例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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犠牲者アンケートを確認したら6割の方が
ハッピーエンドを望んでいたのでそうします
ただ4割の方の期待に応えたいので多少は
そういう事もやります


何故か乗り気になったホシノさん

「成程。つまり家族全員が住める家を建てる交渉を

する為にレッドウィンターに行きたいと」

 

「ようやくアリス達の実家が建築されるんですね!

善は急げです、交渉しに行きましょう!」

 

「……何故この二人を呼んだのですか?」

 

「え? だって家を建てるんでしょ? だったら

家族の意見を聞いて間取りとか決めないと」

 

「成程。それは一理ありますね」

 

「ところで何故アリス達はショッピングモールに

集合したのでしょうか?」

 

「レッドウィンターは雪国ですので寒いのです。

その為ホシノを可愛い着飾るついでに暖かくして

風邪をひかないようにしようと思いまして」

 

「何故先生という存在は欲望を隠す努力をしない

のでしょうか」

 

「『男はケダモノ』ってこの前ミドリがやってる

ゲームで学びました! 先生もケダモノなので

欲望を隠していないのだと思います!」

 

「ゲーム開発部と仲良くやれているようで何より

ですよ。アリスとケイも好きな防寒着を選んで

来てください」

 

「手袋も買って良いですか?」

 

「構いませんよ」

 

「言質取りました。行きましょうアリス」

 

「はい!」

 

「……相変わらずあの二人は子供ですね」

 

「まあねーそれよりもさ、このショッピングモール

久しぶりに来たね」

 

「二年振りでしょうか。思えばホシノとは長い

付き合いになりましたね」

 

「本当にね。ここで初めて貴方の事を先生って

呼んでから色々あったなぁ……」

 

「……あの時よりも幸福ですか?」

 

「うーん……同じくらい、かな。昔も今も先生が

隣に居てくれる事は変わらないし」

 

「そういう考えがあるとは。ですが案外的を得て

いるのかもしれませんね。何気ない日常にこそ

幸福という崇高が存在している」

 

「……私が欲しかったものってさ。居場所、とは

違うけど……当たり前のように皆と過ごせる日常

求めていたのはそれだったのかも。それと普通に

恋愛をして結婚する、とか?」

 

「普通に恋愛をするのならば私のような人外を

選んでいるのは失敗でしょう」

 

「見た目だけで判断するのはダメだよ。そういう

経緯で恋が始まることもあるけど……それに先生

は私の好みだったし……」

 

「……まあ、私もホシノが好みでしたよ。最初は

最大の神秘に惹かれたからだと思っていましたが

今となっては貴女は自身に惚れていたのだと考察

していますし」

 

「先生……それは多分私が潜在意識に私の事を

愛してくれるように植えつけたからだと思う」

 

「貴女とんでもない事をしていますね」

 

「そんな褒めなくても……」

 

「ですが私が貴女にやってしまった事を考えると

その程度なら可愛いものかもしれませんね。私は

何度ホシノの命を失わせてしまうような行いを

してきたのか……もし自分を断罪出来る機会が

あれば裁きたいですね」

 

「過去の自分かぁ……私にもそんな機会があれば

きっと自分を責めるだろうなぁ……」

 

「そういえば私と出会う前のホシノはどのような

日常を過ごしていたのでしょうか?」

 

「それは……また今度話すね。二人きりの時に」

 

「分かりました」

 

「……でさ、先生。この部屋なんだけど……

どう見ても防寒着じゃなくてコスプレ用の衣装が

飾ってあるんだけどさ」

 

「この白色の和服はホシノに似合いそうですね」

 

「先生それは今日復刻された子のやつだよ」

 

「今日復刻? 過去に発売されていたものなの

でしょうか?」

 

「そうそう。限定で発売してたんだよ」

 

「成程。深堀するべき内容ではないようですね。

価格は三万円ですか。購入しておいて後程暇な

時にホシノに着てもらいます」

 

「欲望に忠実だね」

 

「貴女は自身の魅力に気づくべきです。あちらの

ホシノもそれに気づければ先生を堕とす事など

容易いというのに……」

 

「でも私は先生が可愛いって思ってくれるなら

それだけで充分だよ」

 

「皆様分かりますか? こういう所なんです。

暁のホルス云々ではなく小鳥遊ホシノが魅力的で

ある理由はこういう部分にあるのです」

 

「誰に話しかけてるの?」

 

「お気になさらず。強いて言うならば視線の先に

語りかけておりました」

 

「……先生は私だけ見てればいいの」

 

「………」

 

ーー黒服の脳内での会議

 

「クックック……襲いましょう。誘惑をしてくる

哀れな子供には理解させる必要があります。

浅はかな発言は身を滅ぼす事を」

 

「いえ、まだ様子を見ましょう。襲う事は容易い

のですがそう簡単に押し倒してしまうと彼女の

体力が消費されてしまいます。今ここで行為に及ぶ

のはリスクが高く非効率です。それにアリス達が

いつ戻ってくるのかも分かりません。無闇な行動は

避けるべきでしょう。その上で襲うべきです」

 

「貴方達は小鳥遊ホシノを何も理解していない。

今この場で行為に及んでしまうと何時間も愛し合う

事になってしまいます。毎夜の経験を思い出して

ください。ですのでこの場で襲うのは得策ではない

と考えましょう。リスクを考えた結果今この場では

抱き寄せて夜までお預けという形にしましょう」

 

「クックック……そのような誘惑に私が我慢を

出来るとでも? 何故脳内会議をしているのか、

根本的な所から考えてみてください」

 

「では意見をまとめるとホシノは襲うべきと」

 

「異論はありません」

 

「同じく」

 

「クックック」

 

ーー会議終了

 

「ホシノ」

 

「うん」

 

「少し人気のない所に行きましょうか」

 

「いいよ」

 

誘う方も誘う方だが乗る方も乗る方。彼らはこの後

ケイに見つかるまで何かをしていたそうな。




去年は和服ハルナが癖でした。
今はホシノさんの影響で幼児体型に魅力を感じる
ようになってしまったのでフウカ一択です。
真にロリコンに目覚めたのは黒服ではなく私だった
ようです。この作品を書いていなければ今でもノアと
白髪を追いかけていた事でしょう
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