例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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黒服先生のミレニアム出張編#3

ヒマリ「あのエイミを容易く吹き飛ばすとは。噂には聞いていましたが素晴らしい戦闘能力ですね、ホシノさん」

 

ホシノ「それはどうも。それで私の先生に何をしてたのかな?」

 

ヒマリ「少々お話をお伺いしようと思いましてね。多少強引になってしまった事は申し訳ありませんが」

 

ホシノ「へぇ。そんなくだらない理由で先生の命を奪おうとしたんだ?」

 

黒服「(こちらが有利とはいえこのままだと争いが大事になって面倒ですね……)」

 

正直なところここで争っても無意味なので。ヒートアップしているホシノをとりあえず撫でた。

 

ホシノ「……うぇ?」

 

黒服「駆けつけていただきありがとうございます。やはり貴女は最高の生徒ですね」

 

ホシノ「も、もぅ……こんな時に何するのさぁ……///」

 

エイミ「部長、何あれ」

 

ヒマリ「全知である私にも理解しかねます」

 

黒服「そこの随分と攻めた格好のお嬢さん。私の生徒が手荒な真似をしてしまい申し訳ありません。話し合いには応じますのでここは穏便に済ませましょう」

 

ホシノ「うへぇ///」

 

ヒマリ「その案には賛成しますが……やりにくいですね」

 

エイミ「あれがいわゆるバカップルなのかな」

 

ーーーミレニアム最高の天才清楚系病弱美少女ハッカーの部屋

 

ホシノ「エイミちゃん、吹き飛ばしちゃってごめんねぇ……」

 

エイミ「大丈夫、痛いのは慣れてるから。それにあの場面ならこうなる事も予測出来たし」

 

黒服「私が言うのも何ですがもう少し自分の身体は大事にした方がよろしいかと」

 

エイミ「えっ、ありがとう……銃を突きつけた相手に心配されるとは思わなかった」

 

ホシノ「……駄目だよ?」

 

エイミ「?」

 

ヒマリ「……そろそろ本題に入っても宜しいでしょうか?」

 

黒服「ええ。先程仰っていた特異現象捜査部?でしたっけ。昨日渡された部活一覧にはそのようなものは記載がありませんでしたが……」

 

ヒマリ「この全知の名を持つ私が所属しているのですからトップシークレットであるのは当然です。ミレニアムでは常識ですよ?」

 

黒服「は、はぁ……」

 

ヒマリ「……その反応は何ですか?仕方ありませんね。この天才である私が如何に素晴らしいかを数時間語って……」

 

エイミ「部長、話が脱線してる」

 

ヒマリ「何を言いますか。この私の素晴らしさを理解していない憐れな先生に天才病弱美少女の良さを語る事以上に大事な事など……」

 

エイミ「……こうなったら部長の話長くなるし後日でいいよ。連絡先だけ交換しとくね」

 

 

黒服「明日も朝早いので助かります。ホシノ、帰りますよ」

 

ホシノ「そだねー。それじゃねー」

 

エイミ「うん。また今度」

 

ヒマリ「ミレニアムの清楚な高嶺の花であり、みなさんの憧れである「全知」の学位を持つ眉目秀麗な乙女である私は過去にどのような偉業を達成したのかを簡潔に分かりやすく事細かに……」

 

 

ーーー

 

ホシノ「なんだか面白い2人だったねー」

 

黒服「そうですね。……少々話の通じない所はありますが」

 

ホシノ「まあねー」

 

黒服「……ホシノ、先程は助かりました。改めてお礼を申し上げます」

 

ホシノ「えへへ。先生が無事で良かった」

 

黒服「ただ随分と時間が経ってしまいましたね。ホシノ、そろそろ寝ないとまた寝坊しますよ?」

 

ホシノ「もうそんな時間なの?うへぇ……」

 

黒服「ええ、ですので休息を……何故離れないのです?」

 

 

ホシノ「えっ?だって寝るんでしょ?」

 

黒服「……また私を抱き枕代わりにするつもりですか?」

 

ホシノ「……だめ?」

 

黒服「……ホシノがそれで寝れるのであれば構いませんよ」

 

ホシノ「!!」

 

この後ウッキウキでベッドに入ったホシノだったが昨日と同様抱きしめられて気絶したので割愛します。

 

ーーー

 

黒服「本日はユウカから優先して見て欲しい部活が送られてきました

 

ホシノ「へぇ。何の部活?」

 

黒服「ゲーム開発部……だそうです」

 

ホシノ「あの汚い部屋の部活かぁ……」

 

黒服「ミレニアムプライスの締切が近づいている中何もアクションがないとの事ですので詳細を調べてほしい……らしいです」

 

ホシノ「えー。それくらいは自分でやってくれてもいいんじゃないの?」

 

黒服「『シャーレの当番があるので!』と連絡がきてまして……」

 

ホシノ「へぇ……シャーレの手伝いってそんなにいいのかな」

 

黒服「どうでしょうね。ベアトリーチェ曰く『シャーレの先生は時々生徒に手を出している』らしいので」

 

ホシノ「先生ってケダモノが多いんだねぇ。その点私の先生は誠実だから安心だよ」

 

黒服「素直に喜んでいいのでしょうか……話していたらいつの間にか部室の前に着きましたね」

 

ホシノ「……中から音が聞こえるよ。今日は居るみたいだね」

 

黒服「正直入りたいとは思いませんが仕方ありません。一思いに入るとしま……」

 

「「もう終わりだぁ!!!!」」

 

黒服「……ホシノ。なんだか面倒ごとに巻き込まれそうな気がしてきました」

 

ホシノ「実は私も……聞かなかった事にする?」

 

黒服「後から発覚して問題になるより早めに解消した方がいいでしょう。……失礼しますよ」

 

「うわっ!?どうしようミドリ!ヤバそうな人が来たよ!?」

 

「落ち着いてお姉ちゃん。見るからに悪役みたいな見た目の人だけど良い人かもしれないし……」

 

「どう見ても魔王じゃん!?絶対にユウカの差し金だよー!!あの冷酷な算術使いが遂に牙を剥いてきたんだー!!どうしよう!!」

 

黒服「………」

 

この時黒服さんはこう思った。『予想以上に面倒な事になりそうだ』と。




本日カフェに水着のホシノさんが来ました。

しかしタップしても汗のマークしか出ませんでした。
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