「ゆ、ユメ。疲れは残っていないか?
マッサージでもするぞ」
『ま、マママッサージですか!?ダメです!
まだお昼ですよ!?』
「そ、そそうだったな!」
「私達が締め切りに追われている間に何が……」
「……アリス分かりました。ユメと先生はそう、
エッチな事をしたんですよ!間違いありません!」
「い、いきなり何を言い出すんだアリス」
『そんな事あるわけがががないじゃん!
別に朝まで愛し合ったりしてな……あっ』
「……なるほど。今度お赤飯を用意しますね」
『あう……///』
「……仕方がないだろう。初夜だったんだ」
「……初夜の内容を聞いても良いですか?」
「……誰にも言わないと約束してくれ。まずは
傷だらけの身体が恥ずかしいと言うから全身の
傷をなぞるように愛撫……」
『だ、ダメ!それ以上は話すの禁止!!』
「おぉー!つまりホシノママと黒服パパのように
とってもラブラブなんですね!」
「ああ。ラブラブだぞ」
ーーー
「ラ……ラブラ……マエストロセンセイガ……」
「部長?魂抜けたの?大丈夫?」
「大丈夫なように見えますか?これは由々しき事態
でありその脅威はデカグラマトンの比ではなくて
私の、いえキヴォトス全体で考えても重大な出来事
であり……」
「ただ先生が生徒に告白しただけじゃん。それで
部長がフラれたってだけ。全然脅威でもないよ」
「いいえ脅威です!この美少女を差し置いて
アビドスなんて田舎娘と恋仲になるなんて……」
「つまり今日も平和って事だね」
ーーー
『先生……私、やりたい事が見つかりました』
「聞かせてくれ」
『貴方のお嫁さんになりたいです』
「それはまだ気が早いと思うぞ」
『はい。いつかはそうなりたいなって』
「そうか……ところでいつ式を挙げようか?」
『……先生?』
「今週末にでも開催するか?」
『……ふふっ。先生も気が早いですね』
「……少し浮かれすぎていたな。一度冷静に
なるとしよう。それで式の日程だが……」
『先生?』
「どうした?」
『そんなに焦らなくても私はそばにいますよ』
「……そうだな」
ーーー
「どうしよう先生!?ユメ先輩が!ユメ先輩が!
甘々な雰囲気を出してイチャついてる!!」
「マエストロ……まさか貴方が生徒に手を出す
とは……しかも私の生徒に……」
「あんな公衆の面前で幸せそうに手を握って
歩いてるよ!?」
「なんて卑猥な……見せつけるように生徒と
イチャつくなんて教師として恥ですよ」
「ほら、ノノミちゃんもあれみて!ユメ先輩が
皆が見ている前でイチャついてて……」
「えーそうですねー」
雑に相槌を打った彼女は脳内でこう考えていた。
『お前ら二人が言うな』と。