ホシノさんは黒服と全然話せていないので寂しい
「忙しいとはいえ話せないのは寂しいな……
モモトークだけでも送っておこう……」
『先生、起きてる?』
連絡するも中々既読が付かずため息をついて
スマホをベッドに軽く投げて瞼を閉じる。
忙しいからしょうがないと言い聞かせるように
呟いて数分我慢したものの五分毎に既読が
ついていないかの確認をしていた。
確認してはため息をついての繰り返しの中、
ピロンと通知が鳴った直後に物凄い勢いで
スマホを手に取り確認すると
『起きてますよ。どうしました?』
という返信がきていた。あまりの嬉しさに
「うへへぇ……♡」
と数分間余韻に浸っていた。その後返信して
やり取りを始めていく事にした。
『最近忙しそうだから大丈夫かなって』
『心配には及びませんよ』
『そっか。でも無理はしないでね』
『ありがとうございます』
『ねえ』
『何ですか?』
『通話しようよ』
『通話ですか?』
『そんなに長く話さないからさ』
『分かりました。では……』
『……先生?』
突然既読がつかなくなったかと思えばいきなり
部屋の扉が開いて黒服が入ってくる。手には
合鍵を持っていた。
「こんばんは。会いにきましたよ」
「会いにきてくれる先生好き」
「もう恋心を隠さなくなってますよね。
まあ……悪い気はしませんが」
「先生だって潜在意識の中では言ってたよ?」
「それはカウントに入りませんよ」
「そんな照れなくていいんだよー♪」
「照れてなどいません。……はぁ、ホシノの事
ですから寂しがっているかと思いましたが……
いつも通りですね。安心しましたよ」
「寂しかったよ。でも先生が来てくれたから
そんな気持ち吹き飛んじゃったよ♪」
「それは何よりです」
「……いつもありがとね」
「……こちらこそ」
「……なんかしんみりしちゃったね。別の話題に
切り替えよっか」
「そうですね。……ああ、ホシノに聞きたい事が
あるのてすが……」
「なになに?」
「同棲に興味はありませんか?」
「えっ」
「実は近いうちに学校で寝泊まりするのをやめて
家を購入しようと考えたいるのですが……ホシノが
良ければ一緒に住んでみようかと思いまして」
「………」
「ホシノ?」
「せ……せせせ先生は大胆だね///ま、まあ?
先生がそこまで言うなら私としては異論はない
けどね!でも同棲って事はつまり結婚したのと
同義っていうか……で、でも私の先生はまだ
教師と生徒の関係だし……もしかして保健体育
の実践って名目で朝まで……?悪くないかもね」
「……小声で何か言っているようですが……
その反応は同意と受け取ってもいいですか?」
「え、えっと……不束者ですが……」
「その台詞はまだ早いですよ」