ウタハ「……なるほど。確かに面白そうだね」
ハルナ「如何でしょう?悪くない話だとは思うのですが」
ウタハ「そういうぶっ飛んだ発想は大好きだよ。……うん、新しい機械のじっけ……試すのにはちょうどいいね」
黒服「不穏な単語が聞こえましたが?」
ウタハ「大丈夫だよ。死にはしないさ」
黒服「科学の犠牲になるのは嫌ですね」
ハルナ「美食の為なら苦ではありませんわね」
フウカ「えっ正気?私は嫌だよ?」
ハルナ「そんな……!私達は一蓮托生だと仰っていたではありませんか!?」
フウカ「言ってないわ耳詰まってんの?」
ハルナ「手厳しい……」
ウタハ「とにかく開発はしてみるよ。そうだね……1時間もあれば終わるかな」
ハルナ「よろしくお願い致しますわ。……ところでマイスター、××等は作れますか?」
ウタハ「生憎薬学の心得はなくてね。ヒビキなら多少は知識があると思うけど」
ハルナ「まあ。そのヒビキというお方を紹介していただけませんか?」
ウタハ「それは構わないけど……彼女は今トリニティに居るんだ」
ハルナ「それは少々困りましたわね。仕方ありません、またの機会に」
ウタハ「ゲヘナ生は面倒だよね。いっそ条約でも結べば楽になるんじゃないかな?」
ハルナ「本当そうですわね。ゲヘナとトリニティ、互いに差別がなくならないので正直迷惑です。表立って行動出来ないので天にも昇ると言われているロールケーキを頂けてないのです」
ウタハ「ああ、前に先生から差し入れで貰ったやつかな。あれなら3食食べれなくもないくらい美味しいものだったよ」
黒服「ロールケーキ3食は厳しいのでは?」
アカリ「そうですよ。せめて30食はないと」
黒服「量の話ではありませんよ」
ホシノ「アビドスの皆にお土産として持って帰ってもいいかもね」
黒服「悪くはないですがここからトリニティは結構な距離ですよ」
ホシノ「大丈夫大丈夫。1日くらい伸びたって皆は気にしないよ〜」
黒服「……ホシノが食べたいだけなのでは?」
ホシノ「えぇー何の事ー?」
ハルナ「お待ちなさい。私も連れて行ってくださるかしら」
ホシノ「ゲヘナ学園所属の貴女は連れて行けないよー」
ハルナ「くっ……」
ホシノ「……まあ、買いに行った時に余ってたら差し入れしてあげてもいいよ?」
ハルナ「なんと有難い申し出……しかしロールケーキだけ差し入れされても意味がありませんわ」
ホシノ「えぇ……」
ハルナ「ほら、貴女なら分かるでしょう?……ね?」
ホシノ「それはダメ。絶対にダメ」
ハルナ「後生の頼みです!このスコヴィル値1000万級の激辛スパイスを差し上げますから!!」
ホシノ「そんなヤバそうなもの要らないよ!」
フウカ「……何処の先生も苦労しているんですね」
黒服「分かってくれるのですね……」
フウカ「ゲヘナ学園も似たようなものですから」
黒服「ベアトリーチェも大変なのですね」
フウカ「なんだかんだほとんどの生徒に慕われていますけどね。時々というか毎日暴走するのは困りますが」
黒服「彼女は何をやっているのですか……」
イズミ「でも怒ると怖いんだよねー」
ジュンコ「悪魔みたいな姿になるし慣れるまでは夢に出てきたなぁ」
黒服「……美食研究会が問題児という事は理解しました」
フウカ「よかった、ちゃんと他の学園の方にもそう思ってもらえて」
黒服「フウカも苦労が多そうですね」
フウカ「あれに振り回されてばかりですから……」
ハルナ「ですから……する人と食べる食事はですね……」
ホシノ「全部ダメだって言ってるでしょ!!先生は私のものなんだから!」
ハルナ「なっ……そんな大胆な告白をするなんて……」
ホシノ「……あっ///」
フウカ「……お2人は付き合っているのですか?」
黒服「いいえ。生徒に手を出すのは教師としてダメでしょう」
フウカ「えっ、マザーは風紀委員長と毎日添い寝していますよ?」
黒服「それがおかしいだけです。……ところでフウカはいつまで縛られたままなのですか?」
フウカ「あっ。解いてくれませんか?」
黒服「……慣れというものは恐ろしいですね」
ーーー1時間後
ウタハ「完成したよ。上昇気流を発生させて雲の上まで運んでくれる自律型機動装置、その名も『フ○ザ○イラ』。ついでに暑い夏も乗り切れるように寒冷機能も付けておいたよ」
黒服「あれに乗って雲に向かえと?」
ホシノ「刺々しいねぇ……」
ウタハ「いや、身体はそこまで強くないんだ。だからこのパラセ……」
黒服「それ以上はやめておきましょう。とにかくこの布で風に乗って……正気ですか?」
ウタハ「科学に犠牲はつきものさ」
黒服「それを言えば許されるとでも?」
ハルナ「充分ですわ。美食の為ならばこの程度の試練容易いものです!」
アカリ「こうやって上空に行くのは新鮮ですね」
イズミ「あはは!楽しいー!」
ジュンコ「うわっ、あの機械トゲ飛ばしてくる!変な機能をつけないでよ!」
フウカ「(いつもの顔)」
ハルナ「私達も参りましょう。さあ黒服先生、お手を差し出してくださる?」
黒服「嫌な予感しかしませんが……こうですか?」
ハルナ「ありがとうございます。……いざ美食へ!」
黒服「ちょっ……」
ハルナ「大丈夫ですわ。私に抱きついておけば落ちる事はありません」
黒服「……そうせざるを得ないようです」
ハルナ「(なるほど……これが吊り橋効果!)」
ホシノ「……ねえウタハちゃん。あれ撃ち落としていいかな?」
ウタハ「構わないけれど黒服先生に危険が及びそうだからやめておいた方がいいよ」
ホシノ「あの小悪魔許さない」
ウタハ「……ショットガンの整備用の機材を貸すよ」
ホシノ「ありがとう」
ーーー上空
黒服「何故こんな事に……」
ジュンコ「うわっぷ……雲に顔から突っ込んじゃった」
イズミ「来たのはいいけどこれどうやって食べるの?」
アカリ「この氷ピ○○ンで雲ごと凍らせればいいのです」
黒服「そろそろ怒られませんか?」
ハルナ「今更ですわよ」
アカリ「これを投げつければ数秒後には……ほら、固まりましたよ!」
ジュンコ「あれ、これ地面に落ちるんじゃ?」
黒服「……落ちてますね」
ハルナ「あら……あの機械にぶち当たりましたわ」
アカリ「そうなると……つまり」
ハルナ「はい。爆発ですわ」
黒服「は?」
ハルナ「3……2……1……」
黒服「カウントしてる場合ではな……」
ーーー地上
ウタハ「あっ」
ホシノ「せ……先生?」
ウタハ「私の開発した○リザ○イラが……」
ホシノ「……うわっ氷の塊が落ちてきた」
「全く……とんでもない1日ですよ」
ホシノ「!!先生無事だったんだ……ね……」
黒服「ええ。スーツの上半身は破けましたが……ネクタイが無事でよかったですよ」
ホシノ「………」
黒服「ホシノ?」
ホシノ「……うへぇ///」
黒服「???」
ハルナ「ご馳走様です」
黒服「何も食べてませんよね?」
ハルナ「いえ、大変美味なものを頂きましたわ」
アカリ「ハルナさん、何を食べたんです?」
ハルナ「それは……言えませんわ」
アカリ「あらあらぁ」
イズミ「この機械割と美味しい」
ジュンコ「えぇ……」
ウタハ「私の機械が食べられてる……」
ホシノ「うへへぇ///」
黒服「……誰かこの惨状をどうにかしてください」
フウカ「黒服先生」
黒服「おやフウカ」
フウカ「これがゲヘナ学園です」
黒服「……なるほど」
この後一応雲を固めた氷を食べたもののただの氷以外の感想はなかった。他のメンバーも変な顔をしながら食べていたが隣に座っていたハルナだけは満足そうに笑っていた。
何かの簡単な早見表
ホシノ→黒服
ハルナ→黒服(一目惚れ)
ヒナ⇔ベア
ベア→ゲヘナ生徒達
ヒビキ→マエ
セリナ→マエ
ユウカ→先生
ノア→???