例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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そういえば親善大使なんて言ってたね

時間は少し遡り……

ゴルコンダが雪に埋まり黒服達が鍋を嗜む前の話。

なんかよく分からないもののシャーレの先生からの

救援に向かっているベア先生。その隣には当然

空崎ヒナが居るがもう一人珍しい生徒も居た。

 

「シャーレかぁ……うん、何だか面白い事になる

予感がするね☆」

 

桃色の髪、天使の翼、胸元のバッジ。若干のお嬢様

気質を感じさせる彼女の名前は聖園ミカ。偶然にも

ゲヘナとトリニティを繋ぐ観光大使としての活動を

している最中に出会い、色々話した結果ついてくる

事になった。利害の一致とも言えなくもない。

 

「偶々ミカがゲヘナに来てくれて助かりました。

これ以上私の生徒をあの変態の毒牙にかからせる

訳にはいかないのですよ」

 

「貴女の役に立てるなら嬉しいよ。……ほらさ、

前に迷惑かけちゃったし……罪滅ぼしになるとは

思わないけど……」

 

「罪滅ぼしですか。そこまで気に病む必要はないと

思いますが……ではこの作戦が終わった後に一つ

頼み事をします。それで帳消しにしましょう」

 

「頼み事って?」

 

「抱かせてください」

 

「いいよー」

 

「いいんですか!?」

↑※※※の方の意味で発言している人

 

「それくらいならお安い御用だよ☆」

↑ハグの意味で捉えている人

 

「(また一人勘違いさせてる……)」

 

すれ違いというのは気づかない時は気づかない。

この後にミカは変態の毒牙にかかる事が確定した。

失恋をした挙句変態に襲われるとは可哀想……

と思ったが彼女が抵抗すれば大体解決する。

大体の総力戦が彼女一人居れば制圧出来るように。

だがこの変態を傷つけたら隣にいる白い幼児体型が

覚醒して全てを滅ぼしかねなかったりもする。

なんだかんだテラー顔負けの強さを備えているのが

空崎ヒナなのだから。

 

「というか今思ったんですけど。シャーレの先生が

助けてって言ったのって仕事の事ですかね?」

 

「仕事? そんな事で救援とか出してくるの?」

 

「なんか知らないんですけどシャーレの仕事量って

基本徹夜前提なんですよね」

 

「連邦生徒会って無能なのかな」

 

「連邦生徒会長が行方不明になっていたからで……

もしかして元から有能な人材一人に全て丸投げする

外の世界の社会構図みたいな場所なのでしょうか」

 

「えっ外の世界ってそんなやばい組織しかないの?

怖いじゃんね」

 

「ブラック企業という単語が生まれるくらいです

からね。ちなみに意味としては……私が来る前の

ゲヘナ風紀委員会のようなものです」

 

「来てくれてありがとう」

 

「生まれてきてくれてありがとうございます」

 

「……わーお」

 

唐突なゲヘナ……というか二人の世界に入り浸り

始めるのを見て困惑するミカ。仲睦まじいと言う

べきかよく分からないと言うべきか……

 

「……ちょっと気になったんだけど。二人が

そんなに仲が良くなった理由ってなんなの?」

 

「おやおやおやおや。私とヒナの馴れ初めですか?

そうですね……あれは三年前の今頃でしょうか……

アリウスの子達が独り立ちをして一人寂しさを

覚えていた時に見つけたんですよ、ヒナを」

 

「ああ。いきなり抱かせろって言われた時は困惑

したのを覚えてる。最初は変な人だったけど

気がついたらこうなってた」

 

「つまり動機としては抱きたかったからって事?」

 

「まあ……そうなりますね」

 

「セクハラされたけど悪い気はしなかった」

 

「えっセクハラしてきた相手を好きになるって

ちょっとおかしくない? それに先生が生徒に猥褻

な行為をするなんてダメじゃんね」

 

「………」

 

ミカの何気ない一言はヒナとゲヘナ生全員に

手を出したベア先生に刺さった。

 

「……ま、まあ。あの時は教師ではなかったので

セーフですよセーフ」

 

「セクハラにセーフはないと思うなー☆」

 

「ヴッ゛」

 

「でもそれで救われた子も居るし一概にダメだと

は言えないけどね」

 

「分かってくれましたか。そうなんですセクハラは

正義なのです。それに私は同姓なのでロリ婚の黒服

やマエストロとは違い合法なのですよ」

 

「そうなんだ……って私の先生は生徒に手を出す

ような人じゃないよ!? すっっごく鈍感なだけで

健全な人なんだよ!!」

 

「そうですね、クソボケ芸術家でしたよ。よくある

鈍感クソ野郎でしたね」

 

「それはちょっと分かる。この前も攻めたんだけど

全然反応してくれなかったんだー」

 

「ああ。マエストロはもう恋人が居るので仕方ない

と思いますよ」

 

「えっ」

 

「……もしかして知らなかったのですか?

マエストロにはユメという愛する人が出来て……」

 

「……あー……そっか……私じゃダメだったんだ。

私って悪い子だから仕方ないよね、うん……」

 

マエストロには既に恋人が居る。なんなら既に

結婚したようなものである。その絶望の事実に

ついメンヘラ化し始めるミカ。これは良くない

流れになってきてしまった……かに思えた。

 

「でも先生が幸せならそれでいいかな。だって

私、脈なしだったし。それに寝取るのは流石に

人として終わってると思うし諦めるよ。それに

気になる子も出来たし」

 

「ですがハーレムという手もありますよ」

 

「……ありじゃんね」

 

「無しだよ」

 

ボケ×ボケ×ボケの三人の道中は続く。

というか全然話が進まないので早く到着して?

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