例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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準備

「そういう訳なのでホシノと結婚する準備をしよう

と思いましてね。協力をお願いしたいのです」

 

『ホシノちゃんと結婚……?黒服が?』

 

「ロリコン朴念仁とマダムに言われていた黒服が

ホシノと結婚だと?どうした急に」

 

「私はホシノを幸せにしたいのです。そして彼女は

私と共に生きる道を望んでくれました。ならば

その想いに応えたいのです」

 

『……確かに貴方は私の知る黒服とは違って

家庭的だしホシノちゃんの為に行動してるし……

そういう事なら協力してもいいんだけど……』

 

「そうだな。ホシノの為とあれば構わないが……

この後ユメと巫女服プレイをする予定が……」

 

「貴方私の生徒に何をさせているのですか?」

 

『私は黒服の生徒じゃないよ。マエストロ先生に

心も身体も許した恋人なんだから』

 

「そういう事だ。今こうして話している間も

巫女服を着たユメの想像しか出来ていない。今の

私が求める最高の芸術の想像をな」

 

「貴方も俗世に染まったのですね……」

 

「だが少しだけなら聞こうじゃないか。私達は

何を協力すればいい?」

 

「それはですね……」

 

『……本気なの?過程を飛ばしすぎじゃない?』

 

「面白い。分かった、用意しておこう」

 

「ありがとうございます。では失礼しますね」

 

「ああ。……さて、早速だが……」

 

『はい。着替えてきますね』

 

「いつもすまないな。ミニスカ巫女服黒タイツの

着用を頼む」

 

『個性的な組み合わせですね……』

 

ーーー

 

「ようやく来たようですね黒服。例のブツは用意

出来たのでしょうか?」

 

「ええ。こちらをどうぞ」

 

「ふむ、確かに。ホシノのスリーサイズと身長

が書いてあるレポート用紙を受け取りましたよ。

これならば五日ほど時間を頂ければ完成します。

……その前に細かな調整をしていきましょうか」

 

「細かな調整とは?」

 

「色や装飾などですよ。大切な人への贈り物なら

より拘って作れば作るほど良いのです」

 

「そういうものなのですか。……であれば色は

黒にしていただけないでしょうか?」

 

「黒ですか?構いませんが理由を聞いても?」

 

「私の色を纏ったホシノを見てみたいのですよ」

 

「欲望ダラダラのロリコン思考ですね。

だから気に入りました。貴方の門出の為にも

人肌脱ぎましょうかね」

 

「ええ、頼みましたよ」

 

ーーー

 

「先生もユメ先輩も忙しいって……」

 

「あら〜珍しい事もあるんですね。二人とも

ホシノ先輩よりも大事な用事が出来るような

性格ではないような気がしますが……」

 

「ん、あれだよ」

 

「なるほど〜☆」

 

「えっ何々?二人とも知ってるなら教えてよ〜」

 

「時期に分かりますよ」

 

「ん」

 

「もーどうして教えてくれないのさ」

 

ーーー

 

「さて、次は何を用意すればいいのでしょうか……

ホシノの誕生日まで一週間。何としても間に合わせ

たいのですが……」

 

「……ねえ黒服、あんた本当にやるつもりなの?」

 

「はい。私なりに考えた結果ですので」

 

「なんか変わったわね。いっつもホシノ先輩を膝に

座らせてイチャついてる癖に教師と生徒の関係とか

ほざいてた黒服がこうなるなんてね」

 

「随分と口が悪いのでは?」

 

「当然よ。ずっとあんた達の焦ったいやり取りを

見てきたんだから。むしろ遅すぎるくらいよ」

 

「……膝に座らせるくらいは普通なのでは?」

 

「黒服あんたやっぱダメだわ」

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