書く前に曇らせの学習を行い見事情緒不安定になったのでいつも以上に展開が雑です
あれから数分が経過した。……いや、正確には
数分しか経っていない。そう、前回の話から何も
変わっていないのだ。だからこそ今こうして
歩き出そうとしている訳だ。ユカリを探しにいく
のもユメを待つのがもどかしくなってきたのだ。
「私も何か収穫を得ないといけないからな……
生徒達ばかり成果を上げているのは教師として
面目丸潰れだ。情けないのは黒服とマダムだけで
充分だからな」
『うるさいですよマエストロ』
「黙れ」
『まあまあそう言わずに。一人で突っ立って
何の成果も得られていない貴方に対してとても
有益な情報を持ってきたのですよ?』
「そうか。だがクズノハに関しては既にこちらで
掴んでいるので問題はないぞ」
『いえもっと大切な事です。それも急を要する』
「なんだ?」
『……ヒナには紫色のドレスが似合うのです』
「………」
無言で通話を切った。というよりいつの間に
繋がっていたのだろうか?あの変態は何かと
暴走しすぎているのではないか?
「先生も大変だね」
「ああ。思っているよりも苦労が多い。
……おい待て何故ヒビキがここに居るんだ」
「研究がひと段落したから先生に会いにきた。
それに私はヒビキという概念を持っているから
いつでも先生に会いに来れるんだよ」
「ヒビキという概念……?そんなよく分からん
理屈で世界を超えてくるな」
「愛の力だよ」
「ユメの愛だけで充分だ」
「先生はブレないね。ところで百鬼夜行?に来て
何をしていたの?」
「……まあ、色々だ」
「なるほどね。恋人の為に不可能とされている
恐怖からの反転を成し遂げようとしてる、と」
「何故分かるんだ」
「盗聴してたから」
「………」
私の生徒は倫理観がおかしい。……違うな。
ミレニアムの生徒がズレていると言った方が
正しいだろう。悪びれもなく盗聴していると
言われるこっちの身にもなって欲しい。というか
いつ盗聴器を仕込んだ。抜け目がなさすぎる……
「先生の声は素材として有能だってヴァリタスの
人が言ってたよ」
「そう言われても全く嬉しくない。そしていつ
盗聴器を仕込んでいたんだ?」
「確か昨日の……」
「分かったもういいそれ以上は聞きたくない」
全てが終わって元の世界に戻ったら倫理観の
授業を受けさせようか……そんな風にも
考えてしまうようなヒビキとの会話の最中、
黒猫のような生徒と黄色い服を着た集団が睨み合い
今にでも戦いが始まる雰囲気を醸し出していた。
「多勢に無勢とはよく言ったものだな」
「でもこっちに気づいてないなら爆弾落として
蹴散らせそうだけど」
「ではあの黒猫の生徒を巻き込まないように
中心に落としてくれ」
「了解。ちょうど試作品のグレネードランチャー
を試し撃ちしたかったんだ」
「……街を破壊しない程度に頼むぞ」
ーーー
「あんた達の事なんて知らないんだけど。
まあいいわ。私の邪魔をするなら……」
容赦はしない。そう言い終える前に目の前に居た
集団は爆発と共に吹き飛んでいった。それとほぼ
同時に右側から誰かが近づいてきていた。
「無事か?」
「あんた誰?」
「ただの教師だ。見た感じ怪我は無さそうだな」
「……この爆発ってあんたが起こしたの?」
「ああ。正確には私の生徒に頼んだ」
「ふぅん……私を助けたんだ?」
「……何故近づいてくる?」
「近づかないとあんたに礼を言えないから」
「その距離からでも言えるだろう」
「私は近づいてから言いたいの」
「……そうか」
礼を言うといい近づいてきた黒猫の生徒は
一定の距離に到達した途端、当然のように腕を
絡めてきた。……???
「何をしているんだ」
「何って……定位置に戻っただけだけど?」
「私とお前は初対面だが?」
「それが何?」
「何って……何だ?この状況が分からん。
私は何故腕に抱きつかれている?何故だ?」
「あんたが私を助けたからだけど」
「……百鬼夜行の生徒は何なのだろうか」
「先生も大変だね。助けた名前も知らない生徒が
いきなり腕に抱きついてくるなんて」
「……おいヒビキ、お前もさりげなくもう片方に
抱きついてくるな」
「は?何抱きついてんの?この人の腕には私しか
抱きついちゃいけないんだけど?」
「そんなルールはないよ。それに私の方が先に先生
と会ってる。新参者は黙って」
「………」
何故私の生徒達はこんなにも一触即発の関係に
なりやすいのだろうか。頭が痛くなってくる……
ユメ……早くきてくれ……いや待てこんな状況を
見られて誤解でもされたら……よし、ユメはまだ
ゆっくりしていてくれ。その間に私は……
現状何も出来ないな
ちなみにこの裏では本編5章の流れが始まってます。
青春(?)少女 辺りです
メインストーリーそのままの文章書くのはあれなので省いてます