ベアカスとアっちゃんが一緒に居て私はお邪魔者扱い……おかしいとは思いませんか? 会長ちゃんが私のミスなので後でどうにかしますと言ってくれたから良いもの酷いと思います。アリウスの先生は私でありアっちゃんを幸せに出来るのも私。それなのにベアカスが出しゃばって……私は悲しいですよ。やはり私の期待を裏切らないのはヒナしかいませんね。そういえば最初の段階で紫色の封筒を2枚貰いましたが……これで当番? を呼べるみたいです。アリウス生が最低限生活出来るようになるまでは開封していませんでしたがベアカスにアっちゃんがNTRされてしまった以上此処でお姫様を取り返さないといけませんね。そう思って開けたんですよ、封筒を。そうしたらですね……
「おっはよー☆」
ミカです。うーんお姫様違いですね。嬉しいのは嬉しいのですが今はアっちゃんを取り返さなければならないのです。……まあ、せっかく来て頂けたのですから一度抱きましょうか。
「えーやだっ☆」
「なっ……抱かせてくれない当番だなんてそんなの……あんまりではありませんか……!!」
「当番=エッチな事をしてもいい訳じゃないよ?」
「何故ダメなのですか!? 一度ミカの事は美味しく頂きたいと思っていたのですよ? その綺麗な脇を舐めてそのままの流れで……とか!」
「気持ち悪いじゃんね☆」
おかしいですね。何故ここまで好感度が下がっているのでしょうか? 確かに昔はミカにあまり好まれておらず苦労をしましたが封筒で呼んだ子に関しては記憶を引き継いでくると言っていたではありませんか。つまり私に対して多少の罪悪感を持っている繊細なミカが来てくれると思うじゃないですか。それが何ですか、私に対して気持ち悪いだなんて……ガチ泣きしますよこの野郎……
「まあいいや。とりあえず私、黒崎ミカの事をよろしくね☆」
「……黒崎ですか?」
「うん」
「聖園ではなく?」
「うん」
????????????
「ちなみに私の所属はセミナーだからねっ☆」
ッスぅ……ミカコユが此処まで進行しているとは……まさか既に籍をいれて……!? おかしいです、まだ式に呼ばれていませんよ!?
『あ、レア生徒さんを引いてますね』
急に脳内に語りかけてきたかと思えば馬鹿な事言わないでください。生徒に優劣はなく全員SSRでしょうが!?
『そこは☆3って言わないとだめですよ? ブルアカ二次創作の自覚が無いんですか?』
何ですか急に創作とか言い出して……仮想空間だからといってどんな発言も許されるなんて考えはやめましょう? それよりもレアとはどういう意味ですか?
『ただ普段通りの生徒さんと行動しても面白くないと思いまして……ベア先生が持ってたスマホのデータ内にあったカップリングを基に仮想空間である事を利用してあり得たかもしれない可能性の姿を何人かの生徒さんに用意したんです。黒崎ミカさんもその一人ですね』
……つまりこのミカはコユキと結ばれて家庭を持っている……そういう事なのですね? それならば残念ですが手は出せませんね。純愛を邪魔する事は私の美学に反します。それはそれとしてミカを触れないのは所謂寸止めに近しいものがありますね……ですがアっちゃんをNTRされた私の心を癒してくれるお姫様である事には変わりがないので膝枕程度は頼んでみましょうかね……その前にもう一枚の封筒も開けた方が良いでしょうか? もしかしたらフウカに染まり切ったリオとか見られる可能性があるのですよ? 百合調査隊の隊長として確認しない訳にはいきませんね!! ……あ、重要なのはアっちゃんを当番にする事ですからね。そこは揺るぎません
「ご機嫌よう」
そんな私の期待は美しい天使に打ち砕かれました。まさかミカとナギサが同時に現れるだなんて……これ実質トリニティのNTRをしてしまったのではないでしょうか? まあ、高貴なお嬢様学校であるトリニティを担当するに相応しいのは紛れもなく私だとは自負しておりますが……
「あらミカさん。貴女もこの自称ゲヘナの先生と言い張っている変態さんに呼ばれたのですか?」
「うん」
「困りますね。ハルナさんが逃げないように美味しい美味しいたい焼き味のロールケーキを用意していたのですが……」
「ハルナならゲヘナに居ますよ」
「……既に逃げていたのですか!? ハ〜ル〜ナ〜さ〜ん!!!!」
何がナギサをそうさせるのか。その答えに辿り着けないまま彼女はゲヘナに走って行った。……私の当番なのですが……
「ナギちゃんはともかくベア先生はなんでこんな廃れた場所に居るの? ここってアリウス地区だよね?」
「実はですね……アっちゃんをNTRされたのです……」
「NTR? それは許せないね。分かった、私がNTR相手を倒しに行ってあげるね☆」
「それが……仮にその相手を倒してしまったらアっちゃんが悲しんでしまいます。何故か私よりもそのカスを慕っているのですよ」
「面倒だね」
「そう言わないでくださいよ。キヴォトスに来て初めて出会った生徒がアっちゃんなのですから。彼女には好かれていたいのです」
『その割には声を出さない理由を勘違いして苦い薬を飲ませて嫌われていましたね』
「五月蝿いですよ、目の前でいちごミルクを飲んであげましょうか!?」
「わ、わ〜お、急に怒った……」
「……とにかく近いうちにアっちゃんを取り返しますからね。覚悟してくださいねベアカスゥ!!」
こんなにもベア先生に殺意を向けられるベアカスは今……アツコに抱き枕代わりにされて困惑している。
ベアトリーチェの事をどうにかするまで甘いものは禁止ね
先生はそう言って私の食べかけのパフェといちごミルクを没収しました。