例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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無法者

「ケイ、一度落ち着きましょう?私の知る貴女は

こんな理性のない行動はしませんよ?」

 

「確かにそうかもしれませんね。ですが……

想い人に誘われたら応えるしかありません。

私は貴方が好きです。……母よりも」

 

彼女の思考は淫らなもので埋め尽くされている

何故こうなったのだろうか?大した事はしていない

好かれるような事をした記憶がないのだ

しかし目の前の彼女は好きと伝えてきた

ノノミといいどうしてなのだろうか?

最初はあくまで利用する程度の考えで生かしていた

愛着もなくただ放置して日常を過ごさせていた

その程度の扱いしかしていないのだ

何処に恋をする要素があるのだろうか?

 

「理由は……恥ずかしいので言えません。

ですが貴方を愛しています。この行為に対して……

絶対に後悔させませんから」

 

暴走した彼女は一線を越えようとしている

ネクタイを外して薄着となり上から抱きついてくる

密着した彼女の心臓部からは激しい鼓動が聞こえ

愛しているという言葉の信頼性を高めていた

発情した彼女はそのままの姿勢で

顔だけを近づけて口付けをしようとしている

そのまま唇が重なり…………………

 

 

筈もなく突然扉が爆散して唇は重なる事はなかった

 

「抜け駆けは許しませんわ!!」

 

「その通りです!トリニティと友好関係を築く為に

私と恋仲になるべきです!!」

 

何故か問題児ことハルナギサが現れた

普段は来ないで欲しい彼女達だが今回に限っては

助かったので言っている事はともかく

多少は二人を見直した

 

「……よくも私の邪魔を……」

 

怒りに震えるケイには申し訳ないが彼女のやり方は

向き合い方とはズレていると理解したので

火花を散らして牽制し合っている三人を部屋に放置して逃げるようにその場を後にした

外に出た途端部屋が大爆発を起こしていたので

後で修理を依頼しておこう

 

「先生?ケイは何処に行ったのですか?」

 

「ケイは休憩したいと言って部屋に戻っています」

 

「そうですか……じゃあ次はアリスと二人で

お出掛けしましょう!」

 

「……良いですよ。貴女となら安心ですね」

 

アリスは無邪気なのでケイのように欲情して

暴走する恐れは限りなく低いだろう

今度こそちゃんと向き合い方を学ぼう

そしてホシノの想いに応えられるように

教師として成長していこう

 

「先生の馬鹿ー!!」

 

「……何故あの生徒は泣きながら走って……」

 

「あれは最近ミレニアムで流行ってる遊びです!

『コクハクギョクサイ』って名前です!」

 

「告白玉砕……?ああ、マエストロに……

それは何と言いますか……可哀想ですね。

あのクソボケ鈍感に告白するだなんて」

 

「……!アリス理解しました!先生、貴方は

『お前が言うな』と思われています!」

 

「誰にですか?」

 

「他の先生達にです!」

 

他の先生……まあゴルコンダを除けば変態

しか居ないだろうし構わないか……

しかしアリスは未来予想が出来るのだろうか?

やはりその身体は興味深い……

 

「……いえ、二の舞になりそうなので……

また今度にしましょうか。ケイのようになる

可能性が1%でもある以上困るので……」

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