「"えっベア先生失踪って事になってるの?"」
「ええ。なので今ゲヘナ学園の生徒は大混乱しているのですよ。精神的支柱を失った子達は脆い。特にヒナが一番影響を受けている様で」
「"そっか……早くベア先生に知らせないといけないんだけど……どうやって連絡すればいいのかな"」
「もしやマダムの居場所をご存知なのですか?」
「"うん。過去にいるよ"」
「………」
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「"あっ……順を追って説明した方がいいよね"」
「……お願いします」
ーーー
「つまりマエストロが私とホシノが問い詰めた事実を確認しようと過去に行きユメと接触したと?」
「"その過程でベア先生が着いてきて……今は二年前のヒナに会いに行ったきり音沙汰がないんだ"」
「何故自然と歴史改変をしようとしてるのですか」
「"ま、まあマエストロも悪気があった訳じゃないし許してあげて。それにまだ接触しただけだからさ"」
「どうせ先生も共犯者なのでしょう? はあ、通りでホシノが変な夢を見ると言い出す訳ですよ……とにかく余計な事をしてホシノに迷惑をかけるのであれば私は容赦しませんので」
「"大丈夫だよ。悲しませる事はしないからさ。……それよりも黒先に教えてもらいたい事があってさ"」
「なんでしょうか?」
「"どうしていつも少しほつれたネクタイを着けているの? しかも水色の"」
「ああ、これはホシノからの贈り物ですからね。思えば異性にネクタイを贈るのは好意的に想っているという意味があるとか。しかし謎ですね、当時の私はホシノを利用しようとして側にいただけなのに好かれるのは……」
「"意外だね、昔の黒先はちゃんとゲマトリアだったなんて。昔の面影なんて微塵も無くなってるんじゃない?"」
「最近はずっとロリコンと言われ続けていますね。肯定的な意見を述べてくれたのはアヤメ唯一人……ホシノは18歳なのですよ?」
「"外の世界だと結婚出来るけども女子高生に手を出すのはダメだと思うな"」
「そう言われるのは致し方ないと言えます。然しロリコンと罵倒されるのには納得がいきません。私は幼女が好みなのではなくホシノ唯一人を愛しているに過ぎないと言うのに……」
「"その見た目が愛しているとか言う事に違和感しかないんだけど……まあ恐らくホシノの身長が低いから遠目に見たら……ね? 身長差がありすぎるし親子レベルだもの"」
「……それは否定出来ませんが愛の形は人それぞれです。馬鹿にされる筋合いは何一つとしてありません」
「"それはそうだね。……話は戻っちゃうけどベア先生が見つかったってゲヘナの子達に伝えた方が良いんじゃないかな? 私が連れ戻してくるから"」
「そうですね。ホシノに電話してヒナ経由で伝えて貰うとしましょう」
明日はシナ