例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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誘爆

『ホシノちゃん、黒服の居場所が分かったよ。

多分ミレニアムに居る』

 

「……ラブラブカップル!?……うへへ……

なんだ、先生も素直じゃないな〜全く……

そうだよね。告白は二人きりの時じゃないと

恥ずかしくて言えないもんね〜うへへ〜」

 

アリスの爆弾発言により生まれた記事は

ホシノに届き彼女の精神を安定させた

今では周囲にハートマークが見えるくらいの

幸せ空間に包まれていそうな程に眩しい

 

『記事によると黒服は今ホシノちゃんと

付き合う為の練習をしてるとかなんとか』

 

「も、もう。だからあの時断ったんだ。

先生ったらストイックなんだからぁ♡」

 

多分デマだけどホシノが幸せそうなのでいいのだ

告白を断った時の言い分が黒服の本心だろう

それにしてもこのアリスという少女は……

 

『……ところでさ。このアリスちゃんって子、

ホシノちゃんとどんな関係なの?』

 

「娘みたいな存在です」

 

『ゴフッ!!』

 

「先輩!?」

 

娘?今ホシノちゃんは娘と言ったのかな?

いやいやおかしいよね?出産してたの?

しかもあの日戦った子だとしたら確かもう一人

いた気がするから双子ってこと!?

えっ黒服?お前やった?やったの?

やった上で告白拒否したの?デキ婚すらしないの?

うん、やっぱ黒服は殺さないとダメだね

でもホシノちゃんをシングルマザーにするのは

ちょっと躊躇うな……ああでも私が代わりに

父親として頑張ればいいのかなそうだよね

 

「あのー……先輩?」

 

『……ホシノちゃん。大丈夫だよ。子育ては大変

だと思うけど私が側に居るからね!!』

 

「先輩!?どうしちゃったんですか!?」

 

この後誤解を解くのに数時間掛かったそう

 

ーーー

 

「とりあえずフウカを呼びました。何はともあれ

まずはアリスとケイのお腹を満たさなくては」

 

「アリスフウカのご飯大好きです!」

 

「是非本人に伝えてあげてくださいね」

 

「はい!」

 

アリスと変態がとても盛り上がっている中

ケイは気まずそうに黒服の隣に座っている

 

「あの……さっきの事は……」

 

「気にしていませんよ。ただ……貴女も人間らしさ

が芽生えているようで安心しました」

 

「……ありがとうございます。もうあんな事は

しないと約束します……」

 

「そうしていただけると助かります。ですが

娘として甘えてくる分には歓迎しますよ」

 

「父好き」

 

「一線は越えないでくださいね」

 

「そこの黒服、何私の前でいちゃついているのです

死刑ですよ死刑」

 

「これは家族の交流ですので問題ありません」

 

「おやおや、おやおやおやおや。まさか貴方から

家族なんて言葉が聞けるとは思いませんでしたよ。

遂にホシノが好きだと認めたのですね」

 

「いえ認めていません」

 

「相変わらずクソ真面目ですね」

 

「これが私ですので」

 

「そうですよ!これがホシノママの事が大好きな

アリス達の黒服パパなのです!」

 

「そうですよね。『ホシノが大好きな』黒服、

ですよね。私もそう思いますよ」

 

「……はぁ。何を言っても無駄なようです」

 

何故周りは自分とホシノを恋人にしようと

したがるのだろうか?恋人になったところで

何も特別な事はないというのに……

ただもし恋人同士になったと仮定した時に

ホシノの行動がどう変わるのかだけは

少々見てみたいと思ってしまっていた

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