先日マエストロに私はロリコンではないと否定しても周りはロリコン呼ばわりしてくると愚痴った。その結果帰ってきた答えは「そういうものだから仕方ない」という運命を受け入れろと言わんばかりの回答。筋トレの相談を行った筈が酒が入った事で内容が拗れてしまった様だ。だが仕方ないと言われて「はいそうですか」と納得出来る筈もなくとても不服である。今まで出会って来た生徒達の大半は私をロリコンや変態と仰っておりました。唯一そういう愛の形もあると肯定的な意見をくれたのは百鬼夜行で出会ったアヤメ唯一人。こんな理不尽が許されていいのかとかつては心の中で嘆いておりました。
ですが今は少し考え方を変えてみました。私はロリコンではないが幼児体型のホシノに好意を寄せている。50の愛を10000にして返してくれる彼女は私には勿体無いと思える程に好んでいる。恋愛対象として意識する前から彼女には影響を受けていたのかもしれない。いつの間にか悪い大人には戻れなくなっている位に。昔利用してやろうと下心で近づいた自分が恥ずかしくなる程。
「然しですね。私の思考がホシノに偏ってしまったのはホシノ自身に私の潜在意識を弄られたからなのですよね。彼女の想いに答えず現状維持でいい、恋愛に興味ないと好意を向けられても気にする事なく過ごしていた日々。そこに生徒狂いのマダムとエンジニア部という悪魔合体にも等しい組み合わせによって生まれた恐ろしい道具。そして何が何でも私を逃さまいと重い愛を隠す事なく曝け出したホシノ。装置が無かったと遅かれ早かれ私はホシノと共に生きる事になる運命だったのでしょう」
「いきなりどうしたの?」
「何でもありませんよ。こうして膝に座って寄りかかって下さる貴女が愛おしいだけです」
「うぇ、そ、そっか……なんか最近の先生はそういう事を平然と言うようになったよね……」
「想いは伝えられる内に伝えなければ意味がありませんので」
「百理くらいあるね。私も昔それで後悔したから……でも今は伝え放題だから良いんだけどね」
「貴女の先輩に思う存分伝えてあげてくださいね。ただし添い寝は禁止します。ホシノを抱き枕にするのは結婚している私だけの特権ですので」
「あれは不慮の事故だから許してあげて……」
「ホシノが言うなら許しましょう」
「……私が言うのも何だけど先生って私に甘いよね。普段過ごしてる時もそうだけど嫌だったら断って良いんだよ?」
「愛する人の願いを断る理由がありませんので」
「………」
「ホシノ?」
「あ、愛する人とか耳元で囁かれたら照れちゃうよ……」
「おかしいですね。昨日寝る前に伝えた時は顔は赤く染まっていましたがか細い声で「ありがとう」と言ってくれたではありませんか。かれこれ半年は愛を囁き続けていると言うのにまだその様な初々しい反応をされると少々不安になりますよ」
「だって……」
「だっても何もありません。仕方ないですね、慣れる為にもこのまま私の膝に座っていてくださいね。囁きに慣れるまでは離れる事は許しませんよ」
「えっまだ心の準備が」
「※※※※※※※※(ホシノが喜ぶ言葉)」
「うへっ……」
「私※※※って※※※※※」
「うぅ……///」
「ド※※のホシノと※で※※※を※※※」
「あぁ…///」
「……ですのでもう離しませんよ」
「ぴえ!? や、やっぱ無理ぃ! こんなの耐えられないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」
「あっホシノ……また逃亡してしまいましたか。何故ホシノは強さや精神等は比例して成長していっているのに恋愛耐性だけは未だに成長しないのでしょう。酷い時は自分から誘っておいて途中でキャパシティの限界を迎えた失神してしまう始末……何故?」
何故も何も恋愛耐性がクソ雑魚なので順を追って耐性を付けるべきなのにいきなり最上級レベル(ホシノ基準)の攻撃をされれば逃げ出してしまうのも仕方がない。そしてそれをホシノ本人も黒服自体も理解していないので永遠に耐性がつかない。
「ぴぇ」
「ホ、ホシノちゃん? 聞いた事ない叫び声をあげてどうしたの?」
「せ、先生が耳に……」
「耳? 耳に何をされたの!?」
最終的に18歳ユメに抱きついて奇声を上げ困惑させるまでが最近のホシノルーティンなのだとか。
甘えられる人が増えてよかったねホシノちゃん