例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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何故私達を呼び出したのです。粛清しますよ? そういうこった!

自らが犠牲となって先へ進めと後押しをしてくれた

マエストロ(ただ押し付けただけ)

その意思を無駄にしない為にも先へ行かなければ。

 

『……まずは見事と言っておきましょう。まさか

百花繚乱と正義実現委員会を突破するとは。優れた

実力があると記録されていたものの所詮は子供。

役に立たないのであれば価値がない屑に等しい』

 

さも当然の様に通信をしてくる黒服。暇なのか?

構う暇はないと切り捨てるのは簡単だが生徒煽りを

してしまえば反応する人がいる。赤いおばさんだ。

 

「何ですって!? 生徒達を屑呼ばわりするなんて

許しませんよ、この屑が!!」

 

『その見た目で私を罵倒しないで貰えますかマダム。

どの世界でも貴女は私の癪に障る存在ですね。

貴女という存在が居なければこの世界も私の世界が

交わる事もなく争いすら生まれませんでした』

 

「存在否定ですか!? ふん、貴方如きに何を

言われようが私は気にしませんよ! 所詮子供を

搾取する以外の観点で見れていない時点で人として

終わっているのですからね!!」

 

『ご冗談を。私達は既に人である事を捨てた存在。

倫理観など必要がないのです。むしろ私の方が

貴女に疑問を投げかけましょう。何故ゲマトリアと

なり人外になったにも関わらず人である事を望む

のか? ご教授して頂いても宜しいですか?』

 

「仮に教えたところで貴方は理解出来ませんよ。

頭の硬い悪い大人には特に」

 

『それは残念。さて、貴方達はあくまで私の実験を

妨害するという認識で問題は無いようですので……

こんなものを用意しておきました』

 

そう言い終えると同時に視界の奥から迫ってくる

軍隊のような集団。そしてその先頭に居るのは

ゴルコンダとデカルコマニー。そう、彼らが率いて

いるのはレッドウィンターの生徒達だ。

 

『いくら貴方達であってもこの人数は多勢に無勢。

人海戦術で制圧させていただきます』

 

「この野郎何を考えているのですか!? 何故あの子

達をこんな砂漠に呼び出したのです!? 熱中症に

でもなってしまったらどうするのですか!?」

 

『結構です。搾取対象が多少減った所で構いません。

では生徒達よ、その哀れな大人達を駆除し……』

 

「ーー少々宜しいでしょうか?」

 

通話越しの黒服の言葉を遮ったのはゴルコンダ。

 

『何でしょうか』

 

「何故私達を急に呼び出したのですか?」

 

『当然私の実験を邪魔する大人を駆除する為です』

 

「そんなくだらない理由で呼び出したのですか?」

 

『……まあ、貴方を呼んだつもりはないのですが

レッドウィンターの生徒達を選択した筈ですので』

 

「成程。ではターゲットを貴方にしますね」

 

『指揮権は全て私の手にありますが故に貴方が

彼女達の行動を決められる筈が……』

 

同志ゴルコンダの指示だ!

待ってました同志!

あの偉そうな奴をぶっ倒せ!

ついでにセクハラしかしてこないシャーレの先生も

追放しろー!

 

『……何故? 何故私の指示を聞かないのです?』

 

「知らないのですか? レッドウィンターに

常識は通用しないのですよ?」

 

『そんな馬鹿な理由でシッテムの箱の指示を拒絶

出来る筈がありません。現にレッドウィンターは

シッテムの箱に表示されて……」

 

「おや、それは旧名ですよ。私達が率いる生徒は

『同志ゴルコンダとデカルコマニー率いる

レッドウィンター連邦学園』に所属していると」

 

『そんなものは何処に……』

 

「ほう? 黒服ともあろうお方がこの世界で

紡がれた物語を把握していないと? 全く……

情けないですね。私達を呼ぶならばしっかりと

『同志ゴルコンダと同志デカルコマニー』を必修

してから呼んでくれますか?」

 

『……分かりました。次回からはそうします』

 

「次なんてありません。私達の生徒達よ! あの

偉そうにふんぞり返っている哀れな大人をいつもの

様に引きずり下ろしてやってください! 見事戦果

を上げた者には出来たてプリンを食す権利を

差し上げましょう!」

 

「同志ゴルコンダ達とお話しながら食べれる権利も

欲しいです!」

 

「えーではそれも付属させます!」

 

ワァァァァァァァァァァァ!!

 

同志ゴルコンダ万歳!

同志デカルコマニー万歳!

出来たてプリン食べたい!

また肯定される為に頑張るぞ!

あの悪人面をぶっ飛ばせー!

ロリコンを滅ぼせー!

 

『……こんな馬鹿な展開があっていいのですか?

どうなっているのですA.R.O.N.A!』

 

「"……アロナ? どうやらマエストロが言っていた

通りシッテムの箱を持っているんだね。それで

こんな事態に……"」

 

「待ってください。シッテムの箱という事は奴が

持っている端末には可愛い可愛い生徒が居るのでは

ありませんか?」

 

「"アロナの事? あまり喋るのは得意じゃない子

だったけど精一杯サポートしてくれる頼りになる

生徒だったなぁ……"」

 

「私の知るアロナはそんなイメージが無いのですが

……まさか! 先生の知るアロナの髪色は!?」

 

「"白髪だよ"」

 

「Oh……mygod……」

 

「マザー、私の事呼んだ?」

 

「呼びました。そして確信もしました。アロナの

見た目は世界によって違う! ならば私がアロナを

美味しく頂くのも致し方がない通りで……」

 

「"ふざけるのは良いけどタイミングは考えて"」

 

「はい」




軽いノリはここまでです
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