本編の先生、プレ先は良い人ではあるが
ゲマ先生はただの変態
「"痛え"」
「何故包丁やらまきびしやらが刺さっているのです」
「"分からないけど痛い。あれかな、脇腹を銃で
撃たれなかったからその埋め合わせなのかな"」
「ただのセクハラをした罪だと思いますよ」
「"そっかぁ……どうしよう出血止まらないよ。
ごめんちょっと治療してくるから待ってて"」
「何処に行くというのです?」
「"この中だけど"」
彼が差し出したのはタブレット端末。
どうやら頭がおかしくなってしまったようだ。
……元からかもしれないが。
「いくら4徹だとしてもタブレット端末の中に入る
なんて気が狂った発言は控えるべきで」
と指摘する前に先生はタブレット端末に吸われる
ように消えていった。……新手のドッキリなのか?
それにしては凝った事をやっているが……
「"ベア先生も入ってきなよ"」
「……では失礼して」
床に落ちているタブレット端末に触れる。……が
当然のように入れない。どうやら出禁のようだ。
「私はそろそろ怒ってもいいと思うのです。
本編世界もこの端末からも出禁を言い渡されて
いるようで非常に不愉快です」
「"あ、ごめん。私の手を掴んで"」
「何故端末から手を伸ばして……こら女性に
気軽に触るんじゃありませ……」
しかし無情にもベア先生の訴えは通用せずに
タブレット端末の中に吸い込まれていった。
ーーー
そこはまるで夢の中の空間だった。透き通る
ように美しい海とそれを反射したかのような
晴れ渡る空、学級崩壊を起こした教室。
そんな幻想的な空間の中には白髪の黒タイツを
履いた生徒に膝枕をされながら先程負った怪我を
治療されていた。とても羨ましい。あの生徒は
妖艶な魅力を兼ね備えており今すぐにでもお近づき
になりたいとは思うがそれよりも気になったのは
目の前に居る何処か見覚えのあるような最高に
可愛い幼女!!
「成程、治療とは幼女を頂くという事ですか。
結構結構。私も幼女の取り扱いはヒナで学んでいる
ので可愛がって差し上げますよ。ぐへへ……」
「せ、先生!? どうしてこんなヤバい人を此処に
呼んでしまったんですか!!」
「"大丈夫大丈夫、ちょっと変態だけど悪い人では
ないからさ"」
「変態の時点でアウトですよー!!」
「そうですね。初対面の相手にセクハラするのは
人として終わって……初対面ですよね? 何故か
貴女の姿に見覚えが……?」
「"アロナの事知ってるの?"」
「アロナ? アロナ……いえ、知らない名前です。
ちなみにそちらの白髪の生徒は……」
「初めまして。生塩ノアです。貴女はゲヘナの先生
であるベアトリーチェ先生ですね。話は聞いて
おります。何やら出会った生徒達の大半に手を出し
何故か好意を持たれる不思議な存在……非常に
興味深い人ですね♪」
「……おお。素晴らしい、素晴らしいですよ!
ヒナのもふもふとは違いハルナのようなサラサラな
白髪! その髪の長さ! 謎の耳当て! なんて
私の癖に合う生徒なのでしょうか……やはり写真
ではその子の魅力は半分も伝わないのですね」
「"ちなみにノアは私の将来のお嫁さんだよ"」
「……は? 貴女現役JKに手を出したのですか?
いくらシャーレの先生とはいえ狂ってますよ」
「この人ブーメランを投げてます!!」
「"仕方なかったんだよ。就任初日の担当がノアで
私の脳裏には電流が走ったんだ。そうしてこう
考えた。『私はこの子と心中したい』って"」
「なんて馬鹿な思考を……ですが尊敬しますよ」
「心中する、と先生は仰っていますがこれは就任
から一週間後の15時32分16秒に仕事中の私に
対して権限を利用し……」
「"待ってノアこの話はやめよう。それ以上話したら
色々終わるからダメだよ"」
どうやら先生はノアに弱みを握られているようだ。
……間違いなく襲ったんだろうなと容易に想像が
出来たので触れないでおいた。
「……では質問をしても宜しいでしょうか?」
「"良いよ"」
「この場所は何処なのですか?」
「"ここは『シッテムの箱』の中だよ。そこの
ポンコツ青封筒AIことアロナが住んでる場所。
私は指紋認証をしたらこの中に入れるように
なってたんだ。理由は……よく分からないけど"」
「ではノアが此処に居る理由は?」
「"緊急事態だから避難してもらった"」
「その緊急事態というのは?」
「"連邦生徒会でなんか色々な事が起きて私が
セクハラした子が連邦生徒会長代理になったんだ。
それでシャーレの権限が欲しいとか言い始めて
なんだこの子と思いながら無視して帰ろうとしたら
適当な理由をつけられて牢にぶち込まれたって事"」
……こいつ何してんの?
無能って言葉が良く似合う先生ですこと。もっと
他で頑張ってる先生を見習うべきでは? 例えば
死して尚シロコの為にマエストロと協力して強大な
敵に立ち向かった先生とか……なんならその先生と
このどうしようもない馬鹿な奴を交換してほしい。
「"この辺りは自己責任だから良いんだけど……
問題はその後でさ。どうやって手名付けたのかは
分からないけどSRTの子達計8人が寝取られて
何処かの学園に宣戦布告する! とか言い始めた
みたいで……ほら、SRTの子って凄く強いから
下手したら戦争が起きかねないかなって"」
「……ちなみにその宣戦布告の標的は何処にする
とかは聞きましたか?」
「"確かアビドスって言ってた。人数が少ないから
余裕だろうって"」
「あーその子自分の事を凄い人間だと勘違いして
いるタイプのダメな指導者ですね」
「"だから今のうちにどうにかしたいんだけど
こうして牢屋に閉じ込められちゃったら私はただ
ノアを抱く事しか出来ないんだ……"」
「もっとやれる事があるでしょうが。……ですが
私にとっても好都合ですよ。ヒナミカという最強
二人を従えてSRTの生徒を屈服させてやります」
「"ミカ? ああ、あの良い匂いがする子かぁ。
また吸いたいなぁ……"」
「こいつセクハラした事を反省していない……!」
とにかく目標が決まったので良しとしよう。
そもそもシッテムの箱って入れるの? という疑問が
ありますがバレンタインでアロプラからチョコを貰って
いる=干渉出来ていると判断したので多分入れます