皆様ご機嫌よう。昨日はヒナと二人でのんびりと過ごさせて頂きました。……実際はヒナに振り回されていたのですがね。積極的なヒナが可愛いので何も問題はありませんが。さて、新婚旅行の続きですね。次の場所、ですが皆様の予想通りとも言える場所です。
「ミレニアムに来ましたよ!」
「二人きりで来るのは初めてかもね」
「その通りです。一人では時々遊びに来て生徒を物色しておりましたがヒナと来た事はなかったですね。エイミは元気でしょうか? またクーラーハグを行いたいものです」
「クーラーハグって何?」
「ひんやりとしたものを体に塗って抱き合う行為のことですよ」
「ふうん」
ではここでミレニアムのご紹介をさせていただきます。マエストロが担当となって面倒を見ている科学技術がとても発展した自治区です。基本的に生徒達の学力が高く発想力も豊富で何かを作る事が好きな子達が多いです。私から見てもこの学園は魅力的であり彼が此処を担当に選んだ理由も分かります。まず第一に制服が可愛い。そして殆どの生徒がミニスカ。ちょっとしゃがめば見えてしまいそうな程に短い。眼福ですよ。ゲヘナにもミニスカの子は居ますがここだけの話下着を見せてと頼んで照れながら見せてくれるのもヒナの様にしれっと見せてくれるのもとても良いものではありますが一番叡智なのは無防備にチラ見えする事なのです。気が抜けて一息ついている頃にチラッと見える桃源郷。ミレニアムはそのラッキースケベチャンスが多い楽園なのです。
「ねえ、ちゃんと説明したほうがいいよ。途中から癖の話になってるから……」
「おや失礼……」
ついついスカートの話になると盛り上がってしまうものです。ミレニアムの良い所をご紹介している最中でしたね。しかし後はマエストロの癖によって生まれたメイド部やお金と発想があれば何でもできるエンジニア部程度しか話す事はありませんね。他の話をしてしまうと大体叡智な方面に向かってしまうので。
「そろそろ観光しよう。何処を見るの?」
「はい、まずはセミナー、つまりミレニアムの生徒会に挨拶をしておこうと思います」
「何の為に?」
「着いてくれば分かりますよ」
そう、皆様は既にお気づきかと思われます。セミナーの現在の状況は会長であるリオはフウカにメロメロ、ノアはダメな先生に着いて行ってユウカはユメ先生のお仕事を手伝っている。つまり現在のセミナーは……
「あ、いらっしゃーい☆ 本当に来るとは思ってなかったよ〜だって新婚旅行中なんでしょ?」
「えっこの人達新婚旅行中なんですか!? おめでとうございます!」
ミカとコユキが一緒に居るので思う存分てえてえを楽しめるのです。桃髪と桃髪から生まれる美しき調和のハーモニー。メンタルクソ雑魚ナメクジとまで言われてるミカがこんなにも幸せそうに笑っていますよ。新婚旅行中とはいえ百合を見るチャンスをこの私が逃すのでも思っていたのでしょうか? 否、そんな愚策を行う筈がないでしょう!! 過去に百合百合カップル観測隊としてシャーレに調査資料を送っている手前そろそろ覗かなければと思っていたところでございます。しかしあれですね、いちゃつきというよりは親友の様な関係に近いのでしょうか? きっかけは不明ですが同じ桃髪同士仲が良くなったのですかね。私としてはもっとドロドロとした叡智なものが見たいのですが……いえ、私は今理解しました。この子達は純粋な可能性が高いです。というのもさっきからミカがソワソワしているのですよ。翼の動きを見れば一目瞭然。落ち着きのなさから察する事は容易い。……そうとなれば致し方ないですが隠しカメラを設置して大人しく帰るとしましょう。本当ならば生で見たかったのですが……
「ああ、もてなす必要はありませんよ。ただ挨拶に来ただけですので。二人が楽しそうに過ごしている姿を一目見たかったんですよ」
「そうですか? 私としては仕事がサボれるのでもう少しいてくれた方が……いえ、お二人も忙しそうですのでまたお時間ある際に来てくださいね!!」
「ええ。それでは失礼しますね」
ーーー
「ヒナ、カメラは何個仕掛けましたか?」
「200個」
「素晴らしい。今夜にでも映像を確認しましょうかね。ところで話は変わりますがヒナは同年代の子と百合百合する気はありませんか? 例えばホシノとかどうでしょう? 星空コンビ、あるは双翼等様々な名称が付けられる名カップリングかと思われますが」
「見たいならやるけど浮気みたいで私はやりたくない。ホシノも同様の理由で断ると思う」
「それは残念……上手くいけばホシノを私の元に引きずりこめると思ったのですが」
「無謀な事はやめておいた方がいいよ」
「ヒナがそう言うならホシヒナ百合百合計画はやめておきます」
何事も引き際が肝心と言います。ホシヒナという夢を諦めるのは苦渋の決断にはなってしまいますが……
「ベア先生ー!!」
そんな考えは今目の前で物凄い速さで近づいてくる可愛らしい生徒の声にかき消されました。おやおや、まさかこんなにも好意を持って自ら会いに来てくれる生徒が居たなんて。ミレニアムは既に私の手に堕ちたも当然で……
「えいっ!」
「おふっ」
なんと!? いきなり抱きつかれましたよ!? これは既に好感度がカンストしててててててててててててててててててててて何ですかこの握力骨がミシミシと音を立てているのですが!? この握力、さてはアリスですね!! 全く可愛い子ですよ本当に。こうなったらあの時の様にまたチュッチュしてとろーんとさせてあげましょ……
「アリスが貴女に随分と世話になったようで……」
「……アッ」
「前に出会った時は状況が状況でしたので控えましたが……わざわざミレニアムに来たという事は大人として落とし前をつけに来たと解釈しても良いんですよね?」
「イ、イエワタシハシンコンリョコウニ……」
「貴女のせいでアリスが毎夜おかしくなっているんですよ!! どう責任を取ると言うのですか!?」
「エット……あ、ヒナ! 助けてください! このままだとケイに骨が折られてしまいます!!」
「100%マザーが悪いし責任は負うべきだと思う」
「そこを何とか頼みますよヒナ!!」
「ダメ」
「そんなぁぁぁぁぁいたタタタタ!!!!」
この後ケイに誠意を見せるまで謝罪を繰り返した。
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