例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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まだ5話分しか書けていませんが待たせるのも申し訳ないので投稿します


黒服先生のミレニアム出張編#4

ーーーアビドス高等学校

 

ノノミ「平和ですねぇ〜」

 

セリカ「ほんと平和ね……」

 

アヤネ「入学してからというもの色々な出来事がありましたしここまでのんびりと過ごせているのは初めてかもしれません」

 

ノノミ「ホシノ先輩と黒服先生はラブラブ出張を楽しんでいるでしょうか……」

 

セリカ「黒服も男らしくないわよね。あんなあからさまに好意を持ってるホシノ先輩に対して気の利いた返事も出来ないなんて」

 

アヤネ「黒服先生の事ですから何か考えがあるのかもしれませんよ?焦らしすぎるのはどうかと思いますが……」

 

セリカ「たった一言伝えるだけじゃない。黒服がチキンなだけよ」

 

黒服「……皆様何を話しているのですか?」

 

セリカ「ぶっ……はぁ!?なんで帰って来てんのよ!?」

 

黒服「野暮用です。それよりも私がチキンとか何だの仰っていましたが一体どういうおつもりで?」

 

セリカ「うっさい!盗み聞きしてるんじゃないわよ!」

 

ノノミ「まあまあ。ガールズトークの一環ですので気にしないでください⭐︎」

 

黒服「そういう事にしておいてあげますよ。今はそれよりも……」

 

モモイ「アビドスの皆ァ!私が来たぁ!!」

 

アヤネ「え、えっと……どなたですか?」

 

黒服「こちらはミレニアムで知り合ったゲ……」

 

モモイ「そう!私こそミレニアムに生まれた超新星!1年生でありながらすでに数々の神ゲーを生み出している天才ゲームクリエイターの才羽モモイだよ!」

 

ノノミ「わぁ〜また凄い子が来ましたね〜」

 

セリカ「天才っぽくは見えないけど……人は見かけによらないのね」

 

黒服「?モモイが所属するゲーム開発部は世間一般的に言うとクソゲーしか作れていないとユウカが言ってましたが」

 

モモイ「……あの冷酷算術妖怪!!ゲームのゲの字すら理解出来ないくせに!!」

 

セリカ「天才故の苦悩……なのかしら」

 

モモイ「そうだ!ここの皆にもやって貰えば分かるよ!待ってて、今準備するから!」

 

ノノミ「あ、ディスプレイはそちらにありますよ〜」

 

モモイ「ありがとうヒーラーっぽい人!」

 

ノノミ「ヒーラー……?」

 

ーーー1時間後

 

モモイ「しばらく遊んでもらったけど……私達の自信作『テイルズ・サガ・クロニクル』はどうだった!?」

 

セリカ「まあ……悪くはないんじゃない?まさかゲーム内でも現実と同じくらいの借金を背負わされるとは思ってなかったけど」

 

ノノミ「踏み倒す為に宇宙に乗り出す発想は天才だと思います。これなら借金取りも追ってこないでしょうし」

 

アヤネ「動作も少し不自由なところがありますがそれに親近感が芽生えましたね。初めてゲームというものを遊びましたが結構面白いですね」

 

黒服「皆様顔が引き攣ってますよ。気を遣っているのが丸わかりです」

 

セリカ「ゲームなんだからもうちょっと楽しませる仕様でもよくない?」

 

ノノミ「ちょっと理不尽な要素が多すぎるというか……」

 

アヤネ「ストーリーもちぐはぐで……辻褄が合ってないような気がします」

 

モモイ「うっ……ユウカよりも的確にダメ出しされた……でも貴重な意見だよね!うん、そうだよ!」

 

黒服「驚くべきほどポジティブですね。……このようにゲーム開発部はスランプ?らしいので気分転換も兼ねてアビドスに戻って来たのです」

 

ノノミ「気分転換、良いですね。ですがモモイちゃん1人しかいませんよ?他の部員さんはどちらに?」

 

黒服「ああ、それなら……」

 

ーーー前回の最後辺りの回想

 

モモイ「ミドリ、なんか武器ない!?抵抗しないと!」

 

ミドリ「銃を使えばいいんじゃないかな……?」

 

モモイ「いくらなんでも銃はダメじゃない!?とにかく何とか対策を……」

 

黒服「もうよろしいですか?」

 

モモイ「ちょっと待って!!まだ迎撃準備が……」

 

ミドリ「あの……お2人は何をしに来たんですか?」

 

黒服「お2人……いえ、御三方に説明しますと私はアビドスから来た臨時の先生です。ユウカに頼まれて貴女達ゲーム開発部の様子を……」

 

モモイ「やっぱりユウカの刺客だぁ!?あの冷酷な算術使い、遂に強行手段に出たんだ!!」

 

ミドリ「ミレニアムプライスにはどうにか間に合わせますので……お慈悲を……」

 

ホシノ「この子達面白いねぇ……」

 

黒服「話が通じないの間違いでは?」

 

ホシノ「まあまあ。こういう時は根気よくやるのが1番だよー……うへぇ!?」

 

モモイ「ギャー!!ゴ○○リだー!!」

 

ミドリ「嫌ぁ!!お姉ちゃん何とかしてよ!」

 

モモイ「無理無理無理無理!!あんなの相手にしたくないよ!そこの黒い人、何とかしてよー!!」

 

黒服「……はぁ」

 

何故この小さな生物に恐怖を覚えるのか理解は出来ないがこれ以上騒がれても面倒なので黒い生物を処理した。その後ホシノがあまりにも嫌そうな顔をするので数分手を洗い続ける羽目になった。あの生物は何故あそこまで忌み嫌われているのだろうか?

 

モモイ「あっ救世主様ー!さっきはありがとう!」

 

ミドリ「おかげでこの部屋に平穏が訪れた」

 

黒服「お2人も落ち着いたようで何よりです。そういえば、先程終わりと叫んでおりましたが何があったのです?」

 

モモイ「実は……今回のミレニアムプライス用のゲームがまだ完成してないの!!このままだと廃部にするってユウカに脅されて……」

 

黒服「ユウカは成果を出さない事よりも『必要経費とか言いながら新作ゲームを買ったレシートを送りつけてきた時が1番腹が立った』と言ってましたが」

 

モモイ・ミドリ「うっ……」

 

黒服「そこに漬け込んで廃部にしようと考えてるみたいですね。物の価値は人それぞれですので理解が得られなくても仕方ありませんがね」

 

モモイ「だって新作ゲームだよ?買わないと損するしそこからアイデアが浮かぶ可能性があるんだよ!」

 

黒服「その理論はユウカに理解されないでしょうね」

 

モモイ「……とにかく何とかアイデアを出して新作を出さないと廃部になっちゃう!黒い先生、何か案を出してよ!」

 

黒服「案と言われましてもね……」

 

ホシノ「こういう時は今まで体験した事がない経験をすればいいんじゃないかなぁ。……そうだ先生、アビドスに連れて行ってあげたらどうかな?」

 

黒服「アビドスに?それは構いませんが真新しい経験が出来るでしょうか?」

 

ホシノ「何事も経験、だよ」

 

モモイ「それだ!そうと決まればすぐに行こう!」

 

黒服「モモイ、引っ張るのはやめてくださ」

 

言い終わる前に部室の扉が閉まった。

 

ミドリ・ホシノ「………」

 

残された2人で数秒見つめあってようやく、

 

ホシノ「先生が攫われた!?」

 

ミドリ「お姉ちゃんに前科が付いちゃう!?」

 

ホシノ「どうしよう……でもアビドスに向かったのであればいいかな……先生が居なくて寂しいけれど」

 

ミドリ「……もしかしてあの黒い先生の事が好きなんですか?」

 

ホシノ「えー何のこと?」

 

ミドリ「露骨すぎて分かりやすかったです」

 

ホシノ「………」

 

ーーー回想終わり

 

黒服「……それで途中まで引っ張られて来たのでモモイと2人で帰ってきたという訳です」

 

モモイ「善は急げって言うじゃん?だから行動あるのみだよ!」

 

セリカ「無鉄砲の間違いじゃないの?」

 

モモイ「いいの!とにかくここに居る皆で冒険に行くよ!!」

 

アヤネ「えっ、私達もですか?」

 

モモイ「当然!パーティを組むのはRPGの基本だよ!……うん、なんだかすっごく面白い事が始まりそうだね!」

 

黒服「(この少女……シロコ並みに面倒かもしれませんね)」

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