例えばこんなゲマトリア   作:スカイブルーホワイトヘアー

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節度は守ろうね

アビドスと百鬼夜行を楽に行き来できるポータルのようなものを用意する。ホシノの都合を考えた結果アビドスと百鬼夜行を自由に行き来出来るようにした方が良いと考えこのような行為に及んだ。ホシノ以外にも他生徒達が互いに交流して良い刺激になるといった目的もあった。決して人目につかない所でアヤメと過ごそうとした訳ではない。

 

「…そろそろ離れて頂いてもいいでしょうか?」

 

「ごめんもう少しだけ…うん、これで大丈夫。ありがと黒先」

 

満足して頂いたので離れてもらい軽く近況を聞いた。何やら飲食店を爆破するテロリストが訪れたらしく被害が出たものの偶然居合わせたトリニティの生徒が解決したらしい。…どう考えても身内のやらかしであるのでまた間接的にアヤメ達に迷惑をかけてしまったのだろう。

 

「…で、この裂け目がアビドスに繋がってるの?」

 

「ええ。片道2分程度で行けます。良かったら入ってみますか?」

 

「じゃあ失礼して…あっ」

 

突然動きを止めたアヤメの視線の先には笑顔でショットガンを構えているホシノが居た。

 

「お二人ともお熱いねぇ…で、どっちからお仕置きされたい?」

 

「あ、あははーそんなホシノさんったら。私が黒先とそういう関係なわけないじゃん~ヤダナー」

 

「そうですね。私はホシノ一筋ですので」

 

「うへ///」

 

そういうといつも通りホシノは目をぐるぐるさせ気絶したので事なきを得た。そろそろ耐性をつけてほしいと思いつつ変わってしまうとそれはそれで寂しくなるのでこのままでもいいか…と考える自分もいる。なんて考えをしながらアヤメを連れてアビドスに戻り繋がっている事を確認した彼女は満足そうに戻っていった。今から挨拶でも、と伝えたがこの後緊急で予定があるらしくアビドスと百鬼夜行、基百花繚乱との交流会は後日という事に。後日この裂け目は扉形式に変更して安定度を高めホシノがまた何処か知らない場所に飛ばされて面倒ごとに巻き込まれないようにしよう。

 

『ふっ…いつから自分が巻き込まれない側であると錯覚しているのですかこのあんぽんたグベラァ!!』

 

…最近脳内ベアトリーチェをぶっ飛ばすのも慣れてきてしまった。定期的にクソリプを送ってくるので鬱陶しいにも程がある。しらないうちに何かを埋め込まれているのではと疑うくらいには頻度が高い。せめて無害なものならばともかく赤いおばさんに囁かれて喜ぶのはゲヘナ生とアリウス生、その他手を出された生徒くらいだろう。

 

「…あ、また意識が…って先生!! 隠れて他の子とイチャイチャしてたでしょ!!」

 

「起きて早々元気ですね。何度も言っていますが私はホシノ以外に興味がないので他の生徒といちゃつく趣味はありませんよ」

 

「それは分かってるけどダメなものはダメ!! いつ先生の魅力に気づいた子達に襲われるか分からないんだよ!? キヴォトスの治安は良くないんだからね!?」

 

「それは理解できますが…」

 

「甘い、甘いよ先生。純粋なキヴォトス人と一般人の力の差は歴然なんだよ? 物凄く良い子なアヤネちゃんだってその気になれば先生を押し倒せるんだよ?」

 

「そんな某バトル漫画みたいな例えを出されても…まあ、私の生徒は距離感を弁えて誠実な行動を…行動を…」

 

突如頭に思い浮かぶのは首輪を振り回して凶器に満ちた笑顔を浮かべているノノミ、サムズアップをしているシロコ、先程抱き着いてきたアヤメの蕩けた表情、定期的に腕に抱き着いて甘えてくるケイ。

 

「ホシノ」

 

「?」

 

「気を付けます」

 

「ありがとう」

 

悲しい事に自身の対応で不誠実な生徒を生み出している可能性が出てきた為もう少し距離をとった対応をしなければと考え方を改めた。…まさかマエストロの嫁であるユメもいずれは「黒服すき…」と甘えてくるようになってしまうのでは? …流石にそれはないと思いたい。浮気やNTRは絶対に彼女の幸せに繋がらない行為になる。

 

『一体いつから自分が愛される側だと錯覚してゲブラッ!?!?』

 

嗚呼煩わしい、本当に煩わしい。段々と怒りが溜まって言っているのを感じる。然しながら本気で怒る程ではないのでホシノに発散してもらおうと考え無意識のうちに抱き寄せていたらしく顔を真っ赤にしながらも腰に手を回して先程のアヤメを上書きするように抱き着いてきた。

 

「アヤメちゃんっていい匂いするよね。…先生のスーツにつくくらい。だからこうして私ので上書きしないと」

 

「一日のうちほぼ全ての時間を一緒に過ごしているのでホシノの香りは染みついている筈ですが」

 

「そうだとしても1%でも他の子の匂いが混ざったら嫌なの。先生は私100%でないと意味がないんだから」

 

「それは手厳しい。それならば定期的に人前でも抱き着いてもらい上書きして貰いましょうか」

 

「うぇ///」

 

「それならば100%ホシノを維持する事も可能になりますし私がホシノの所有物であると周囲の生徒に見せつけられますよ」

 

唐突な提案にはなってしまったもののあまりにも耐性が低すぎるホシノの修行になるのでは…と考えた。然し案の定、というべきだろうか。ホシノは顔を真っ赤にして「人前ではむりぃぃぃぃぃ!!」と叫びながら部屋を出て行ってしまった。…せめて卒業するまでには気絶したりしなくなればいいが…

 

『ですがそれもホシノの可愛さの一つなのでは?』

 

それはそう。










お仕事が忙しい影響でお話のストックがなくなってしまいました。途切れないようにはしますがもし途切れたらベア先生を脱がします
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