例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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出番ですよ!


あっという間に最終章

……起きたらそんな通知がスマホに入っていた。おかしいな、私が最終章? に辿り着くのに二年ほどかかった気がするんだけど……まあ結構滅茶苦茶になってるみたいだしいいのかな……?

 

「ん、準備万端。このドレスもしっかり着こなし……」ビリッ!!

 

「"破れてるよ"」

 

「幸せ太りしちゃった」

 

「"シロコが幸せなら何よりだよ。まあ、そろそろ出番らしいから縫った後に行こっか"」

 

「ん」

 

多分幸せ太りじゃなくて胸がデカくなってるんだと思うよ、なんて言えないよね……恥じらいは持って欲しいけれど……将来的に見る事になるからいいかな……って何を考えていたのだろう……マエストロに毒されていたのかな……人外付き合いは考えた方が良いかもね。

 

「"じゃあ方舟を動かして……そうだなぁ、アビドスにでも着陸しよっか。シロコ、それぞれの先生に挨拶してきて。ちゃんとお土産を持っていってね"」

 

「ん、任せて」

 

黒いドレスを着ていると何故かシロコはワープが出来る。理屈はわからないけどロマンがあって羨ましい。色彩? そんなものはないよ。本来色彩を呼び出すベアトリーチェもアツコに振り回されたりベア先生もヒナと……何か変な事をしているし。私が呼び出された理由も試験の壁として彼らを見定めて欲しいってパフェを食べてる連邦生徒会長に言われたけど正直やり方はどうであれ私は既に認めてるんだよね。そもそも彼らの手助けが無かったら私とシロコは今此処に居ないし……だから適当に腕相撲とかして終わりでいいかなって。もし戦いに発展したら困るからね。具体的にどう困るのかって言われたら言いづらいんだけど……今回この場所に降り立つ前に大人のカードを渡されたんだよ。試しに誰か呼んでみようと思って使ったんだ。するとね、シロコしか出ないんだよ。シロコが6人出るの。中学生、ライディング、水着、花嫁? とにかく色々なシロコが呼び出せるんだ。様々な姿を見れるのは嬉しいけれど一人の生徒にだけ関心を向けるやり方はあまり好ましくなくてね……出来ればシロコ以外も呼び出したいんだけど『今の時点での貴方はシロコさんしか呼べませんよ?』って言われちゃったからね……まあいいや、とりあえずシロコの挨拶回りが終わるのを待とうかな。

 

ーーー

 

「ん」

 

「何ですかこれは」

 

「私と先生の結婚式の招待状」

 

「タイトルには『最終決戦への招待状』と書いてありますが。やはり成長しようとシロコはシロコなのですね。あちらの先生も頭を悩ませているでしょう……」

 

「ん、先生は私との将来をちゃんと考えてくれている。それに私はそっちのおふざけシロコとは違う」

 

「具体的にどう違うのでしょうか?」

 

「銀行強盗とメタ発言をしない」

 

「私のシロコと入れ替わる形で入学してくれませんか?」

 

「ん、お断り」

 

……この元テラーだった砂狼シロコ。昔こそ私に嫌悪感がありましたが今はそうでもないようですね。マエストロのお陰……なのでしょうか? とりあえずこの招待状とやらはこの先生試験における最後の試練なのでしょうね。今のうちにやり残した事がないか考えてから使うとしましょう。

 

「それじゃあ私は他の先生にも渡して来る。そこで寝てるホシノ先輩によろしく言っといて」

 

「ええ」

 

シロコ元テラーはそう言い残して次の先生に招待状を私に行ったものの……

 

「申し訳ありませんが今はヒナと朝までランデヴー中ですので後ほど来てください」

 

「今ユメを久しぶりに堪能しているんだ。邪魔をしないでくれ」

 

この様に営み中だからと相手をしてもらえなかった。

 

「ゲマトリアって色欲にまみれてるね」

 

「……それを私に言うのですか?」

 

ベア先生、マエストロ先生、どちらも夫婦の営みを行なっていたのでシロコは花の世話をしている染まっていないゲマトリアに愚痴を言いに来ていた。それに対して「なんだこいつ」と思いつつもちゃんと対応する辺り一番教師からかけ離れているベアトリーチェが一番二人よりもまともだとシロコは思っている。

 

「ん、先生たちが皆に手を出しているのだから私にも手を出してくれてもいいのに」

 

「変態どもはともかくシャーレの先生が手を出す筈がないと思いますが」

 

「それはそう。手を出してきたらドン引きする」

 

「そうですか。それよりも早く帰って頂いても宜しいですか? 花の世話で忙しいので」

 

「これだけ渡したら帰るよ」

 

「……これは一体?」

 

「しゃーれさぶれ。デフォルメした先生の姿を形だったお菓子だよ」

 

「私には白い化け物が描かれている様にしか見えませんが……まあ良いです、後でアツコと頂きますよ」

 

「ん」

 

ーーー

 

「みたいな感じで3人中3人がえっちしてたよ」

 

「"もう全員失格にしようかな"」

 

『それはちょっと……ほ、ほら。先生達は一応ラスボス? なので戦ってもらわないと困ります』

 

「"そう言われてもなぁ……前は操られるがままに色々やっちゃったし……今サンクトゥムタワーとか暴走させても面倒になるだけじゃないかな。それにさ……ヒナとホシノの二人を相手にして勝てる気がしない"」

 

『あー……』

 

 




ホシノ+ヒナ=過剰戦力
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