例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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かなり自己解釈+改変が多くなってきます。


黒服とホシノと先輩

ーーーアビドス高等学校 生徒会室

 

「ここがアビドス…随分と廃れていますね」

 

「それよりも早く盾を返してください。約束したじゃないですか」

 

「勿論お返し致します。ですが何故この盾に執着しているのでしょうか?ありきたりな何処にでも売っているものですよね?」

 

「いいから返してください!」

 

「……分かりました。どうぞお受け取りください」

 

盾を差し出すと勢いよく奪い取っていき何かを確認している。どうやら何かを見つけたようで少女の目に輝きが戻ったように見えた。

 

「間違いない…これは先輩の…」

 

「…宜しければそちらの盾に執着していた理由をお伺いしても?」

 

「あまり信用出来ない人に話したくはありませんが今は人手が欲しいので…順を追って説明します」

 

棚に飾ってる写真立てを手に取りこちらに見せてくる。そこには目の前にいる少女ともう一人、美しい空色の髪の女性が映っていた。

 

「この人はユメ先輩。現生徒会長であり…今は行方不明になっている人です。この盾は彼女が持っていたものなんです」

 

「なるほど……つまりそのユメという方の手がかりになるかもと考えていたのですね」

 

「残念ながら盾自体に情報はありませんでしたが、砂漠にあった以上そこに居る可能性が高いです。ですのでまた砂漠に行きユメ先輩を探しに行きます。もちろんあなたにも協力してもらいますからね」

 

「ええ。そういう事でしたら構いません(実験の結果が出るその時まではこの少女に助力して差し上げましょう。我が真理の探求の為にはそれが最善の道ですからね)ところで…貴女の名前を聞いておりませんでしたね。何と呼べばよろしいでしょうか」

 

「そういえば名乗っていませんでしたね。私は小鳥遊ホシノです。好きなように呼んでいただいて構いません」

 

「ではホシノと呼ばさせていただきます。よろしくお願いしますね、ホシノ」

 

「はい。それで…あなたの事は何て呼べばいいのでしょうか?」

 

「私には名前という概念がまだ決まっておりませんのでお好きなようにどうぞ」

 

「……じゃあ黒服さんで」

 

「ふむ…悪くないですね。では今後は黒服とお呼びください」

 

「分かりました。では黒服さん、行きましょう」

 

※ここから会話文に名前を入れます

 

ーーーアビドス砂漠 

 

黒服「盾を拾ったのはこの辺りですね。とはいえ砂漠ですので目印でも配置しておきましょうか」

 

ホシノ「…それは何を置いているんです?」

 

黒服「ああ。これは知り合いの写真ですよ。無くしても困りませんし丁度いいので」

 

ホシノ「そ、そうですか…では行きましょう」

 

足取りが軽いホシノの隣を歩き、時々目印を置いて砂漠を進んでいく。前に訪れた時よりも広大になっている場所を注意深く見渡しながら散策して…

 

ホシノ「それにしても広いですね…ユメ先輩は何処まで行ってしまったのでしょうか…」

 

黒服「そういえば、ユメが行方不明になってからどれくらい時間が経ったのですか?」

 

ホシノ「今日でちょうど一週間です…」

 

黒服「そうでしたか。……ふむ」

 

ホシノ「黒服さん?どうかしましたか?」

 

黒服「ホシノ、しばらく休憩をとりましょう。先程から足がふらついておりますよ。その様子ですとまともに睡眠すらとっていないのでしょう?あそこの日陰で1時間程休んでください」

 

ホシノ「ですがその間にもユメ先輩が…」

 

黒服「貴女が倒れてしまったらユメも私も困るのです。簡易ベッドを作りますので休みなさい」

 

日陰にホシノを横にさせると「…ありがとう」と言い寝息を立て始めた。何故感謝をされたのかは理解できないがこれで動きやすくなった。

 

黒服「このまま闇雲に探していても時間だけが過ぎてしまいますので…あれを使いましょう」

 

ホシノを残してとある場所へ向かう。

それはかつて人類が作り上げた超人工知能。

神の存在を証明したと噂されているもの、それは「デカグラマトン」。この砂漠にも予言者と呼ばれる人工知能がいる。その者の名はビナー。極力接触したくはないのだがあの様子のホシノを無闇に歩かせて倒れでもしたら神秘への探求が途絶えてしまうかもしれない。それだけは避けなければならないのだ。

 

黒服「私の研究の為にも利用させていただくとしましょう」

 

ビナーと端末を繋ぎユメの盾の画像解析を行い持ち主の現在地座標を特定する。本来ならばそのような事は不可能だが、ビナーの知能を使用すれば可能だ。ものの数分で彼女が居るであろう座標が表示された…のだが…

 

黒服「これは……」

 

ーーーアビドス砂漠 休憩地点

 

黒服「まだホシノは寝ていますね。さて…どうしましょうかね…」

 

ホシノ「…黒服さん?」

 

黒服「おや、起こしてしまいましたか。体調はどうですか?」

 

ホシノ「だいぶ楽になりました。ありがとうございます」

 

黒服「それは良かった。では行きましょうか」

 

端末を確認して再度進み始める。

 

ホシノ「さっきから何を見ているんです?」

 

黒服「ホシノが休んでいる間に色々調べましてね。ユメがいる可能性が高い座標を特定したのですよ」

 

ホシノ「本当ですか!?一体どうやって…」

 

黒服「今は秘密とさせていただきましょう。それよりも問題は…」

 

ユメの座標が砂漠の中心で動いていない事。つまりこの先に居るであろうユメは…

 

ホシノ「!?黒服さん、あそこを見てください!」

 

黒服「あれは…」

 

ホシノが指を示した先にはユメらしき人物が倒れていた。

 

ホシノ「ユメ先輩!ようやく見つけましたよ!」

 

黒服「(今のホシノにあれを見せるべきでは…)ホシノ、お待ちなさい!」

 

その忠告はホシノに届かず彼女はユメに駆け寄ってしまった。

 

ホシノ「やっと見つけましたよ!さ、早く帰ります…よ…?」

 

 

ホシノはユメに触れてしまった。故に悟ってしまったのだ。彼女の身体が冷たい事に。彼女が既に…死んでいる事に。




水着ヒナは当たりませんでした。
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