例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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ノアらすじ

戦闘開始です


歪な連携

百鬼夜行市街地。敵の数は約30体。自陣はユメと

雅な雰囲気を漂わせているように見せかけて中々

大胆な行動をする生徒。ただし彼女がどのように

動くのかは予測不可能だ。戦況把握はこの程度で

充分だろう。

 

「えりーとである身共にかかればこの程度の

相手など容易いもので……」

 

『ごめんね。先に私があいつらを倒すよ』

 

「あなた様は……?あっ、お待ちくださいまし!

このえりーともお力添えさせていただきますわ!」

 

『そう。怪我しない程度にね』

 

「ええ!」

 

どうやら彼女は共闘することを受け入れたようだ。

銃を見るに後方距離からの狙撃を主体として戦闘

するタイプのようだ。ならばユメとの相性は良い。

彼女の戦闘スタイルは主に接近して攻撃する。

手始めに裏拳等で相手に隙を作ってから

ショットガンを全弾頭に命中させている。ユメの

全身にある傷痕から察していたが無謀とも言える

戦い方をしていた。敵の意識を自らに集中させて

味方へのヘイトを無くして傷をつけさせない。

その代わりにユメ自身は怪我をする。そのやり方

は彼女の苦悩を表しているように感じとり、この

用事が済んだら戦い方を1から教えようと思った

瞬間でもあった。ユメ自身は皆を守れるこの

戦い方が一番だと思っているのかもしれないが

大切な恋人に自らを犠牲にするような戦い方は

させたくないものだ。

 

『あいつらと似てるくせに大したことないね。

このまま全員スクラップにしてあげるよ』

 

「お待ちください!すくらっぷではなく成敗致す!

の方がかっこいいですわ!」

 

『えっ。……じゃあそれで』

 

「可決されましたわー!」

 

……あの生徒はユメと相性がいいのかもしれない。

先程まで無表情だったユメの口角が少し上がって

心の余裕が出来ているように見える。狙撃もユメの

意識が向いていない敵を確実に撃ち抜いている程の

腕前の持ち主のようだ。百鬼夜行にこんなにも

戦闘能力が高い生徒が居るとは思わなかった。

その後も一方的な蹂躙という名の連携を見せた

二人はそのスクラップ達を余裕で成敗し終えた。

……指揮するまでもなかったな。

 

「勝ちましたわー!びくとりーですの!!ほら、

あなたもご一緒に!」

 

『び、ビクトリー……?』

 

「いぇーい、ですわ!!」

 

「二人ともご苦労だったな」

 

「また新手ですの!?」

 

『違うよ。この人は私の先生だよ』

 

「先生……?あなた様が?……そうでしたのね!

ようやく会えましたわね、先生!!」

 

「あ、ああ……随分とテンションが高いな……」

 

「当然ですわ!まさかここであなたに会えるとは

思いませんでしたもの!気分が高揚しますわ!」

 

「それは良かった……のか?」

 

「……そうと決まれば善は急げですわね!

何処か落ち着いて話が出来る場所に移動すると

致しましょう!……その前にこの財布を届けに

行って参りますわ!」

 

『……何だか嵐のような子ですね』

 

「そうだな。だが悪い生徒ではなさそうだ。

しかしようやく会えましたというのはどういう

意味なのだろうか……」

 

『先生と面識があったのでしょうか?』

 

「この世界の私と何かあったのかもしれない。

まあ、また後で話を聞けばいいか」




その頃のアビドス

「そういう訳ですので仮住まいとしてアビドス付近
の土地を購入してきました。これで貴女が夜に
見回りに出かけた場合捕まえる事ができます。
……ホシノ、聞いているのですか?」

「……あ、ごめん。動画見てて聞いてなかった。
もう一回言ってくれる?」

「端的に言えば数日の間貴女の隣に私が住みます」

「うへー聞かなきゃ良かった」

こんな感じです
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