけで充分だよ。これは私達でケリをつけないといけない問題だからね」

 

アル「そっか…それでも応援してるよ…友達として」

 

ホシノ「……アルちゃんは良い子だねぇ。悪に向いてないくらいに」

 

アル「えぇ!?アウトローを目指すなら応援しちゃいけないの!?でも応援はしたいし…」

 

黒服「お話が盛り上がっている所に割り込むようで申し訳ありませんがそろそろ約束の時間が迫っていまして。そちらのお嬢さんの迎えが学園に来ると先程連絡をいただいております」

 

ホシノ「およ、そうなんだ。じゃあぼちぼち向かいますかねぇ」

 

ノノミ「そうですね。じゃあ出発進行⭐︎」

 

学園に向かう途中にホシノ達はずっと会話が弾んでいた。しかし話を聞いているうちにこのアルという少女はアウトローになりたいと言っているもののやろうとしている事が小さすぎる。カップラーメンの汁を飲み干しても悪とは言えないのでは?

 

アル「それでムツキちゃんが……あっ、あれが貴女達の学園?なんていうか…小さいね」

 

ホシノ「まぁね〜。本校舎は砂の中だし生徒も私とノノミちゃんだけだからむしろ大きいくらいだけどね〜」

 

ノノミ「それでも毎日楽しいですよ〜復興作業とか色々〜」

 

アル「……2人ともカッコいいね。それに比べて私は何も出来てないや…」

 

黒服「それは違いますよ。動機はともかく貴女は自らの意思で行動が出来ております。ここにいる事自体がその証拠ではないでしょうか」

 

アル「…黒服の人」

 

黒服「いきなり変わろうとしなくて良いんです。自分のペースで進めばいずれ目標は達成出来ますよ」

 

アル「ありがとう……今更なんですけど貴方はホシノちゃん達となんの関わりが?」

 

黒服「そういえば自己紹介をしていませんでしたね。私は…まあホシノ達の先生です」

 

アル「先生にしては随分とアウトローな格好をしていますね…」

 

黒服「成り行きでこうなったようなものですが案外悪くないものですよ……そろそろ約束の時間ですね」

 

アル「あっそこにいるのは…カヨコ先輩!」

 

カヨコ「…やっと来たね。迷子のアル」

 

アル「うっ…勝手に抜け出した事、マザーは怒ってた?」

 

カヨコ「あれは長時間お説教コースだろうね。覚悟しておいて」

 

アル「そんなぁ…」

 

カヨコ「…うちの後輩が迷惑をかけてごめん。それと助けてくれてありがとう」

 

ホシノ「当然の事をしたまでだよ〜」

 

ノノミ「その通りです♪」

 

カヨコ「そっか。そこの黒い人、マザーからの伝言。「この借りは必ず返すから覚えておきなさい」だって。確かに伝えたから」

 

黒服「ええ。覚えておきます」

 

カヨコ「それじゃあ帰ろっか」

 

アル「あっ…最後に伝えたい事が…三人とも、今日は本当にありがとう!もし貴方達に何か大変な事があったら友達として駆けつけるからね!」

 

ホシノ「こちらこそ楽しかったよ〜」

 

ノノミ「また一緒にお話しましょうね⭐︎」

 

アル「また会おうね!」

 

ホシノとノノミはアル達が見えなくなるまで手を振っていた。

 

ホシノ「……行っちゃったねぇ」

 

ノノミ「そうですね。なんだか少し寂しいです」

 

黒服「大丈夫ですよ。また会うと約束したのですから必ず会えます」

 

ホシノ「そうだといいなぁ…ねぇ先生」

 

黒服「どうしました?」

 

ホシノ「友達が増えるのって嬉しいんだね」

 

黒服「……ホシノがそう思うのであればそうなのでしょう」

 

ホシノ「……うん」

 

ノノミ「私達も帰りましょう。黒服先生、ホシノ先輩、また明日〜」

 

黒服「お疲れ様でした」

 

ホシノ「お疲れ様〜…ところでそのラーメンは先生が食べるの?」

 

黒服「そのつもりです。貴女はしばらく何も食べれないでしょう?」

 

ホシノ「そうだねぇ……えっと…その…」

 

黒服「……寂しいのであれば学校で寝泊まりしても構いませんよ」

 

ホシノ「……ありがとう先生。今日は誰かと一緒に居たくてさ〜」

 

黒服「日付が変わる前には寝てくださいね」

 

ホシノ「は〜い」

 

ーーー

 

カヨコ「ところであの子達とモモトーク交換したの?」

 

アル「……あっ」

 

カヨコ「………」

 

アル「ま、まあ…また会える…よね?」

 

カヨコ「それはアル次第かな……抜け出した甲斐があった?」

 

アル「うん…私がなりたいものが掴めたような気がする」

 

カヨコ「そっか。お説教の後で聞かせてよ、そのなりたいもの」

 

アル「っ!うん!」




水着ホシノの!ピックアップが!されなくて!辛い!
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