例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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黒服先生のミレニアム出張編#6

ホシノ「うへぇ〜さっすがミレニアム。ラインナップが豊富だねぇ」

 

ミドリ「ここなら衣装から足の爪先までコーディネート出来ますよ。私も初めて来ましたが……」

 

ホシノ「あまり身だしなみに拘らない子が多いのかもね。……私もつい最近まで拘らなかったし」

 

ミドリ「やっぱりあの黒い先生の事が?」

 

ホシノ「アビドスの皆には内緒だよ〜?」

 

ミドリ「(あの感じなら既にバレててもおかしくないような……)」

 

ホシノ「それよりも早く買い物を済ませちゃおう。先生がいつ帰ってくるか分からないしね」

 

ミドリ「それはダメですよ。オシャレをするなら目一杯時間を使わないと」

 

ホシノ「えーそんなガチガチにコーディネートする気は……」

 

ミドリ「振り向いてもらえないですよ?」

 

ホシノ「それは嫌だね……うん、ちょっと頑張っちゃおうかな」

 

ーーー

 

ミドリ「という訳で最近流行りのコーデを着てもらいました。ホシノ先輩、試着できました?」

 

ホシノ「こ、これって……部屋着じゃないの!?確かに可愛いけどさ……」

 

ミドリ「似合ってますよ、鮫パーカーパジャマ」

 

ホシノ「そうかな……?じゃなくて!もっとデートする時に着るような服が欲しいの!」

 

ミドリ「デートですか……でしたらこちらの……」

 

ホシノ「そっちはコスプレコーナーじゃん!!持ってこられても試着しないからね!!」

 

ーーー

 

ホシノ「へぇ〜爪を塗ってもらうだけでなんか気分が良くなるね」

 

ミドリ「随分とカラフルに塗って……左手の薬指の爪だけ真っ黒ですね」

 

ホシノ「無意識のうちにそう頼んでたみたいで……不思議だよね」

 

ミドリ「………」

 

ホシノ「も、もう……そんなニヤニヤした顔で見つめないでよぉ」

 

ミドリ「ホシノ先輩は染まりたい派なんですね」

 

ホシノ「えっ、何の事?」

 

ミドリ「こちらの話です」

 

ホシノ「うぇ……?」

 

ーーー

 

ホシノ「顔のマッサージからお化粧までされちゃったよぉ〜」

 

ミドリ「艶々になってますね……」

 

ホシノ「お試しで化粧品も貰っちゃったよ。恋する乙女の必需品!の一点張りで断りづらくて……」

 

ミドリ「それは一理あるかもしれませんが……その店員さん、圧が強いですね」

 

ホシノ「私が初めてのお客さんだったみたいでさ。テンションが上がっちゃったらしいよ」

 

ミドリ「えぇ……この店出来てから随分と経っているのに……?」

 

ーーー

 

店員A「こちらが『ロイヤルブラッドが1から作ったロイヤルブレッド』です」

 

ホシノ「一見ただの食パンだけど……」

 

店員A「この『ロイヤルブラッドが1から栽培した花の蜜』をかけてご賞味ください」

 

ミドリ「ロイヤルブラッドって何……?」

 

ホシノ「よく分からないけど美味しいよ」

 

ミドリ「それでいいのでしょうか……」

 

ーーー

 

ホシノ「さっき買った服と合わせるならブーツの方がいいのかなぁ」

 

ミドリ「大人の女性っぽさが出るのはやはりハイヒールだと思います」

 

ホシノ「うーん。悩ましいねぇ」

 

シロコ「ん、ホシノ先輩に似合うのはこれ」

 

ホシノ「お、おぉ!私のイメージに合ってる!ありがとミドリちゃん!」

 

ミドリ「えっ、今のは私じゃ……」

 

ホシノ「サイズも丁度良さそう!うんうん、これなら文句なしだね!」

 

ミドリ「……まあホシノ先輩が喜んでるしいっか」

 

ーーー

 

ホシノ「今まで買った服を着てみたけど……どうかな?」

 

ミドリ「とても良いですよ。大人の魅力を感じます」

 

シロコ「ん、これなら黒服も放っておかない」

 

ホシノ「そ、そうかなあ……うへへ……」

 

ミドリ「……さっきも近くに居ましたが……貴女は?」

 

シロコ「ん、ホシノ先輩の後輩」

 

ミドリ「何故ここに……」

 

ホシノ「シロコちゃんだからねぇ」

 

シロコ「そういう事」

 

ミドリ「何が……?」

 

ホシノ「とにかく2人ともありがとね。これで明日から先生にアタックしてみるよぉ」

 

ミドリ「上手くいくといいですね」

 

シロコ「大丈夫、こんなに可愛い先輩を放っておく人間はいない」

 

ホシノ「それは誇張しすぎだよぉ〜」

 

ーーー

 

ミドリ「さっきお姉ちゃんから『そろそろ帰るよ〜』って連絡が来たのでこちらも解散しておきましょう」

 

ホシノ「そうだねぇ。早く帰って来ないかなぁ……」

 

ミドリ「結構荷物がありますし途中まで送っていきますよ」

 

ホシノ「大丈夫大丈夫。自分の荷物だからね。これくらいなら運べるよ」

 

ミドリ「それならいいのですが……」

 

ホシノ「ミドリちゃん、今日はありがとう。今度またお礼させてねー!」

 

ミドリ「お礼なんてそんな……行っちゃった。……応援してますね、ホシノ先輩」

 

ホシノ「うへへ……先生はどんな反応してくれるかなぁ……可愛いって褒めてくれるかな……」

 

「妄想中のところ失礼するわね」

 

ホシノ「もしかしたらそのまま抱きしめられて……うへへ///」

 

「あの……小鳥遊ホシノ?」

 

ホシノ「んえ?何なのさ」

 

「ああよかった。無視されていた訳じゃないのね」

 

ホシノ「?ああ、会長さんかぁ。私に何か用?」

 

リオ「用があるから声を掛けたのだけど」

 

ホシノ「長くなるなら後にして欲しいなーって思ってるんだけど」

 

リオ「そういう訳にもいかないわ。アレが貴女の側に居ない今しかチャンスはないもの」

 

ホシノ「そういう事なら仕方ないなぁ……早めに済ませてねー」

 

リオ「ええ。ついてきなさい」

 

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