色々あって暖かいなって思いました
いつも読んで頂きありがとうございます
とても励まされました
ユメがシャーレの先生代理となってから二日目。
誤解が解けたユウカのに書類整理を手伝って
貰いながら手探り状態で業務を行っている。
「なんか……面白い書類が多いね。例えばこの
『超人計画申請書』とか。これは却下するけど」
「とはいえ書類は書類ですからね。しっかり読んで
承認するかを判断しないといけませんよ」
「そうだね」
シャーレは凄い権力がある様で普通に申請したら
学園側から承認が得られなかった内容もシャーレを
経由して承認を得られたら学園側の意思を無視して
実行出来るらしい。その為基本的には問題がある
内容が多い。発想は面白いけれど……
『生徒同士の婚約を可能にする申請書』
『ん、砂狼テーマパーク開設許可申請書』
『ナギサ様から逃げてゲヘナに戻れる申請書』
『ゲーム開発部の部費をもっと上げて!!』
『黒ホシを流行らせる申請書』
「うん、中々に個性的だね。この生徒同士の婚約
っていうのは少し気になるけど」
「ああ、それは多分ですけど最近百合って言うの
でしょうか。それに目覚める生徒が多いらしくて
いっその事結婚出来る様にしても良いんじゃないか
と提案があった様で……」
「愛の形は自由だからね」
「既にゲヘナでは許可は降りているとの事ですが
今回はキヴォトス全土での許可となっております。
元々男性の割合が少ないのでこういう制度が良いと
思いますよ。男性は居るには居るのですが殆どが
ロボットとか人外ですので」
「そうだね。私の旦那も人外だし……」
「マエストロ先生ですか……ユメ先生、良ければ
一つお伺いしても良いでしょうか?」
「良いよ」
「ありがとうございます。ご存知だとは思いますが
マエストロ先生ってミレニアムでは堅物と呼ばれて
いまして……生徒に急接近して仲良くなったかと
思えばその子の恋心に気づかずどれだけアタック
しても何故か変な方向に受け止めてくるので殆どの
生徒が玉砕してきたんですよ」
「あー……前にそんな光景を見た様な……」
「そこで気になったのですが……ユメ先生はあの
堅物先生をどうやって堕としたのですか?」
「どうやってって言われても……ただ同棲して
ちょっとしたハプニングでちらっと下着を
見られた程度だから殆ど何もしてないよ」
「下着のチラ見せ……成程、そういう技も……」
「多分ないと思うよ。……そろそろ話を戻そう。
百合の申請って事はキヴォトス中にカップル達が
生まれているんだよね?」
「はい。Bさんという方からカップルになっている
数組の情報を頂いています。ご覧になりますか?」
「お願い」
受け取った書類には『純愛な百合の花園図鑑』と
悪趣味に書かれており箇条書きでペアの情報が
記載されていた。
・私とヒナ←頂点
・フウカとリオ←てえてえ
・ハルナとナギサ←エデン条約(意味深)
・ミカとコユキ←ピンクは癒し、淫乱じゃないです
・その他現在観測中、定期的に報告予定
「とりあえず何が何でも公式カップリングはしない
鋼の意思を感じたよね」
「なんですか公式って」
「触れちゃダメだよ」
「そうですか……」
「まあ……これは承認しても良いんじゃないかな。
あくまで双方同意の上ならって話だけどね」
「そうですね。ライバルが減ってくれた方が私と
助かりますので」
「ライバル? ああ、そういえば前に夫が話して
いた様な……確かユウカちゃんは先生の事が……」
「は、はぁ!? べべ別に好きなんてそんな筈が
ありませんよ!? 普段からだらしなくて私が側に
居ないとダメだから仕方なく一緒に居るだけで!」
「(この子分かりやすいなぁ……)」
ダメな歳上としっかりした後輩。不思議と懐かしさを
覚えるユウカの恋をユメは陰ながら応援した。
ただし先生はノアと結婚する