例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

242 / 500
昨日とりましたアンケートの結果ですが
丁度半分くらいの割合になりましたので私は
どうすればいいのか分かりません


第七部 虚無と変態
忘れられてた二人


二人からのSOSの内容はこうだ。

『『囚われた私を助けてください』』

偶然にも同じタイミングで通知が来た。

特に詳しく説明する必要もないので端末の画面を

言い争いを勃発する直前の二人に見せる事にした。

 

「囚われた私を助けてだと?」

 

「助かる分には構いませんけど……囚われたって

書いてあるのが気になりますね。シャーレの先生

はともかくゴルコンダは何故でしょうか?」

 

「あいつがそう簡単に捕まる筈が……あるな。

最近生徒を甘く見てサンドバッグにされた愚か者

の存在を確認したばかりであった」

 

「それなら私も心当たりがありますね」

 

「まあ、そんなクソゴミが居たんですか」

 

「現在進行形で裁かれているがな。とにかくその

連絡を送ってきた二人の救出に行った方が良いの

だろうか」

 

「確かゴルコンダはレッドウィンターに居て先生

は当然シャーレに居ると思われますが……」

 

「では私がゴルコンダの所に行きましょう。

レッドウィンターには優秀な工務部があると

風の噂で聞いたので。これを機に私とホシノと

アリス達の家族用の家を建てようと思いまして」

 

「ようやくアリス達が私の家に寝泊まりする必要が

無くなるのか。これならより激しくしても……」

 

「貴方私の娘達に最悪の教育をしていませんか?」

 

「それについてはノーコメントだ」

 

「……とにかく黒服がレッドウィンターに行って

ゴルコンダを救出するのですね。では先生は私か

マエストロのどちらかが行きましょう」

 

「ではマダムが行ってくれ。私はユメとの結婚式

の準備で忙しいので他の奴を助けている余裕は

ないからな」

 

「なんですかその個人的な理由は……ですが

結婚式とは一生の晴れ舞台。それならば致し方

ないとも言えるでしょう。分かりました。私が

あのイオリとチナツに手を出した変態を救出に

行くとしましょう」

 

「どうやら方針は決まったようですね。では

今回の会議は以上で終幕と致しましょう」

 

「お待ちなさい」

 

「何ですかマダム」

 

「終幕って言葉はヒナがよく言っている言葉です。

貴方が口にすると寝取られた感覚になるので

二度と私の前でその言葉を使わないでください」

 

「……善処しますよ」

 

「……最近マダムの心境が分からぬ。脳の機能が

停止したかのような阿呆の発言しかしないぞ」

 

「仕方ないでしょう。前回の百鬼夜行の件で私は

出禁を喰らっていたので活躍が全く出来なかった

のですから。多少ストレスが溜まっております」

 

「成程。そういえばマダムが出禁になった理由に

ついて明確な答えに辿り着きましたよ」

 

「何ですって……? もしそれが克服出来れば

私がヒナサンドを満たせる日も……」

 

「あの世界はあの淑女が色々やらかして結果的に

ヒナが落ち込んでしまった経緯がありましてね」

 

「マエストロ。死んだ人間をもう一度殺す方法を

教えて頂けませんか?」

 

「落ち着けマダム」

 

「あんのクソババア! あの時手を差し伸べた

事が恥ずかしいですよ!!」

 

「他にもトリニティのある生徒を……」

 

「もういいです。私が『ベアトリーチェ』という

存在である以上永遠に出禁を喰らうのは当然だと

納得が出来ましたので。……私もゴルコンダの

ように名前を変えられるようにした方が今後に

活かせるのではないでしょうか」

 

「ふむ。実は昨日電子掲示板を覗いていた際に

このような概念を見つけまして」

 

「……なるほど? では試してみましょうか」

 

「何をする気だ?」

 

「『女先生概念』というのがありましてね。あの

趣味が悪い赤い肌も普通の女性のような肌色に

すればマダムの出禁は解除されるのではないかと

考えましてね」

 

「そんな無理に着飾るのではなく赤ジャージでも

着せておけばいいのではないか?」

 

「確かに年齢としては近いものがありますね」

 

「黒服、マエストロ。どうでしょうか? 多少、

いえ。せっかくなので若くしてみましたよ」

 

「………」

 

「………」

 

自らの身体を変化させたベアトリーチェ。その姿

はどうみても成長したヒナの姿だった。

幼児体型からシロコのような体型になったヒナ。

それは過酷なイラストで描かれるような解釈不一致

アンバランスの身体付きにしか見えない。欲望を

1%も隠す事なく自身に反映させているマダムには

もはや尊敬の念すら抱きつつある。

 

「マダム、それはやめましょう。自らがヒナに

なった所で己の崇高は満たせませんよ」

 

「可愛いと思うのですが……駄目ですかね?」

 

「少なくとも出禁は確実だろうな」

 

「……これが駄目なら元の姿にしますよ。夢の

トリプルヒナセットが……」

 

「ユメのトリプルヒナセットだと?」

 

「……話が脱線しすぎて収拾がつかなくなって

しまいましたね。そろそろ解散しましょう」

 

「そうですね。戻ったら早速先生を救出に行って

ついでにSRTとヴァルキューレの子達を手駒に

して私の生徒にするとしましょう」

 

「程々にしておけ。あくまで先生としての立場は

奴の方が上なのだからな。それはそれとして奴に

会うならヒナタとユウカとハナコを汚した罰を

与えておいてくれ」

 

「分かりました」

 

「全く……何故私達の世界に居る先生はあんな

生徒に手を出すようなド変態なのだろうか……

教師としては終わってるとしか言えんぞ」

 

「ヴッ゛」

 

「………」

 

「……ああ。二人もそうだったな」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。